ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

新生児蘇生法(NCPR)講習会・専門コース(Aコース)、於:飯田市立病院

2012年02月19日 | 周産期医学

?2月18日(土)13時~18時に、飯田市立病院の講堂で、新<wbr></wbr>生児蘇生法(NCPR)講習会(Aコース)を実施しました。当院<wbr></wbr>でNCPR講習会を実施するのはこれで通算4回目です。今回の講習会<wbr></wbr>では飯田市立病院の産科およびNICUスタッフ十数名、初期研修<wbr></wbr>医の他に、椎名レディースクリニックからも院長を含めて5名の参<wbr></wbr>加がありました。現在、飯田下伊那医療圏で分娩を扱っているのは<wbr></wbr>、飯田市立病院と椎名レディースクリニックの2施設だけなので、<wbr></wbr>当医療圏内で新生児仮死が発生するとすれば、その2施設内に限ら<wbr></wbr>れます。ですから、当医療圏の周産期医療にとって、今回のNCPR講習会の意義は非常に大きかっ<wbr></wbr>たと考えています。たまたまその日は分娩が非常に多い日で、講習<wbr></wbr>会の始まる直前や講習会をやっている最中にも、胎児機能不全によ<wbr></wbr>る急速遂娩例が何例かあり、若い医師が院内PHSで呼び出されて<wbr></wbr>ました。我々にとって、NCPRの知識・技能は、まさに覚えたその日からどんど<wbr></wbr>ん有効に活用できる飯の種そのものなので、みんな真剣でした。今後も年に<wbr></wbr>2~3回は院内でNCPR講習会を実施し、院内だけでなく地域全体のレベルアッ<wbr></wbr>プをはかっていきたいと思います。


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