こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

子供たちの反抗と親の思い☆自立と心の交流

2012-07-30 21:37:55 | 日記
なぜ、人には感情があるのでしょうか?

悲しい、寂しい、大っ嫌い・・・いっぱいいっぱいしんどい感情が起こるのは、

嬉しい、楽しい、大好き・・・いっぱいいっぱい幸せな気持ちを感じるためではないでしょうか?


明るいところから暗いところに行けば、そこが暗いと感じますし、暗いところから明るいところに行けば

そこは明るいと感じます。


とは言え、なるべく、辛いことは避けたいですし、楽しいことだけを感じていたいです。


ところがなかなかそういう訳にはいきません。


何が一番大事ですか?

大事なことを大事にできていますか?



学校に行くこと? 勉強すること? 試験に合格すること? 

仕事で成功すること? お金を儲けること?


人生の目的は何ですか?


目の前のことは、確かに目標ではあるかもしれませんが、それは究極にはあなたが生きる目的でしょうか?

あなたは、あなたがあなたであるために、あなた自身を幸せにするために生きていいのですし、そうした

生き方が出来ないとしても、それを誰のせいにすることもできません。


なぜなら人生の主人公はあなた自身だからです。


大切な家族を傷つけたり、友人を傷つけたり・・・

そのことであなたのこころは埋められますか?

あなたの孤独は癒されますか?


お母さん、お父さん、あなたの子供さんの人生のナビゲーションを手放してみませんか?

今、我が子がどこをどのように歩いていて、苦しいのかな? 辛いのかな? 大丈夫かな?

それを懸命に共に感じようとしても、他者が出来ることは、たとえ親でも話を聞いて感じて、

共感することしか究極はできません。


「 お母さん、私のそばにずっと居て。」


これは、物理的には叶えられたとしても、精神的には出来ないのです。


ご両親へ...胸を張って居てください。そして、間違いは間違いと認めることをどうか怖れないでください。

家族の中だけで解決がつかない時は、隠そうとせずに勇気を持って救いを求めてください。


思春期にアイデンティティの確立を学ぶ時期、

「 ずっとそばに居て。」

というメッセージは、真逆の表現に出ることがあります。

「 出ていけ!! 一人にして。」

本当は愛していても、それを認めることが怖い時は、

「 嫌いだ。」

と言うこともあります。


深層心理は、本人が気づいていないところにあります。

そうした、表現をすることで、自立しようと必死なのです。

必死だけれども、そこから出ることは怖い。

怖いけれど、怖がっていることは認めたくないし、周りから臆病だと見られたくない。


お父さん、お母さん、胸を張って居てください。

ご自身のお仕事に誇りを持ち、夫婦が敬い合い、懸命に子育てをしてこられたことは間違いではありません。

もちろん、親も人間。完璧なお手本になれないこともあったでしょう。

完璧ではなくても全てが間違いではありません。


もし、どこかに間違いがあるとすれば、今、苦しんでおられることを解決することを考えましょう。

そこに答えがあります。


その間違いは、おそらくご両親がお考えになっている視点とはまったく異なるのかもしれません。

人はこれまでの自分の人生観、過去の経験から道徳観や死生観、倫理観などさまざまな観念を学びます。

だからこそ、他人の目も必要なこともあるのです。他人の目も必要なのです。


私のカウンセリングには答えがありません。

なぜなら、答えはいつもクライアントさんの人生の中にあるからです。

一緒にお探しします。見えるまで併走します。


今が最も辛い時ならば、次に訪れる幸せをより一層強く感じるためにあるのだと信じましょう。

いつからでも遅くありません。


山口県山口市宮野の自宅で営む小さな心療カウンセリングルームはお盆も休みません。

いつでもお問い合わせくださいませ。

かきかわ統合医療相談室






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職場での人間関係の改善

2012-07-22 18:19:03 | 日記
人と人が力を合わせると、一人では成し得ないことができる・・・

当たり前のことですが、意外と自分に染みこんでいないと感じます。


楽しい時間、充実した時間を共有している時は一人ではないと思えても、辛い時、悲しい時、空虚に思う時は、

どれだけ大勢の中にいても独りぼっちだと思ってしまうのが不思議です。


なかなか出来ることではないのですが、自分の殻を破って成長するためには、ネガティブな思いに捉われている時ほど

一人ではないのだと、固執している何かを変えないといけないのだと感じることが必要だと思うのです。


仕事の現場でのこと...

上司は、部下が報告しなかったことを責めます。

「 なんで、言わんかったのか?」


部下はとりあえず、謝るのですが、このやり取りは永遠に続きます。

部下の心の声。

“ どうせ、言えば責められる。上司だって失敗しているじゃない?何で私だけ言われなきゃいけないの・・・

上司が失敗しても、それを責める人間はいないのに私だけは酷い言われ方をする。”



仕事上での、理想の形は、一つのプロジェクトを成していく中で何が欠けているかを上司も部下も一体になって

考えられて、個人の感情論は抜きにしてシンプルに問題解決に向き合っていけることです。


この感情論は抜きにして・・・ということほど実は難しいことはありません。


この例では、欠けている視点があります。

上司は最初から、相手が言わなかったと言い切っていますが、言えなかったのではないのか?と客観視できていない

ところです。


部下は、最初から責められることに捉われていて自分の責任を果たせていないことを相手のせいにしようとしていますし、

厳しい見方をすれば、仕事は他者評価を得るためにしているわけではなくて、それが与えられた役割だから果たさねば

ならないという意識も薄いのかもしれません。


結果から言えば、一つの問題がおきて、そのことで顧客に何らかのことで迷惑が及び、詫びねばならない状況であり、

そうしたことが一度ではなく同じようなことが繰り返されているとすれば、改善せねばならないことは確かであるということです。


そもそも、なぜ、人を雇用するのかを考えたとき、その仕事が一人では成し得ないものであり、そのためにマンパワーが

必要であるからではないでしょうか?


“ 仕事に必要な信頼関係 ”が結ばれていないと、同じ失敗を繰り返します。


ある問題が繰り返される時は、そこに決まったサイクルがあり、そのサイクルを見直さない限りはなおりません。


上司も部下も必要な連携がとられるためにはどうしていけば良いのかを積極的に考えること。

相手の言葉を聞く耳があるかどうか、自分が省みる必要もあるでしょう。


その人が好きでも嫌いでも、一緒に仕事をしていくチームならば、コミュニケーションは必要です。

コミュニケーション ⇒ 相互理解 は、仕事の一部でもあります。


カウンセリングでは、多くの方々のお話をお聞きするうえで、

「 誰にも言えない。親しいからこそ言えない。」ことがたくさん見えてきます。


言えなかったことを、出していくことで、それは気持ちの処理だけで良いものなのか、言わなくてはいけない部分

なのかを整理するお手伝いを致します。


上司、あるいは経営者は、賃金を支払っているので、部下、あるいは従業員が従うのは当たり前。

自分の間違いは指摘されたくない。お金を払うのは自分で、最終責任を負うのは自分なのだから・・・

そこに頑なな思いがあれば、歪みは生じます。


仰る通りです。従業員は、辞めてしまえば責任はなくなるけれど、経営者にはその後の不利益をすべて担わないと

いけないのですし、結果的にクレームや事故につながり賠償を求められれば、それは経営者が負わねばならない

立場なのですから。理屈はその通り。


それでも、人間には感情というものがあり、それは理屈では割り切れないところにあるから難しく、感情のある

人間と関わっていく以上は、思いやりを持たねば共に仕事をしていくこともできないのですね。


改善していくキーワードは、互いに相手が言わなかったのではなく、言えなかったのでは? と自分の視点を

見直してみることです。


どんなご縁も必要だから結ばれているのでしょう。

目の前のことを解決しましょう。信頼関係を結びましょう。


山口県山口市宮野の自宅で営む小さな心療カウンセリングルームの夕暮れ時はヒグラシの鳴き声がこだましています。

メランポジウム(別名金メダル)は今年もこぼれ種でたくさん咲きだしました。

かきかわ統合医療相談室







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なぜ、人は素直になれないのでしょう?

2012-07-17 20:49:08 | 日記
あるがままで、ありのままで構わないと言われても、それをなかなか受けとめられないのが人なのかもしれません。

なぜ、しんどいと感じるのでしょう?

なぜ、人生を楽しめないのでしょう?


画用紙を差し出され、

「 絵を描いてごらん。好きなものを描いていいよ。ここにあるクレヨンも色鉛筆も絵の具も好きなように使って

いいからね。」


と言われて、あなたが、何年も絵を描くことがなかった大人ならばどうするでしょう?


では、子供の頃はどうだったのでしょうか?

子供は遊ぶことの天才です。

自由に想像して、想像の中で遊べます。


~☆~☆~☆~



悩みの渦中にあるとき、例えば

「 ご近所の○○さんと△△さんは、私のいないところではきっと悪口を言っています。いつも、私が近づけば

さっとその場を離れるし、絶対に態度がおかしいです。」



あるいは、

「 この薬を飲めば副作用が出るのですよね。飲めば止められなくなるかもしれないのですよね。」

私のブログをお読みいただいている方々、講座やカウンセリングで関わらせていただいている方々には重複するお話ですが、

カウンセリングでの聞き方は、相手の言葉を否定せず、共感的に受けとめるます。


そして、クライアントさんから意見を求められます。

「 どう思われますか?」と・・・


その時、相手の思考を否定する意見を言えば、ほとんどの場合、

“ 理解してもらえない。聞いてもらえない。”

と捉えられるでしょう。


最近、85歳のご婦人から教わったことがあります。その女性は、初対面の人でも若い人、同年代の人、性別も関わりなく

誰に対しても臆せず話しかけられます。


そばでお聞きしていて、驚くほど色々なことをご存じで、今どきのスポーツ、芸能、様々な話題を繰り広げられます。

新しい情報が常に満載です。


時に、おしゃべりが好きではない人もおられて、態度をかたくされることもありますし、いつも受けいれられるわけでは

ないようです。

では、空気が読めないということ?

いいえ、そうではありません。


ご婦人が、後でふーっと深呼吸されたあと、仰ったことです。

「 きっと若い人は、私のような婆さんから話しかけられるのは嫌だと思う。だけど、いいの。楽しいから。」


時折お菓子などを差し入れてくださる時も、

「 若い人には好みは合わないかもしれない。だけど、私が貰ってほしいと思うの。押し付けてごめんね。」

このご婦人のように、潔く自分の気持ちを大切にすることが出来るでしょうか?


私は説法をしようと思っておりません。

人がコミュニケーションに悩むとき、人の気持ちを思いやり、相手に嫌な思いをさせたくない。

それもあるかもしれませんが、少し意地悪な突っ込みかたをするならば、


“ 相手に嫌われたくない。自分に不利益なことは起きてほしくない。嫌な思いをしたくない。私を認めてほしい。”


そんな自己防衛本能が働いていると感じます。


自分にYesかNoかを決める権利があるとすれば、相手にも同じくその自由があることを心から認めること。

自分のことを受けとめてくれる人ばかりではないと思えれば、心の霧が晴れるのではないでしょうか?


絶対にこうすれば、幸せになれるという道があって、その選び方がわかるならば誰も悩むことはないでしょう。

しかしながら、それは個々の心の中に答えはあり、選んだことに関しては後悔せず、進む先でこれではいけないと思えば

修正したり、次の岐路で違う方法を選ぶなど試行錯誤しながら前進するしかないのでしょう。


子供は自由な想像の世界で遊ぶことができて、大人には出来ないとするならば、それは、大人は様々なことと折り合う

ためには、現実離れしたことは考えてはいけないと禁止しているからではないでしょうか?


太陽の色は赤やオレンジで塗らないとといけなくて、海の色は青くないといけなくて、子供は小さく大人は大きく描かないと

いけなくて、画用紙の枠におさめなくてはいけなくて、そこそこ上手に描かないといけなくて・・・

そんな規制を設けているからではないでしょうか?


ご婦人がたくさん若い人と話した後、

「 ああ、今日は楽しかった。ありがとうね。」

と満面の笑みで去っていかれる姿は素敵でした。


あるがまま、ありのままで在りたいと思うひとときでした。

独りでは学べないこともあります。素晴らしい出会いに感謝しています。

今朝、コーヒータイムをご一緒していただいた人は私に様々なことを教えてくださる大切なお友達です。

(コーヒーをご一緒した人はブログに登場するご婦人とは別人です。また、個人情報保護の観点から実際に

お話された表現とは若干異なります。)場所はホテル松政にて。


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本当の自分に出会うための講座

2012-07-10 20:57:16 | 日記
私たちは、誰しも生まれ育った環境の中で人間関係を学びます。


オギャーと産まれたとき、男の子であれ女の子であれ、どのような姿であれ、無条件に愛され

この世に産まれてきたことを祝福され、おなかが空いては泣き、オムツが濡れては泣き、本能のままでいて

守ってもらえることで基本的信頼感を得ます。


アーアー、ウーウーとまだ言葉にならない時でも周りに反応してもらえることも大切です。


もう少し成長して、よちよち歩くようになり、オムツを外す頃になり、我慢することを学びます。

していいタイミングと、我慢することを学びます。


つかむこととはなすことを学びます。

食事を上手にするのも、つかむこととはなすことのタイミングです。

歩くことは、地面をどのタイミングでとらえてどのタイミングで蹴るかでバランスをとることです。


二つを同時に手に入れられないことも知ります。


家に居たいけれど、家族みんなが出かけると聞けば、

「 僕も行く。」

と言わざるを得ないこともあります。


まだ、この時期での反抗は親が見ている範囲のことであり、どんなにかんしゃくを起こしても見守っていてくれる親が

いて学ぶことができます。


もう少し大きくなれば、何にでも好奇心が出てきて、

「 なぜ? 」 「 どうして? 」

と聞きはじめます。


自分には何が出来て何が出来ないかを知らないこの時期は、いろいろなことを夢見ます。

理解したいことがあまりにも多くて、まだ客観的にみることができないですし、自己中心的です。


この自己中心性を認め、育み、危険なことから守ってもらえることが必要です。


そして積極性を学びます。


ごく当たり前のことを綴りました。

就学前までの発達段階で人は何を学ぶのか・・・ということです。


人間関係がうまくいかない、問題を抱えていて生きることが辛い、子供や家族が問題を起こしているなど

数々のお話をお聞きすると、直接的な対処方法を考える以前に、他者や自分との関わり合い方、折り合い方について

間違った考え方を学んでしまっていることが多いと実感します。


違う考え方をしてもいいのよ・・・

と言われても、自分の思考から逃れられないのが、心の悩みの奥深さです。


こうすれば、上手くいくという教えがあり、毎日説法を聞いていれば、悩みがなくなるのであれば、誰も

争わず、心平穏に過ごせるはずであり、そうならないのは、如何に生きることが難しいかを物語っています。


個でありながら、完全に個にはなりきれず、繋がりの中でしか生きられず、それがこの世である限り向き合うしか

ありません。


インナーチャイルドの癒やしのセッションをはじめまして、過去を掘り下げて調べていく作業を行っていただいていますが、

7歳以下の記憶というものは、リアルに思いだせることは少なく、こうだったのかなあ・・・と感じる程度で、

最初のうちは、ほとんど言葉にならないことも少なくありません。


それでも、時間をかけて、自分の家族の中で起きたことを思いだし、整理していただくうちに、クライアントさん自身が

様々なことに気付いていかれます。


心の傷になっていることは大抵、突出しているので前後のことは思い出せなくても聞いた言葉や、その時の情景だけは

思い出せるようです。


セッションの目的は、それを思い出すことで誰かを責めたり過去を悔やむことではなく、過去の経験のことは事実として

認識し、そこでどんな思考、行動、感情を培ってきたのかを知り、今に至っても不健全なパターンを繰り返しているのならば

どうすれば良いのか、その方法を学ぶことです。


私個人の思いとしては、すべての人に行っていただきたい講座(療法)ですが、現在、身体的に安全でない場合。

具体的にはアルコールや薬物依存、摂食障害、各種精神的な病気などで治療中で、そちらが優先される場合は難しいと

いえますし、環境的には現に精神的、身体的暴力を受けていたり、喧嘩が絶えなかったり、安心して暮らせる住居がなかったり、

生活のベースとなる基盤が整っていないと心の癒やしを存分に行うことができないためおススメしていません。


自分に向き合い続ける作業は、精神力、体力が必要だからです。


発達心理学に基づく問題は、現在社会全般で起きていることの諸問題を反映していることでもあります。

信頼し合えない関係性は、社会全般に歪みを生じさせています。


本来、皆が安心、安全で幸せに暮らすための社会づくりを目指すための政治がそのようにいかないことも然りです。


全体の問題として大局で捉える必要性はもちろんのこと、一人の問題は社会全体の問題として向き合い続けることを

諦めないことも大切だと感じています。


本当のあなたに出会っていただくためのお手伝いをいたします。


山口県山口市宮野の自宅で営む心療カウンセリングルーム

かきかわ統合医療相談室





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今の時代を生き抜く力

2012-07-06 22:58:12 | 日記
何か大切なことを忘れている気がする時があります。

私たちにはもっともっと底力があるのに、その力を使うべき時に使えているのかなあって・・・


いつも頑張れなくてもいい。

頑張りどきに頑張れればいいのですね。


絶対に、頑張って働いてあれを手に入れようとか、旅行に行こうとか・・・

今は休みをとらずに働いて、まとめて休んで何かをしようとか・・・


今どきは、諦めのほうが勝っていませんか?


こんな時代だから・・・

頑張って勉強して、進学して、大きな会社に入っても・・・うんぬんかんぬん

お給料も上がらないし、あるいはカットされたし・・・


だって、自分じゃあどうにもできないこともあるじゃない?

その通りです。

本当に思うようにならないことが多いです。


資格を取っても、それを活かす場所がない。

これも然り。


それでも、選択肢が減ったと思ってほしくない。

これは、カウンセラーとしてではなく人としてそう思います。


私たちの親世代は言いました。

親の跡をを継ぐのが当たり前だと思っていた。

女は、嫁して尽くすのが当たり前だと思っていた。


そして、私の世代はバブル絶頂期に社会に出ました。

努力次第で手に入れられると言われた競争時代だったようにも思えます。


そうした時代が終わり、その後順調である人と、必ずしもそうではなかった人もあるでしょう。


そして、現代は、社会に出る前、学生の時から就職氷河期と言われていて何を選べばいいのかわからない

混沌とした時代と言えるかもしれません。


ご批判もあるかと思いますが、あえて言葉にすれば、仕事に就くことはそもそも義務です。


もともと当たり前だったのです。

シンプルに皆がそう思えれば、いいのに・・・と感じています。


人々の暮らしが多様化した分、職業も増えました。豊かになった分増えました。

反面、衰退して消えてしまった職業もあるでしょう。


いつの時代にも栄枯盛衰はあります。


ゆとりって何でしょうね。

ゆとりを求めて歩んできたはずが、ゆとりが無くなってきているとすれば何がいけないのでしょうか?


私自身は、社会に初めて出たときは、選ぶも何も、食べていけて住むところがあることが第一条件だったので

それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

それでも、頑張り次第で収入が増え、豊かになることを目指せたから頑張れたのかもしれませんね。


おそらく、私たちより上の世代の人はそこからスタートしていることが多いと思います。

子供の世代には、選ばせてあげたい。自分の好きなことをさせてあげたい。そうして大事に育んでこられたのだと

思います。


国を動かしている偉い人。

多くの教育者の人々、会社経営者、リーダーと呼ばれる人々へ・・・

まずはご自身がビジョンを持ってください。必ず叶えようと決意してください。


子供世代へ・・・

そして、選べないでいる人々へ。

まずは、歩みを進めましょう。誰もが諦めてはいけないのです。

たとえどれだけ不条理だと感じていても、あなたは社会に出て誰かの役に立つことが義務です。

直ちに報酬をえることだけが仕事だとは言いません。

他がために働くこと。これは当たり前です。


あなたは、他に生かされている存在なのですから・・・

生きものをいただかなければ生きることはできません。


みんなかけがえのない命です。

大事にしましょう。


現にリストラになりました。会社が倒産しました。

明日の生活に希望が持てません・・・

実際にそうしたご相談に向き合うこともございます。

それでも、諦めないことで道を切り拓く以外にないのです。


見出し画像は、昨日かきかわルームにお越しいただいたお客様から頂戴しましたちりめん細工の飾りです。

南天の枝に9匹のほぼ親指サイズのお猿さんが乗っています。

頭は何かの実で出来ているそうです。黒いのはまるでお猿さんの毛のように見えますが、これは色をつけたのではなく

自然のままだそうです。


9匹のお猿さんが南天に乗っているということで、苦難を乗りこえられますよう・・・という意味合いがあると

教えていただきました。


雨上がりの蒸し暑い中を、決して交通の便が良いとは言えない場所ですのに、最寄の駅から徒歩でお越しくださいました。

サランラップの芯の間に飾りを入れて、壊れないよう大切にお持ちいただきました。


皆様に幸ありますよう。

いつも、一人一人の一生懸命を応援しています。


山口県山口市宮野の自宅で営む小さな心療カウンセリングルーム

かきかわ統合医療相談室

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