
今日もフリー・ジャズ系のアルバム行っちゃいましょう。
アルト・サックス奏者で、フリー・ジャズの旗手の一人であった「オーネット・コールマン」の、アトランティック・レコードのデビュー作品がこれなんです。
「コールマン」のフリー・ジャズは、結構聴き易いので、フリーはちょっと…と言う方にも、比較的すんなり入って行けると思います。
但し、編成はピアノ・レスのツー・ホーン・カルテットと言う珍しい形態なので、その辺が、かなり個性的だと思います。
アルバムタイトル…ジャズ来るべきもの(+2)
パーソネル…リーダー;オーネット・コールマン(as)
ドン・チェリー(cornet)
チャーリー・ヘイデン(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)
曲目…1.淋しい女、2.インヴェンチュアリー、3.ピース、4.フォーカス・オン・サニティ、5.コンジニアリティー、6.クロノロジー、7.※モンク・アンド・ザ・ナン、8.※ジャスト・フォー・ユー
※…CD only bonus tracks
1959年5月22日 ハリウッドにて録音
原盤…ATLANTIC 1317 発売…ワーナー・パイオニア
CD番号…30XD-1032
演奏について…名曲のオープニング・ナンバー「淋しい女」…「チャーリー・ヘイデン」の野太いベースに引っ張られて、「コールマン」と「チェリー」のコードを敢えてハズシ気味に?吹くユニゾン・テーマから、興味を惹かれる。
ハズシ調子なのだが、「ヘイデン」の重厚なベースと、「ヒギンズ」のこれまたクールで的確なドラミングによって、曲が締って見える。
「コールマン」と「チェリー」の掛け合いは、ハズシ加減が絶妙で、フリーと言いながら、かなり計算された(編曲)演奏に思える。
「コールマン」は、ヴァイオリンを嗜んだり、(アルバムも有るので、いや弾くと言う方が正確だな)して、クラシックの素養を持っているので、かなり和声を重んじるアーティストなんです。
一曲目の曲の崩しの妙を味わって下さい。
2曲目「イヴェンチュアリー」…この曲の「コールマン」は相当ぶっ飛んでいます。
アルト・サックスの嘶き具合が、まるで「ドルフィー」が吹いているかと錯覚を起しそうです。
続く「チェリー」も、この時代のアーティストとしては、かなりやばいぐらいに行っちゃってます。
「ブラウニー」「モーガン」もっと言って「マイルス」の吹くペットとは、かなり違います。
ペットが過激な楽器に変身しています。
二人にインプロビゼーションを堪能して下さい。
3曲目「ピース」…1曲目「淋しい女」と同じように、崩し調子のユニゾンから始まりますが、バックの「ヘイデン」が深海を彷彿させる、重々しいボウイングを演ってくれるんで、この辺りが激スパイスになって、辛ムーチョの演奏になります。
しかし、「コールマン」のアドリブはとてもメロディアスで、聴き易いですし、ピアノレスの編成に、「ロリンズ」の演奏みたいに、ガッツリとマッチする演奏になっています。
「チェリー」のソロも、とても知的で、メロディアスで、一聴するとフリー・ジャズには思えません。
二人のアドリブ演奏がとても魅惑的なトラックで、一言で言えば、so goodな演奏です。
「淋しい女」と双璧の演奏でしょうか?
4曲目以降は、明日書きますね。
アルト・サックス奏者で、フリー・ジャズの旗手の一人であった「オーネット・コールマン」の、アトランティック・レコードのデビュー作品がこれなんです。
「コールマン」のフリー・ジャズは、結構聴き易いので、フリーはちょっと…と言う方にも、比較的すんなり入って行けると思います。
但し、編成はピアノ・レスのツー・ホーン・カルテットと言う珍しい形態なので、その辺が、かなり個性的だと思います。
アルバムタイトル…ジャズ来るべきもの(+2)
パーソネル…リーダー;オーネット・コールマン(as)
ドン・チェリー(cornet)
チャーリー・ヘイデン(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)
曲目…1.淋しい女、2.インヴェンチュアリー、3.ピース、4.フォーカス・オン・サニティ、5.コンジニアリティー、6.クロノロジー、7.※モンク・アンド・ザ・ナン、8.※ジャスト・フォー・ユー
※…CD only bonus tracks
1959年5月22日 ハリウッドにて録音
原盤…ATLANTIC 1317 発売…ワーナー・パイオニア
CD番号…30XD-1032
演奏について…名曲のオープニング・ナンバー「淋しい女」…「チャーリー・ヘイデン」の野太いベースに引っ張られて、「コールマン」と「チェリー」のコードを敢えてハズシ気味に?吹くユニゾン・テーマから、興味を惹かれる。
ハズシ調子なのだが、「ヘイデン」の重厚なベースと、「ヒギンズ」のこれまたクールで的確なドラミングによって、曲が締って見える。
「コールマン」と「チェリー」の掛け合いは、ハズシ加減が絶妙で、フリーと言いながら、かなり計算された(編曲)演奏に思える。
「コールマン」は、ヴァイオリンを嗜んだり、(アルバムも有るので、いや弾くと言う方が正確だな)して、クラシックの素養を持っているので、かなり和声を重んじるアーティストなんです。
一曲目の曲の崩しの妙を味わって下さい。
2曲目「イヴェンチュアリー」…この曲の「コールマン」は相当ぶっ飛んでいます。
アルト・サックスの嘶き具合が、まるで「ドルフィー」が吹いているかと錯覚を起しそうです。
続く「チェリー」も、この時代のアーティストとしては、かなりやばいぐらいに行っちゃってます。
「ブラウニー」「モーガン」もっと言って「マイルス」の吹くペットとは、かなり違います。
ペットが過激な楽器に変身しています。
二人にインプロビゼーションを堪能して下さい。
3曲目「ピース」…1曲目「淋しい女」と同じように、崩し調子のユニゾンから始まりますが、バックの「ヘイデン」が深海を彷彿させる、重々しいボウイングを演ってくれるんで、この辺りが激スパイスになって、辛ムーチョの演奏になります。
しかし、「コールマン」のアドリブはとてもメロディアスで、聴き易いですし、ピアノレスの編成に、「ロリンズ」の演奏みたいに、ガッツリとマッチする演奏になっています。
「チェリー」のソロも、とても知的で、メロディアスで、一聴するとフリー・ジャズには思えません。
二人のアドリブ演奏がとても魅惑的なトラックで、一言で言えば、so goodな演奏です。
「淋しい女」と双璧の演奏でしょうか?
4曲目以降は、明日書きますね。
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