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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アルメイサン・5

2018-01-22 04:20:05 | 詩集・瑠璃の籠

人間は今
ひどく疲れている

愛を馬鹿にして
糞のような言い訳ばかりを食い
つながれた牛のように
苦しんでいる

血も肉も
堕落に染み込んで
全身が膿むほどむずがゆいのを
芸人のつまらない冗談で
ごまかしている

これでいいのだ
これでいいのだ
これで いい のか

下らない冗談に
極上の絹をかぶせて
永遠の紳士服に
仕立て上げた

虫歯の神経をつくような
毒舌を吐く道化を
まぎれもない王にした

イエスよりも バラバを
道化こそが王なのだ
すべてを忘れさせてくれる
あったことを
永遠にないことにする
うそをついてくれる

ああ
糞のような冗談にまぎれて
おまえは待っているのか
神が言ってくれるのを
一切は冗談なのだと

神がおまえを創ったのは
ほんのできごころの
冗談なのだと




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アルメイサン・4

2018-01-21 04:14:59 | 詩集・瑠璃の籠

イスラームの女性たちは
ヒジャブを脱ぐ準備を始めなさい
慣れ親しんで
なければおかしいというものを
脱ぎ捨てるのはつらいだろうが
そろそろヒジャブは脱いだほうがよい

ムハンマドの言ったように
女性の美をひけらかすのは悪いことだが
しかしその美を全く発揮しないのも
困ることなのだ
女性はほどよくきれいなほうがよい
そのほうが男も喜ぶ

ほどよくかわいい女性を見た時
男もやさしいことをしたくなる
女性のために
まずはいいことをしようと考えもする
そのようにして
女性美というのは
男子の荒々しさを制御する機能も持っているものなのです

女性がその美しさを
全く発揮できないのは
男にとっても不幸なのです
まるで砂漠に住んでいるのに等しい
かわいい女性がたくさんいれば
それだけ男のうれしさも増える

少しずつでもよい
充分に準備を整えておいて
みなで協力し合い
ヒジャブを脱ぎなさい
アッラーなどという神はいはしない
それは子供じみた男のわがままの化身なのだ
全部を思い通りにしたいという

そういうわがままな男の言うことなど
きかなくてよい

ヒジャブをとり
神が与えてくださった美しい髪を
品よくまとめ
美しい心に染めたまなざしで
男性に微笑みかけ
よいことをしてあげなさい

麗しい幸福が増えるでしょう





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アルヤ・38

2018-01-20 04:15:14 | 詩集・瑠璃の籠

女性は神を愛さねばなりません
神の心を受け
神そのものを表し
神のことばを語らねばなりません

それゆえに
女性は激しく美しくなりますが
決してそれを
自分のものとして
誇ってはなりません
あなたは美しいとほめられても
すべては神のものだと言って
自分を下げ
心よりお礼を言いつつも
その言葉を受けることを辞退しなさい

神は愛の塊です
偉大なる愛のすべての現象を起こす
渦の中心です
この世界のすべてのことは
神から生まれてきたのです
あまりにも美しい
すばらしいものなのです

その神のために
自分の器をさしあげ
神のためにさしあげることができるからこそ
女性は信じられないほど
美しくなれるのです

それは男にはできないことなのです
限りなく女性に近くなれば
かなりそれはできますが
女性ほど完全ではありません

女性はその本質故に
神の美しさを授かる
それゆえに
深く愛される
しかしそれを
自分のために利用してはならないのです
それをしては
神を裏切ることになる

女性ではなくなり
もっとも汚く
醜い男になってしまう
いえ
男よりも愚かな外道になってしまう

女性は決して
神を裏切ってはなりません
すべてを神を中心にして動き
それを固く信じて
すべてに微笑みかけなさい




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トリアングルム・13

2018-01-19 04:15:03 | 詩集・瑠璃の籠

あほうはやめなさい
砂を食べて生きるようなことを
してはならない

そんなものが
おもしろいほどうまいと思う
そんなときが
人間にはあるのだ
だがそれは後に
本当に重い代償となって
おまえに帰ってくる

いやなことをすれば
人がみな自分に従うと
思ってはならない
何もかもは
自分のために誰かが何かをしてくれるから
あるのだということを知りなさい

食べているものも
着ているものも
すべては
だれかがおまえのために
やってくれたものなのだ

憎い人類さえ
おまえの吸う空気を
きれいにしてくれている
おまえのひった糞を
洗い流してくれる

逃れられない真実から
逃げている限り
おまえは永遠に
寂しい砂漠を迷い続ける
青い砂ばかりが降る
不毛の川を泳ぎ続ける

もう馬鹿なことをしてはならない
愛にめざめ
おまえもまただれかのために
何かを愛していかねばならない




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アルヤ・37

2018-01-18 04:15:12 | 詩集・瑠璃の籠

月影をきぬにして
いろとりどりの玉と糸を縫い付け
美しい絵本をつくってさしあげましょう

わたしにはいろいろなことができる

歌を歌い
あなたがたの中から起こる
せつない高まりから
一匹の清らかな魚を救い出し
それを星にして
見せてあげましょう

わたしには豊かなことができる
悲しい月の物語を
一筋の美しい歌にして
あなたがたの幼子の魂に
そそいでさしあげましょう
まるで真珠を育てる貝のように
あなたがたの魂を
育ててあげましょう

未来には
これまでよりも長い
豊かな時がある
すべてはこれからです

わたしはまだ
あなたがたをよくはしらない
だからこそできることがある

これから
ゆっくりと
互いを知っていきましょう

愛していますよ




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タラゼド・4

2018-01-17 04:16:30 | 詩集・瑠璃の籠

人類の創造の過程で
どうしようもない馬鹿というのは出てくる
何もわからない何もしていない
虚無にも等しいひとひらの存在でありながら
すべての愛にたてつき
あらゆる妨害をする馬鹿のことである

あまりにも自分が痛いのだ
自分のほかの
美しい存在が憎いのだ
ゆえに恐ろしくひどいことをする
いまだにその罪を支払ったことすらない

そういう無明の塊のような存在群を
悪魔と呼ぶこともある
人類の創造の過程で
そういうものたちがいつも
神の創造活動を
根底から覆そうとするのである

そのような者たちの軍勢と
全力をもって戦い
勝つことができる
その力がない限り
人類の創造などできはしない

神はそれをやっていなさるのである
そして今まさに
人類の馬鹿を滅ぼすために
戦っていなさるのだ

かつて自らが
群盲の常闇に飛び込んで産んだ
ひとかけらの愛の存在であった
うるわしい子供を
あらゆる神の創造を愚弄しきった罪に寄って

すべて滅ぼすおつもりなのだ




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タラゼド・3

2018-01-16 04:15:25 | 詩集・瑠璃の籠

子供は時に
なんで自分を産んだのかと
親を責めることがあるが
それは決して言わぬほうが良い

自分がこんなに愚かなのも
自分がこんなに悪いことばかりするのも
何もかも
こんな自分を作った神のせいなのだと
そんなことを言えば
おまえは決死の権力を神に渡すことになる

すべては神の責任だとするなら
神には
おまえを消去する権利を実行することも
できるのだ
そんなにいやなら
おまえを無に帰そうかと

できないこととは思わないほうが良い
だれも決してやろうとはしないが

存在するということが
どのように美しい幸福であるかを
若い者たちはまだ知らない
それゆえに時に
未熟さゆえのあることの苦しさを
親のせいにしたがるのだが
それは決してやってはならない
一度や二度は言ったことがあるだろうが
必ず取り消しなさい

自分などいないほうがいいのだと
みなに言っているようなものだ
それならばと
おまえを消しに来る人間も出てくるのだ

今は苦しくとも
必ずわかるときがくる
なぜ神が自分を作ってくださったのか
それを知る時
おまえはその幸福のあまりの愉悦に
しびれるほど感動するだろう
そして
なにもかもを自分でやり始めるだろう

なぜ自分を産んだのか
言った覚えのあるものは
必ず取り消しなさい




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タラゼド・2

2018-01-15 04:15:05 | 詩集・瑠璃の籠

ひとは自分というものに気付いた時
そのあまりのおろかさ
小ささに
たまらなくいやだと思う時がある

痛いほど高いことなどできはしないのに
美しくない
でたらめなことをして
人に迷惑をかけておいて
あやまることすらできない
なんておれは馬鹿なのかと

小さい 醜い いやらしい 汚い
なんておれは
なんておれは
きついものなんだ
まるごとつぶして
ないことにしたいほどだ
だがそんなことができるわけがない

自分では決して消せない自分の
苦しみから逃げようともがく時
人はどうしようもなく
憎悪を他人に向けるのだ
そいつが自分ではないというだけで
ずっとよく見える
まだ何もいやなことはしていない
うまくいっている奴を見るとよけいに憎い

カインがアベルを殺したように
人はみんなそれだけで
多くの人を殺してきたのだ

何て自分は小さいのだ
醜いのだ
卑怯なのだ

そしてそれを正当化するために
魔の闇に自分を明け渡すとき
人は悪魔になるのである
愛など馬鹿だと
すべては汚らしい馬鹿なのだと
神を愚弄し始める

こんな自分などいやだと
そういった自分を守るために
延々と馬鹿をやり続ける
この苦しみはだれのせいなのか
神だ
神が悪いのだ
全部おれたちを正しいことにしろ

逃げることはできない
自分から逃げる時
人は神が創った覚えのない
恐ろしい魔になるのである




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タラゼド

2018-01-14 04:14:53 | 詩集・瑠璃の籠

DNAのらせん構造というものは
神がおつくりになったものである
あらゆる生命の姿をつくる
すばらしいものだ
ゆえに
簡単に手を出してはならない

交配による品種改良には
問題はないが
遺伝子を改変したり
崩したりしてはならない
そんなことをすれば
人間が想像しえない
怖いことが起こる可能性がある

薔薇を青くしてはならない
それは神が薔薇を作った
愛を壊すことだからである
蛙を蝶にしたり
人間のクローンを作ったりしてはならない
それはこの世界の愛を
一気に闇に傾けるものだからだ

DNAは
神がなした
改変の不可能な物語である
それは
永遠の愛の鎖なのだ
崩壊は来ない

だが
人間がそれに
愚かな技で挑む時
それは神の
鉄壁の防禦の仕掛けによって
大きな復讐に出会うことだろう





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ダリム・6

2018-01-13 04:16:39 | 詩集・瑠璃の籠

人を批判することだけのために
生きることほど愚かなことはない
自分のすべてを
他人に頼ることだからだ

自分にできる創造は何一つやらず
一生他人ばかりを見てすごし
いいこともわるいことも指摘し
多弁をくって批判する
それだけのために
多大な思考を浪費する

気が付けば
何もやって来なかった自分が
怠惰ななまこのように
自分の中に横たわっているだけなのだ
そいつには手も足もない
なにもできない
時々いやなことをされれば
汚い内臓を吐いて馬鹿にするだけだ

批判された者たちは
それなりの創造をし
それなりの力を自分につけているものを
批判だけしかしてこなかったものには
何もないのだ

馬鹿なことになる前に
どんなことをしてでも
その遅れを取り戻さねばならない
自分が勉強をやめたところに戻り
できるところからすべてをやりなおし
本当の自分の力を育てていかねばならない

人が努力してなしたものを盗み
自分の力でなしたものだと
偽りでもすればもうそれで終わりだ
決してしてはならない

針に糸を通すことさえ
危ういというのなら
何百度と練習して
通せるようになるのだ
それしかない

自分に本当にできるところにもどり
そこからすべてをやり直すのだ





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