リーバスシリーズの最新刊。
リーバスは、もう金の万年筆がもらえる歳で、性格上問題も多い警部なので、上司からは嫌がられ、犯罪捜査部の組織再編成の折には、自分のテーブルすらない。
窓際族(古っ)というか、無言の意図で退職を迫られているわけだ。
そんな事情を察しながらも、いつものようにハイレベルなユーモアを披露し、なつかしのロックを口笛でしつこく吹いている。
唯一の救いは、シボーンと同じ警察署に所属しているということぐらい。
そのシボーンは、どんどんリーバス化しているのが目立ちます。
今回の作品は、リーバスの退職に先駆け、足跡をいろいろなところに残していこうというような雰囲気がなんとなく漂っている印象を受けます。 . . . 本文を読む