こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

認知行動療法 民間で営む産業カウンセラーの立場から

2017-02-03 00:34:15 | 日記
最近はメディアでも、認知行動療法という言葉を聞かれることが多くなりました。

うつ病などの治療にも有用とされていて、医療機関でも行われている心理療法の1つです。

特にうつ病の状態だと、物事を悲観的に捉えやすいというところがあるので、その捉え方を変えていくことによって治療の効果が上がると言われています。

私のところでのカウンセリングの中で行う認知行動療法は、こころの病気の状態のみならず、例えば、他人からどう見られているのかが気になり、自分らしく行動できず、生きにくいとか、子どもの頃から親や教師の前では良い子で振舞ってきたけれど、本音を出すこと、感情を伝えることが難しいといったように対人関係の問題を抱えている人にもオススメしています。

昔から日本人は他者配慮を美徳とする文化の中で生きてきました。これは素晴らしいことですが、一方で自分の本音をストレートに言うことには不慣れです。

多様化した生活様式が広がり、外国人との交流も盛んになる昨今、古き良き時代と、新しい時代との融合が課題である今、自分の内面を知り、外に向けて表現すること。他者との交流を深めること。新たな価値観に触れて、素直に良いことは取り入れるしなやかさが求められていると思います。

民間でカウンセリングを営むカウンセラーとしての立場では、単に考え方を変えていくというところに留まらず、現在は病気と言える状況まではいかないけれどストレスを抱える皆さまが少しでも生きやすくなるよう、またストレスを抱えている本人以外の周りの人々にも寄り添うカウンセリングをおこなっていきます。

今年度からは、特に産業カウンセラーとしての活動である、企業や団体、行政でのカウンセリングやメンタルヘルス教育にも力を入れております。

ストレスチェック後のフォローアップも行いますのでお気軽にお問い合わせくださいますよう。

✳︎なお、認知行動療法についての記述ですが、あくまでも私個人的な見解です。現に医療機関受診中の方は、主治医の指示に従ってください。

山口市で営むカウンセリングルーム
かきかわ統合医療相談室

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