こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

夏のストレス解消法

2017-07-31 00:00:24 | 日記
私のストレス対処法の一つが年に一度の花火見物です。山口県に引っ越してきたのが平成14年の春でしたが、ほぼ毎年8月1日の萩日本海大花火大会に行くことにしています。

今年は、暑さバテで体調が優れず、やめておこうかギリギリまで迷いましたが、恒例のことをやめてしまうことは出来ずに行きました。

いつも夫と行くのですが、毎年のことですから、「去年はこうだったね。」
と話すと自然と心穏やかになります。

そして来年もまた元気で訪れたいと思います。

少なくとも、ほんの数時間は日頃のことを忘れることが出来て、潮風に吹かれながら、日が暮れるのを待っていると気持ちが穏やかになっていきます。

身動きできないほどの疲れがある時は別ですが、ストレスを解消し、幸福度を上げるには、休息時間は自分の意思で能動的に決めるほうが良いです。

土日をダラダラ過ごして気付けば、テレビを点けるとサザエさんが、、、これは結構キツイです。

休日以外でも朝や仕事の合間のスキマ時間を有効利用するだけでも気分を変える効果は絶大です。

忙しい毎日でも元気に動けるコツは、生活にメリハリをつけることです。

しかしながら私自身はメリハリをつけることは今でも大の苦手です。

この苦手意識を紐解くと、メリハリという言葉に対するイメージが悪すぎました。子供の頃、母親から

「夏休みだからといってダラダラせず、生活にメリハリをつけなさい」

と怒られたイメージです。親から言われるメリハリは、遊び VS 勉強や家の手伝いでした。

カウンセラーとして提案したいのは、休息時間の使い方のメリハリです。

ひたすら寝る、漫然とスマホやテレビを見続ける VS 読書、ジムや習い事、人と会う、プチ運動、お肌の手入れetcです。

この両者の違いは漫然と受動的に過ごすか、自分の行動を能動的に決めるかの違いです。

苦手なメリハリも、休息時間の使い方から少しずつ変えていくと、仕事や家事もメリハリがつけられるようになってきました。

休息時間が充実することでストレスが緩和されると、仕事や家事など、やるべきことも、やってみようという前向きな意識に変わっていくのです。

猛暑続きですが、我が家では昨日の夕方、この夏初めて、ツクツクボウシの声を聞きました。これを聞くと秋の訪れを感じます。

我が家の会話、、、

私:「ツクツクボウシ鳴いたよ。もうすぐ夏も終わるから、海に行って、かき氷食べようよ」

夫:「そうやなあ、今度の休みに行こか」

子供の頃なら母親から、

「いつまでも夏休み気分でおらんと、宿題しなさい。メリハリつけんと!」

と怒られていたことでしょう。

大人になって何が嬉しいかというと、好きな時に遊べて門限の心配もいらないことです。

皆さん、素敵な夏をお過ごしくださいませ。

かきかわ統合医療相談室


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やるべきことを無理なくやる方法

2017-07-17 10:07:45 | 日記
宿題や仕事など、やるべきことがあるのに気が向かず、先送りにして、あとで辛くなるのをやめたいと思われたことはありませんか?

そんな時は、気持ちの切り替えがうまく出来ない時、つい同じ行動を起こしていないか考えてみましょう。

私の場合は、特に用事がなくてもスマホを触る。撮りだめしていドラマを観る。とりあえず一眠りする。このような行動パターンがあります。

そして、やるべきことを先送りして、自己嫌悪に陥り、結局やるべきことは、ギリギリまで着手できません。

では、どうすれば、この悪循環を断ち切れるのでしょうか?

皆さん、気持ちの切り替えをどうすれば良いのか?というところだけを考えがちです。

それも一気に理想の形に持っていこうとして失敗します。

私を含めて、大勢のクライエントさんが成功された方法は次の通りです。

気持ちの切り替えがうまく出来ない時、つい同じ行動を起こすなら、その習慣行動を活用するのです。

スマホを触る習慣行動を使うならば、YouTubeやGoogleで仕事関連の資料収集を行う。固すぎる内容だと続きにくいので、娯楽の延長線上で行います。

映画や小説の中からも、プレゼンに使えるフレーズを書き留めておくなど、意識できることはあるでしょう。

ポイントは、仕事に活用できる習慣行動を身につけることを選ぶのではなく、あくまでも今の習慣行動の中から活用できることを探す方が無理がないでしょう。

どんなことでも言えることですが、大きく変えようとすると、短期的な結果は出せても、長続きしにくいのです。

特に習慣化されている行動は、それを止めることが大きなストレスになり、その後リバウンドしやすいと言えるでしょう。

リバウンドと言えばダイエットを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?(笑)

例えば糖質制限で痩せられても、元の食生活に戻ればリバウンドするのと同じです。

一番好きなのが糖質の多い炭水化物なのに、それを極端にカットすれば、効果は絶大な分、目標の数字を達成した後、キープすることが難しいでしょう。

短期的な目標を達成すれば、それで良い場合は、最も効果が高い方法を選べばよいわけですが、長期的に安定した結果を得たい場合は、習慣行動を無理なく変えるか、効果が期待できる習慣行動を無理のない程度に加えるほうが良いです。

ごろごろするのが大好きな人が、いきなりハードな運動を短期的に行うよりも、ストレッチポールの上でごろごろする。ごろごろしながら出来るストレッチを習慣化するほうが長続きする可能性が高いでしょう。

同様に仕事も勉強も、漫画が大好きな人が、それをやめるより、歴史ものを漫画で読むほうがいい。YouTube大好きな人がそれをやめるより、YouTubeで仕事に役立つものを観るほうが取り組みやすいと思います。

楽しみながらやってみませんか?

かきかわ統合医療相談室

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする