紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

ブログ書くのが間に合わない…YOSUI TRIBUTE

2007-06-21 23:56:43 | J-POP
今日もまたまたお疲れちゃんモード全開でございます。
ブログを書こうと思った矢先に、何と不覚にも転寝(うたたね)してしまい、さぁ大変!!
紹介文を書こうと思ったら、あとシンデレラまで後10分しかないじゃんか!!!
せっかく渋いジャズ・アルバムを用意してあったんだけど、急遽変更じゃ!

そんなすったもんだで、このアルバム紹介に相成ったのです。

アルバムタイトル…YOSUI TRIBUTE
        井上陽水の名曲の数々を豪華アーチストがトリビュート!!

曲目&パーソネル…1.夢の中へ・TRICERATOPS、
         2.東へ西へ・布袋寅泰、3.心もよう・平原綾香、
         4.リバーサイドホテル・奥田民生、
         5・いっそセレナーデ・小野リサ、
         6.懲りない欲望・Bank Band、
         7.カナリア・ジェーン・バーキン、8.傘がない・UA
         9.いつのまにか少女は・持田香織
         10.とまどうペリカン・松任谷由実
         11.白い一日・玉置浩二
         12.ワインレッドの心・DOUBLE
         13.ジェラシー・一青窈、14.少年時代・忌野清志郎

曲について…陽水の曲の良さと、各アーチストのコラボが、各々の個性を活かした編曲&演奏がなされているのを、特にお薦めしたい曲目です。

まず、小野リサの「いっそセレナーデ」は、正しく、晩夏の午後の昼下がりにフィットしそうなボサ・ノヴァに仕上がっていて、センス抜群な曲になっています。

Bank Bandの「懲りない欲望」は、桜井和寿のきれいなハイトーンのシャウト調で歌うボーカルが、どんぴしゃりハマル。
本家「陽水」以上に自分の持ち歌にしていて、このアルバムのベストトラックでしょう。

UAが歌う「傘がない」は、陽水以上に曲と声質がマッチしている。
この歌詞に「自殺」なんかが出てくる曲には、最適なスーパー・ハスキー・ヴォイスでしょう。

ジェーン・バーキンの「カナリア」は個人的にお気に入りです。
フランス語で女性が歌「陽水ワールド」えもいえぬ不思議空間が心地よい。
中途で曲をドライブする、ウッド・ベースも、編曲的にGOOチョイスでしょう。

持田香織の「いつのまにか少女は」は、ELTとは全く違う非常にアンニュイな雰囲気の曲に歌い仕上げている。
ここには、トレンディな女性ボーカルの姿は見られず、ハーモニカとアコースティック・ギターに良くマッチした、フォーク・シンガーが目の前にいる。
私はELTの持田より、こっちの持田の方が好きだ。

DOUBLEの「ワインレッドの心」は、このアルバム随一のジャジーな編曲がなされており、ホーン・セクションの品の良さも相まって、極上サウンドに仕上がっています。

ユーミンの「とまどうペリカン」ですが、はっきり言うと、彼女のヴォーカルと余り合うとは言えないのですが、この曲は私個人的に、「陽水作品」の中でも最も好きな曲なので、あえてお薦め曲として紹介させて頂きます。

一青窈の「ジェラシー」も、正直あまり声質は合っているようには思えないのだが、この曲も個人的には大好きなのと、編曲がパーカッションを軸としたラテン編曲になっているので、この部分は非常な聴き所でもあり、アコースティックなバック演奏は◎評価です。

平原綾香の「心もよう」は、彼女のあっさりとしたハスキーヴォイスが、元来どろどろ調の歌詞&歌を、ちょっと大人しめに渋く都会的に決めているのが味噌。

奥田民生、玉置浩二の「陽水の舎弟?」は、当然二人とも的を射た歌&演奏をしていますので、両曲とも安心して聴けます。

忌野清志郎の「少年時代」…陽水の作品では無い!と言うぐらい、清志郎ワールドにトリップしています。
評価はハッキリ白黒分かれると思いますが、陽水の曲でここまで遊べるのは、清志郎ぐらいしかいないと思うので、そう言う意味では一聴の余地はあるでしょう。


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