こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

物事をまっすぐにみる

2016-11-01 15:20:15 | 日記
あるドラマの劇中で語られた言葉です。

「ものごとは真っ直ぐに見るもんです。そうしないと、これから起こるすべてが曲がる」

こころの奥底にある複雑な感情、コンプレックスは、普段は忘れていても、何かの折に出てくることがあります。

「お世話になりました...」

あの言葉の裏はなんだろう?本当は、自分なんて近づいて欲しくないと思われているのでは?

自分なんて...
自分ばっかりなんで?

人間の本質的なところは実に疑り深くできています。

私たちの脳は一万年前から環境に適合できるように、初期設定されているわけです。

食べものについて、この植物を食べても大丈夫だろうか?

外敵からどうやって身を守ればいいのだろうか?

震災やテロや飢餓など生命危機はなくなっているわけではありませんが、一万年前よりは安全なはずです。

このような思考が、普段は自分を守る存在になるわけですが、それが過剰に肥大化すると、次に自分を攻撃し始め、心配や不安、恐怖のために身動きが取れなくなります。

誰も信頼できない。
人間なんて本音は言わないもの。

傷つくぐらいなら心を閉じておこう。

こころの免疫異常が起こるわけです。

では、それをどうすれば癒せるのか?

「ものごとは真っ直ぐに見るもんです。そうしないと、これから起こるすべてが曲がる」

この言葉通りで、シンプルに真っ直ぐに見ることです。

でも、相手の真意はわかりませんが、自分が信じたい、信じようと思ったならば、それで良しとする。

自分の心の中のコンプレックスと決別する覚悟をすることです。逃げてもコンプレックスは消えてくれませんし、むしろ逃げると大きくなるのです。

克服のための第一歩は本音のコミュニュケーションから始まります。

心療カウンセリングルーム
かきかわ統合医療相談室

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