こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

やまぐちアディクションフォーラムに行ってきました

2011-10-30 18:38:47 | 日記
今日は、山口県セミナーパークで第2回 やまぐちアディクションフォーラム が開催されていました。

アディクションというのは、自分ではやめたくてもコントロールが効きにくい習慣やのめりこみの
ことです。
日本語では嗜癖(しへき)といいます。

アルコールやギャンブルや薬物、摂食障害(過食・拒食)などは代表的ですが、近頃では過度の
インターネット依存、上手くいかない人間関係のパターンなど・・・数えればキリがないのかも
しれません。

誰しも癖はあるでしょう?
その中で、「生きづらい」と感じるところまでその癖が要因となっているとすれば、アディクションと
言えるのかもしれません。

午前中は、体験発表がありまして、午後は、福島学院大学福祉学部・大学院臨床心理学研究科 教授の
香山雪彦先生による、

「 依存:生き延びるための行動、生き延びさせてくれない薬物、お互いを引き込む関係 」

という演題のお話をお聞きしてきました。

会全体を通して、あるいは私自身の経験の中で思うことです。

アディクションは千差万別。そこに至る理由がすべて違うならば、そこから治るための方法もすべて
異なるわけです。

信じることができないことは苦しい・・・

あえて、癒えるヒントを一言で表すならば信じるこころを育むことではないかと感じています。

過去の経験の中で人を信じられなくなる原因があって、深く人と関わることを拒む方法として選ぶ方法と
して色々なアディクションに陥ることが多いようです。

人は決して一人では生きてはいけない。

しかし、自分の感情・行動には責任を持たねばいけない。

間違いだと気づけばいつでも選択し直せる。


本人一人では解決が難しく、家族が関わっても難しい。そして専門の援助者が存在しても一朝一夕とは
いかない問題です。

それでも、生きることを諦めていただきたくない・・・心から願います。

一人で悩み過ぎないでください。

かきかわ統合医療相談室


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