とんでもないほど長ったらしいタイトルですが、著者の言うところによりますと、「平成3年5月2日~」と本書に一緒に収録されている「今年の夏は雨の日が多くて、」は、
題名を持たないんだとか。
つまり、文章の最初が記されているだけ。
本を選ぶとき、まず最初の一文を読んでみて、これはイケそうだとか、
無理かななどと思いませんか?
それを考えてみますと、とても親切でありますし、この後の文章に興味を抱いたのは、 . . . 本文を読む
ある学生から「なにか、信じるに足るものがありますか」と問われ、うろたえながらもガンジーのことを語り、著者は、もう一人の、名の知らぬ仏僧のことを思い浮かべます。
そのベトナム僧は、南ベトナム政府と圧倒的な軍事力で蹂躙してくるアメリカに抗議するため、ガソリンをかぶってわが身を焼いたという。
1963年のことです。
その仏僧の核心に迫るため、著者はベトナムに飛びます。 . . . 本文を読む
この本もゆきさまのHPからの紹介本です。
それがなかったら、絶対に気づかなかったし、目にすることもなかったのではないかというマイナーな本であります。
何しろ、アマゾンにさえ、リンクが貼れないというしろもの。
三島図書館は、いろいろ物持ちのいい図書館ということで、本当に助かります。
本書の主人公は16歳で、母親と2人暮らし。
時代考証的には、昭和30年代といったところでしょうか。
場所は四国。
少 . . . 本文を読む
吃驚したよ。
アマゾンでリンクを貼ろうとしたらユーズドで、5980円
もしかして、貴重品?
私は夢の宝物殿、三島図書館で、借りたけどさ。
初版本だし、状態もすごく良いぞ。
のどから手が出るほど欲しい人もいるんだろうな~。
本書は、梨木香歩「ぐるりのこと」の中で引用されていて、梨木さんが眩暈感を覚えると書いていたので、とても興味がわきました。
眩暈がするというのは、鳥の視点で文章が描かれているから . . . 本文を読む
カテゴリーに迷った。
純文学か?ファンタジーか?
外見はファンタジーだけれど、中身は純文学ということで、純文学に決定。
そんな、不思議な味わいのある1冊です。
ほんとのこというと、日本人作家はほとんど読まない。
でも、食指が動く時もある。
この本はまんださまのブログで紹介されていて、
面白そうだなぁと思ったのがきっかけなのです。
紹介文を読んだときは梨木香歩「家守綺譚」的な本かしらと思いました。 . . . 本文を読む
Gooの本の紹介ページを見ていて、興味を持った本です。
兄の部屋を弟があさる、家庭内ストーキングだ。
とあったのでこれは面白そうだと勢い込んで読んみはじめました。
最終章にを読み進めるまで、「なんだ~、ふつうじゃん。」て感じでしたが、
最終章に入ると、なるほど、これは変態小説。
最終章といいましても、この小説には第一章とかいう目次が無いのです。
小説を読むとき、目次はあまり気にかけないほうなので、 . . . 本文を読む