「ドラキュラ紀元」の続編。
ボウルガードとジュヌヴィエーヴの活躍によりドラキュラがイギリスを追われてから30年たった第一次世界大戦中のフランスが舞台です。
さてさて、困りました。
第一次世界大戦は世界史の一番苦手なところ。
そのころの世界情勢はさっぱり分からないのでした。
しかも戦記もの。
戦争モノは苦手なんですよ。ドイツ人の名前はおんなじに見えるし。
と、言うわけでその辺が詳しければもっと楽しめたのにな~ってのが感想です.
ドラキュラ伯爵はイギリス脱出後、ヨーロッパ宮廷を渡り歩きドイツの首相兼軍最高司令官となってイギリスを攻め立てています。
一方、ボウルガードは、長生者(エルダー)ジュヌヴィエーヴと愛人関係にあったにも関わらず、転化はせずに温血者のまま64歳になっているけれど、今でも素敵な紳士でマタ・ハリに口説かれちゃったりします。
もちろんディオゲネスクラブも健在で、マイクロフト・ホームズ(ホームズのお兄さん)とともに闇内閣のトップにボウルガードも座しています。
フランボワ城にはドイツの第一戦闘航空団(JG1)が着任して以来、不穏な動きがあり、それを偵察させるため、若き日のボウルガードを髣髴とさせるウィンスロップは前線に派遣されます。
そこで、ウィンスロップはJG1の真の姿を目撃することになり、彼は変わっていくのです。
温血者ウィンスロップと新生者ケイトの恋は、ボウルガードとジュヌヴィエーヴとの関係のようになるのかと思いきや(そうなっていたら、途中で本を投げ出していたことでしょう)ウィンスロップの変化によって辛いものへと変わっていきます。
前作でもドラキュラの血統は変身能力を備えているとされていましたが、それは完璧なものではありませんでした。
今回は、血統を混ぜ合わせることにより、より完璧に近い変身が実現されました。
血統によってヴァンパイアの能力が違うというのも面白いですね。
ヴァンパイアに転化すると芸術的な才能も失われるとありましたが、転化したニジンスキーとイサドラ・ダンカンの「春の祭典」は見てみたいです。
本書では、私のお気に入りのコスタキの出番がほんの少しだったので残念です。
巻末の、ジュヌヴィエーヴの手紙も気になるところ。
ボウルガードは、続編「ドラキュラ崩御」でどのような活躍をするのか、楽しみです。
ドラキュラ戦記
ボウルガードとジュヌヴィエーヴの活躍によりドラキュラがイギリスを追われてから30年たった第一次世界大戦中のフランスが舞台です。
さてさて、困りました。
第一次世界大戦は世界史の一番苦手なところ。
そのころの世界情勢はさっぱり分からないのでした。
しかも戦記もの。
戦争モノは苦手なんですよ。ドイツ人の名前はおんなじに見えるし。
と、言うわけでその辺が詳しければもっと楽しめたのにな~ってのが感想です.
ドラキュラ伯爵はイギリス脱出後、ヨーロッパ宮廷を渡り歩きドイツの首相兼軍最高司令官となってイギリスを攻め立てています。
一方、ボウルガードは、長生者(エルダー)ジュヌヴィエーヴと愛人関係にあったにも関わらず、転化はせずに温血者のまま64歳になっているけれど、今でも素敵な紳士でマタ・ハリに口説かれちゃったりします。
もちろんディオゲネスクラブも健在で、マイクロフト・ホームズ(ホームズのお兄さん)とともに闇内閣のトップにボウルガードも座しています。
フランボワ城にはドイツの第一戦闘航空団(JG1)が着任して以来、不穏な動きがあり、それを偵察させるため、若き日のボウルガードを髣髴とさせるウィンスロップは前線に派遣されます。
そこで、ウィンスロップはJG1の真の姿を目撃することになり、彼は変わっていくのです。
温血者ウィンスロップと新生者ケイトの恋は、ボウルガードとジュヌヴィエーヴとの関係のようになるのかと思いきや(そうなっていたら、途中で本を投げ出していたことでしょう)ウィンスロップの変化によって辛いものへと変わっていきます。
前作でもドラキュラの血統は変身能力を備えているとされていましたが、それは完璧なものではありませんでした。
今回は、血統を混ぜ合わせることにより、より完璧に近い変身が実現されました。
血統によってヴァンパイアの能力が違うというのも面白いですね。
ヴァンパイアに転化すると芸術的な才能も失われるとありましたが、転化したニジンスキーとイサドラ・ダンカンの「春の祭典」は見てみたいです。
本書では、私のお気に入りのコスタキの出番がほんの少しだったので残念です。
巻末の、ジュヌヴィエーヴの手紙も気になるところ。
ボウルガードは、続編「ドラキュラ崩御」でどのような活躍をするのか、楽しみです。
ドラキュラ戦記
お邪魔してしまいました。
突然ですみません。
そしたら、私も好きなヴァンパイア系列の
カテゴリーがあるではありませんか!
というわけで、ドラキュラ紀元も面白いですけどドラキュラ崩御もすごいです。
しかし、この小説は世界の小説史の中の
吸血鬼オールスターがさりげなく登場して
楽しませてくれますよね
私も好きなんですよ~って、このカテゴリーを見れば一目瞭然か。
仲良くしましょうね
ドラキュラ崩御も凄いんですか。
それは読まねばなりますまい。
本屋にあるのは知っている。知ってはいるが買っていないのでした。
あ~、買いますよ、買わせていただきます。
キム・ニーマンのこのシリーズは、ヴァンパイアオールスターズ揃い踏みで、マニア必見ですよね。
読んでいて、おおっ!とかきゃ~!とか、叫びまくりです。
ブログには書いてないんですが、ボブ・カラン「アイリッシュ・ヴァンパイア」も、面白かったですよ。
本文の素晴らしさもさることながら、巻末の訳者あとがきが、マニア発見!てな感じで、頬が緩んじゃいますよ。
最近、ヴァンパイアものから遠ざかっていまして、このカテゴリーに画像をつけたり、アマゾンにリンクしたりしていないことに気づきました。
海より深く反省。
先日は、ブログにきていただきありがとうございました。
バンパイアもので私が、お勧めなのは
ロバートRマキャモンの「奴らは乾いている」
です。
キングの「呪われた町」に触発されながらも
、見事にブレークスルーしてます。
この作品に出てくる、悪の親玉「プリンス・コンラッド」も上記キム・ニューマンの作品にさりげなく出てたりするのでにくい演出です。マキャモンは近年、ホラーから足を洗いましたが、その才能は衰えず良作を出していますよ。
(昨年、出版され話題になった、魔女裁判を題材とした「魔女は夜ささやく」もいいですよ。
以上脱線しましたが、ぶんぶくの
おすすめでした!
ニューイングランド関連は、ホーソーン「緋文字」を読んでから、俄然興味を持ちまして、セリア・リーズ「魔女の血をひく娘」から、「魔女は夜ささやく」に流れました。
ミステリーとしてはどうよ、と思うところがありましたが、主人公や、魔女として裁判にかけられる女性など、登場人物がとても鮮やかに描かれていたて、最後まで一気に読みました。
他の小説は読んでいないのですが、「少年時代」が面白そうだな~と思っていたところです。
ヴァンパイア物も書いているんですね。知りませんでした。
今度、探してみます。
「呪われた町」は、何故か上巻だけ持ってるんです。
最近、ブックオフで見つけました。
ずっと読みたい本リストには入っていたんですけどね。
下巻を手に入れてから読もうかな~と。
これが積み本になる原因か?
積み本で思い出したけど、ダン・シモンズの「夜の少年たち」も持っているんですよね。
ああっ、積み本を解消しなければ・・・