間違ったことを
野放しにしておくと
いずれは永遠を失うのだということを
覚えておきなさい
あなたがたが
月を馬鹿にしたのは
好きになってしまうのに
相手にされないのがいやだからだ
自分より美しいのが
いやだったからだ
だから
推測と悪意で
うそばかりを言い
かのじょだけを悪者にして
自分をごまかそうとしたのだ
あなたがたはいつもそうやって
全部を美しい女のせいにして
逃げてきたのだ
自分の弱さと
汚さから
そうやって
あふれるほど重ねてきた
間違いを
どうせ人間はみな馬鹿なのだからと
全部のせいにして
自分は何も改めてこなかったのだ
愚か者よ
暗闇の日々に
神の裁きは訪れる
あやまちとごまかしの
おまえの闇の世界に
美しい真実の女神が降りてくる
そのときおまえに
真実を認めることができなければ
すべてはそこで終わりなのだ
愛の真実を告げに来た女神を
ただ美しいのが嫌だという理由で
殺してしまえば
おまえはもう
愛の世界に残ることはできない
楽園の門をくぐり
またその外の門をもくぐり
永遠の追放の船に乗らなければならない