わたしは
とても大きいがゆえ
あなたがたには時に
とても冷たく見える
あまりにも美しいがゆえに
時に
あまりにも汚く見える
いやだと思うからだ
阿呆というものはその
早瀬に流される
小さな木の葉のような心に
自ら乗り込んで
激流に巻き込まれてしまうものなのだ
いやだという名前の
実に小さな小舟に
藁のようにとりすがっているのだ
その阿呆な舟を捨て
神の手をとり
清浄な水晶の岸辺に
たどりつくがよい
そうすればおまえは
すべてがわかるだろう
神は
悪しきものなど
創ったことなどないのだと
その真実がわかるだろう