喧嘩になって振り上げたこぶしをどうやって下ろせばいいのかわからない?
そんな状況を感じることがよくあります。
自分が誤りだと認めていても、なかなか素直に「 ごめんなさい 」が言えないシチュエーション。
意地っ張りで素直じゃないのよね...全く腹が立つ!! あなたの上司? 頑固なお父さん?
例えば、お母さんの方は若い頃からお父さんの亭主関白に耐えてきて、ひたすら家庭を守りお父さんが機嫌よく働けるよう
右を向けと言われればずっと右を向いて、何を言われようと耐えてきた。
子どもたちも無事それぞれに独立し、家族を持って家を出て残されたのはご夫婦二人だけ。
そして、退職する年齢になり一日中向き合う夫婦二人の暮らしが始まる。
お父さんは仕事一筋で趣味らしい趣味はないし、仕事を離れるとお友達もいない。
お母さんも家庭を懸命に守って来られて、お出かけするのもお父さんの顔色をいつも見ている。
子どもさん達はご両親を心配されて、
「 お父さん、もう少しお母さんに優しくしてあげてよ。」
「 お母さん、お父さんのことを少しは放っておいて自分の好きなことをすればいいじゃない?」
「 お父さん、ちょっとはお母さんを解放してあげて。」
「 お母さん、しっかりしてよ。お父さんが自立できないのはお母さんが何でも面倒見過ぎるからよ。」
いずれも多く聞かれる言葉です。
カウンセリングで何ができますか?
“ 和解するタイミング ”をとることです。
子どもさん達が仰ることはすべて正論です。
でも、正論だけでは解決がつかないこともあります。
ご夫婦二人で暮らされるようになって、小さな喧嘩が絶えなくなっていつしか、互いにふりあげたこぶしが
下ろせなくなっている・・・
ご両親も、十分に正論はお分かりのことだと思います。
収まりがつかなくなっておられる時はお互いの言い分を十分に聞くことが最も重要なのです。
この時の聞くということは、すべてを肯定的に受けとめて聞くということです。
「 うんうんってご主人の言うことを聞いておけば、納得されるとわかっていても、どうしても心配になるから
口出しし過ぎてしまわれるのですね。」
「 長年の関わり方はすぐに変えられるものではありませんね。」
「 つい、奥さまに頼ってしまわれるのですね。」
「 奥さんに急に優しくしてって言われても、どうしていいのかなかなか難しいですね。」
カウンセリング的な共感の言葉を例に挙げました。
自分の親であれば、しっかりしてほしい。これは子供さんの願いでしょう。
私にも親がおりますから、自分の親に対してはそこまで肯定的に聞けるかと問われれば返答に窮するところです。
親子など近すぎる関係では、極めて正論の答えを突き付けて相手に考えたり十分に気持ちを発散させる
ゆとりを無くさせてしまうことがあります。
少し考えてもらいたいことがあります。
「 ああしなさい、こうしなさい。」
と言われることに素直に従えるでしょうか?
これは、あなたがどんな心境でどのような状況かによりますが、例えばご自身が夫婦喧嘩をしている時。
子どもが何度言って聞かせても言うことを聞かない時、
「 頭ごなしに言うからダメなのよ。優しくしないと・・・。」
あるいは、失恋して落ち込んでいる時、
「 私だって失恋した時はすごく悲しかったけど、こうして頑張っているんだから、メソメソするの止めなさいよ。」
わかっているけれど、できないこともありますね。
たとえ、相手が
「 どうすればいいの?。」
と質問していても、もう少しゆっくりとお話を聞いていると大抵は“ このように応えてほしい ”という
意図が見えてきます。
「 私の努力が足りなかったのよね。あなたはどう思う? 」
ここで、すぐに応えずに少し待っていれば、
「 私なりに頑張ったんだけどね...。」
と続けば、共感して欲しいポイントは、あなたから聞きたい言葉は
「 あなたなりに頑張ったのね。」
なのです。
物事によっては、あなたの意見を必要としていることもあるでしょう。
相手が本当にあなたの意見を必要としているのか?
あるいは、ここでは意見を言うべきなのかどうかを考えたうえで、伝わる、伝える言葉を...
温かいコミュニケーションを繋げていただきたいと願います。
あなたの正論を述べるよりも、相手を和ませることで、振り上げたこぶしを下ろすタイミングを作って差し上げる。
これも一つの方法です。
山口県山口市宮野の自宅で営む心療カウンセリングルーム
かきかわ統合医療相談室
そんな状況を感じることがよくあります。

自分が誤りだと認めていても、なかなか素直に「 ごめんなさい 」が言えないシチュエーション。
意地っ張りで素直じゃないのよね...全く腹が立つ!! あなたの上司? 頑固なお父さん?

例えば、お母さんの方は若い頃からお父さんの亭主関白に耐えてきて、ひたすら家庭を守りお父さんが機嫌よく働けるよう
右を向けと言われればずっと右を向いて、何を言われようと耐えてきた。

子どもたちも無事それぞれに独立し、家族を持って家を出て残されたのはご夫婦二人だけ。
そして、退職する年齢になり一日中向き合う夫婦二人の暮らしが始まる。

お父さんは仕事一筋で趣味らしい趣味はないし、仕事を離れるとお友達もいない。
お母さんも家庭を懸命に守って来られて、お出かけするのもお父さんの顔色をいつも見ている。
子どもさん達はご両親を心配されて、
「 お父さん、もう少しお母さんに優しくしてあげてよ。」
「 お母さん、お父さんのことを少しは放っておいて自分の好きなことをすればいいじゃない?」
「 お父さん、ちょっとはお母さんを解放してあげて。」
「 お母さん、しっかりしてよ。お父さんが自立できないのはお母さんが何でも面倒見過ぎるからよ。」
いずれも多く聞かれる言葉です。
カウンセリングで何ができますか?
“ 和解するタイミング ”をとることです。

子どもさん達が仰ることはすべて正論です。
でも、正論だけでは解決がつかないこともあります。

ご夫婦二人で暮らされるようになって、小さな喧嘩が絶えなくなっていつしか、互いにふりあげたこぶしが
下ろせなくなっている・・・

ご両親も、十分に正論はお分かりのことだと思います。
収まりがつかなくなっておられる時はお互いの言い分を十分に聞くことが最も重要なのです。
この時の聞くということは、すべてを肯定的に受けとめて聞くということです。
「 うんうんってご主人の言うことを聞いておけば、納得されるとわかっていても、どうしても心配になるから
口出しし過ぎてしまわれるのですね。」
「 長年の関わり方はすぐに変えられるものではありませんね。」
「 つい、奥さまに頼ってしまわれるのですね。」
「 奥さんに急に優しくしてって言われても、どうしていいのかなかなか難しいですね。」
カウンセリング的な共感の言葉を例に挙げました。
自分の親であれば、しっかりしてほしい。これは子供さんの願いでしょう。
私にも親がおりますから、自分の親に対してはそこまで肯定的に聞けるかと問われれば返答に窮するところです。

親子など近すぎる関係では、極めて正論の答えを突き付けて相手に考えたり十分に気持ちを発散させる
ゆとりを無くさせてしまうことがあります。

少し考えてもらいたいことがあります。
「 ああしなさい、こうしなさい。」
と言われることに素直に従えるでしょうか?
これは、あなたがどんな心境でどのような状況かによりますが、例えばご自身が夫婦喧嘩をしている時。
子どもが何度言って聞かせても言うことを聞かない時、
「 頭ごなしに言うからダメなのよ。優しくしないと・・・。」
あるいは、失恋して落ち込んでいる時、
「 私だって失恋した時はすごく悲しかったけど、こうして頑張っているんだから、メソメソするの止めなさいよ。」
わかっているけれど、できないこともありますね。
たとえ、相手が
「 どうすればいいの?。」
と質問していても、もう少しゆっくりとお話を聞いていると大抵は“ このように応えてほしい ”という
意図が見えてきます。
「 私の努力が足りなかったのよね。あなたはどう思う? 」
ここで、すぐに応えずに少し待っていれば、
「 私なりに頑張ったんだけどね...。」
と続けば、共感して欲しいポイントは、あなたから聞きたい言葉は
「 あなたなりに頑張ったのね。」
なのです。

物事によっては、あなたの意見を必要としていることもあるでしょう。
相手が本当にあなたの意見を必要としているのか?
あるいは、ここでは意見を言うべきなのかどうかを考えたうえで、伝わる、伝える言葉を...
温かいコミュニケーションを繋げていただきたいと願います。

あなたの正論を述べるよりも、相手を和ませることで、振り上げたこぶしを下ろすタイミングを作って差し上げる。
これも一つの方法です。

山口県山口市宮野の自宅で営む心療カウンセリングルーム
かきかわ統合医療相談室