犬と猫と考える

レスキューした犬猫と考える。。生き物の大切さ。。

アメリカの野生化の馬問題

2015年11月08日 | 馬のこと
アメリカでは馬肉は禁止です。

これを聞いて、ベジタリアンの人たちやビーガンの人たちはほっとしてるとおもいます。
でも馬肉になる肉を輸出してる国はアメリカなんです。

馬肉は食べませんが、馬は提供しますよ〜 というのがアメリカのやり方。
どこから、その馬肉が? 

ここアメリカでは年々、野生の馬が増え続け、牧場主たちが困り果ててるというのです。
ある牧場主が

”馬は好きだよ。でも、野生の馬はおれらの牛が食う草をすべてたべちまうから、殺したいぐらいだ”

なんで? 野生もドメスティック化された馬もおなじじゃないか?? 訓練すれば? 

アメリカ政府のやり方はこうです。。下のビデオをみてもわかるように、ヘリコプターでアメリカ政府の主要地まで疲れ果てるまで追い回すのです。
その中に入らない馬はゲリコプターなどの先でつつきまくる。





馬は人間と同じように家族を大事にします。
離れ離れになった家族のストレスで、主要地に着くとそのまま死んでしまう馬もいます。
子馬も何日も食べずに走らされて、挙げ句の果てママとは離れ離れ。。そのまま息をひきとる。。
年老いた馬もストレスで追い回されたのちに命を引き取ります。


これらの馬を助けようと人々も動いてくれました。

この何千頭の中から年2回、”ムスタング エクストリューム メイクオーバー”という大会があり、100頭の馬、100人、100日間かけてトレーニングをするという大会です。

この大会のドキュメンタリーフィルムがこちらです。





でも。これらにでれなかった馬は?
アメリカ政府の狭い狭い所用地に入れられたまま、何ヶ月。。世話もろくにされず、そのまま日本、カナダ、メキシコなどに肉として送られます。


これでいいのか? こんなひどい仕打ちをさせておいて。。

一人の女性がいま、この野生の馬をフリーにしようと運動をしてます。

ローラ リーさん。。

彼女のウエッブサイトはこちらから。。 

彼女はWild Horse Educationと題して、アメリカ中で講演をなさってます。
その彼女が来週うちの大学にもきてくださるということで、すごく楽しみです。

少しでも多くの方にわかってもらいたい、アメリカのムスタングの事情。。


今日もお付き合いありがとうございました。




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