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サウル・アルバレス対シェーン・モズリー(2012/05/05)

2012-05-06 12:46:27 | ボクシング

WBCスーパーウェルター級タイトルマッチ

21歳のSW級王者、メキシコのサウル・アルバレス選手(Saul Alvarez)が40歳の元3階級制覇王者シェーン・モズリー選手(Shane Mosley)の挑戦を受けた一戦は米国ネバダ州ラスベガスで行われ、アルバレス選手が大差の12回3-0判定を制して王座防衛に成功した一戦でした。

左ジャブを数多く突いて出るモズリー選手の立ち上がり。リズムとペースを作ろうとの意識が見えるベテランのスタートですが、カネロ選手はタイトなディフェンスで落ち着いて対処。モズリー選手の左を上手くカバーしながら返す正確で強いショットでペースを確実にキープしていきます。
正確にヒットする左ジャブや上下への左フック、ワンツーやワンツーからフォローする左フック、アッパーなどの巧みな攻めで少しづつ、しかし確実にペースを掌握していくカネロ選手の若者らしからぬそつのなさ、安定感が見事でした。
モズリー選手も中盤以降、身体を寄せていくことでペースを変えようと試みるのですが、7回には出るところに浴びせられたワンツーでの右ストレート、さらに追撃された右アッパーで動きを止められ、9回には強烈な左フックのボディブローで腰を落としかけるなど苦しい展開が続きます。
試合最終盤、疲れからかやや手数が落ちたカネロ選手に対する叩きつける右フック中心のプレスでペースを手繰り寄せかけもしたモズリー選手でしたが時既に遅すぎで、3者が大差をつけた文句なしの3-0判定をカネロ選手が制するイージーと言ってもいい完勝でした。

公式のスコアは119-109が2人、118-110が1人の3-0アルバレス。シロート採点119-109アルバレス。
11回12回とモズリー選手のプレスが有効だったのは確かですが、それでもピンチと言えるような局面は最後までなし。3回にカットを負う場面もあったアルバレス選手ですが、終始ペースをコントロールし続けていたカネロ選手のフルマークもありな大勝でした。スピードもパワーも素晴らしいですし、年齢からは想像できない落ち着きとスキルにも驚かされます。これから一体どんなキャリアを築いていくのか、末恐ろしい21歳です。

アルバレス選手は40勝(29KO)1分。モズリー選手は46勝(39KO)8敗1分。



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-05-07 08:17:16
モズリーは完敗でしたが、最後まで勇敢でしたね。パッキャオ戦が嘘のようでした。
ただ、反応速度や自慢のハンドスピードも近年よりさらに落ちていました。もう潮時でしょうか?
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Unknown (管理人)
2012-05-07 21:37:27
>Unknownさん
戦うステージを一段二段落とせばまだまだイケルとも思うんですけどね。
トップクラスの戦いを考えた場合、潮時というのはまさにその通りなのかもしれません。
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