間近に迫った横浜マラソンに向けて、レースペースでインターバル走をやった。せっかくなので、買ってから一度も走っていないゲイル2のテストも兼ねて走ってみる。
買って触れてみて、すぐに分かった違いは、かかと部分に内蔵されている樹脂パーツ。写真で見るように、アリビオ2より高い位置まで埋め込まれている。これだけでも踵のホールドの良さが分かるが、実際走ってみると、実はそれ以外の部分の方に違いを感じた。
練習内容は5km(4’20”/km)×2本のインターバル。ウォーミングアップを含め15kmの走行。このところスピード練習も含め、ずっとGEL-1150で練習していたので、走り始めは硬く感じたが、さすがに4分前半くらいのスピードに上がると、気持ちのよい反撥力で軽快に走れる。はじめに感じた踵のホールド感の違いより、拇指球付近の安定感を一番感じた。ある種、オーバープロネーション対策的な処理なのか。アリビオ2にくらべ明らかにしっかりしている。といってもDSトレーナーのように、内側が硬く、強制的にオーバープロネーションを防止してやるぞ!というほどでもない。とても自然な感じで安定して走れるのだ。なにがどう変わったのかは分からないが、走りやすくなったのは間違いない。硬くせずに安定させる。このあたりが一流シューズメーカーの仕事ぶりなのだろう。
それとアリビオ2は小指付近がタイトな感じがしたが、少し緩めになって自分の足には丁度良くなった。緩めといってもジャパンほどルーズではない。まるで自分の足に合わせて進化してくれたようで、うれしい。まだアリビオ2も走れるので、レースデビューは三浦マラソンからにしようかな。楽しみ。
土曜は練習を休んで、食事もたっぷり摂る。日曜は20kmのミドルペース走の予定だったが、金曜の事もあり、5分弱/kmのペースの予定を5分半/kmにしようか迷った。走り始めて体が軽いので、予定通り5分弱(4’50”)/kmに設定。結局そのまま20km走りきり、まだ余裕があったので、更に3km追加。ラスト3kmは時計を見ないで走ったが、後でチェックしたら4分半/km。土曜の休養が効いているのだ。やはり疲労は上手に抜きながら練習しないと効率が悪い。
タイムを競うような運動を真面目にやった事がある人なら、破壊と再生の理屈にならって、休養の大切さを良く知っている。自分も分かっているつもりだったのに、月間走行距離という言葉の呪縛から、ついつい無理をしてしまっていた。仕事や風邪その他の理由で、予定通りの距離を走る事が出来ずに借金が出来たとしても、ことランニングに関しては踏み倒すに限るようだ。
会社の人間がかなりたちの悪そうな風邪をひいていて、うつされなきゃいいなぁ~と思っていたのに、きっちりうつされてしまった。横浜マラソン前の、一番走り込まなきゃいけない時期に風邪をひくなんて・・・
月間300km以上走るという事は、平均して毎日欠かさず10km以上は走らないといけない。月曜時点で10kmの借金。火曜から金曜まで練習を休んだので、合計50kmも借金を膨らませてしまった。土日でなんとか15km返済した。それにしても、調整で練習を休めば体が軽くなるのに、風邪で休むと同じ休養でも全く軽くならずに苦しい。今日の20kmはきつかった!とはいえ、走れるくらい健康だってことが、本当に幸せだなぁーと、走りながら心底思った。たまには風邪ひくのも必要だな。
気圧配置が冬型になって空気が澄んでいたせいか、今日は普段より星の数が多かった。仕事が終わってから、しばらくStarWalkで遊んでいた。寒いっ!
相模アルパインの香○さんに声を掛けて頂き、まだ公表されていない太刀岡山・右岩稜を登ってきた。
このルートは山岳ガイドの松原尚之氏が開拓したルートで、12月のロック&スノーに公表されるらしい。8月以来フリーをやっていなかったので正直心配だったが、香○さんと登れる機会もなかなかないと思い、思い切ってご一緒させて頂くことにした。
1ピッチ目(10a)
最近登ってないからと遠慮がちに言ったため、ほとんどのピッチを香○夫妻がリードする。自信がなかったにもかかわらず、やはり岩を目の前にするとリードしたくなるのはクライマーの本能か。いまさら仕方がない。
太刀岡山自体初めてだったのでよく位置関係が分からなかったが、下部岩壁を右へ回り込んだところが取り付きだ。くわしくは松原氏のブログを参考にされたい。
1ピッチ目は10aとなっているが、ホールドスタンスともしっかりあるので、落ちついていけばグレードよりはやさしいと思う。
2ピッチ目(5.9)
出だしの一歩が「あれ?」という感じだが、この一歩だけ。あとは傾斜の緩いガレ場を登るだけ。
3ピッチ目(10a)
このピッチは結構怖かった。セカンドでも怖いと思ったので、リードはかなり思い切りがいると思う。核心部で支点が取れないのだ。しかも、まだ新しいルートであるため、乾いた苔が岩に密集していて、とにかくスタンスが滑りやすい。このあたりが本チャンぽくて、逆に楽しいところでもある。
4ピッチ目(5.7)
ここだけリードをさせてもらう。ん?と思う一歩もあったが、5.7は5.7。とくにこれといったものはないが、このあたりから景色がよく見えて気持ちが良い。
コルへの懸垂
短い空中懸垂。こういうところも本チャンぽくてよいかも。
5ピッチ目(10d)
出だしがボルダーチックで難しい。NPになっているが使わなかった。松原氏のブログの写真には、横に走っているクラックに1本かましている。カンテに届けばガバポケットがあるのだが、おそらく初見では見つけることが出来ないと思う。リードはかなり厳しいピッチだ。自分は静○さんがかけてくれたスリングでA0突破。次回来た時にチャレンジさせて頂きます。
ピークから1ピッチ懸垂でハサミ岩に降り立ち、そこからは登山道で下まで歩ける。太刀岡山はこぢんまりしたゲレンデだが、左岩稜もあって、結構変化に富んでいる。高速から近いこともあり、今度ゆっくり遊びにきたい。誘って頂いた香○さん。楽しかったです。本当にありがとうございました。
自宅周辺があまりにも走りやすい環境にあるため、ほかの地域を走ったことがほとんどない。いつも同じ景色ばかりではつまらないし、ましてやながーい時間走るLSDでは変化があった方が飽きなくていいと考え、横浜の大桟橋まで足を伸ばすことにした。
午後から近くのジムで軽く登って、夕方から出発。みなとみらいは夜の方が綺麗だしね。上の写真は亀の甲橋からの夕焼け。競技場を回り込んで新横浜のモーテル街を過ぎ、横浜上麻生道路へ向かう。
雨の日にお世話になってる、日産スタジアムの外周路。1周1km弱。この下階も走れる。
さすがに夕方の幹線道路は交通量もおおく、排気ガスを吸いながら走っているようで気分が悪い。しかし、普段のランニングにはない、目に飛び込んでくるいろんな景色は飽きなくていい。
スーパートップ
結構信号待ちが多い。白楽公園入口の信号から右斜めの路地へはいる。MM21への近道だ。幹線道路からはずれて交通量も減り、少し走りやすくなる。国道1号線を渡ってからしばらく歩道が狭くて走りにくいが、国道15号を渡り、中央市場通りに入ってからは、気持ちよく走れるようになる。突き当たりを右折すると、すばらしい夜景が目に飛び込んできた。
こちらから見るランドマーク周辺の景色は始めて
APECのために、あちこちで検問をやっている。パシフィコ横浜では歩道も閉鎖されていて、車道を走らなければならず怖い。
こんな感じで、後ろから車に轢かれそう
そうだ、反対側を走ればいいんだ。気付くと、みんなそうしていた。あぶないあぶない・・。コスモワールドが近づいてくると、歩道の人も増えてきて、走りにくくなる。まぁ、こっちが邪魔者なんだけど。
すぐそばから見た、コスモワールドの観覧車
さすがにこの周辺は、信号待ちやら歩行者渋滞やらで、まともに走れない。赤レンガ倉庫近くまできてやっと走りやすくなる。カップルだらけの象の鼻公園でトイレを済ませ、山下公園へつながる山下公園プロムナードを走り、折り返し点の山下公園に到着。
山下公園の噴水
この噴水まで、家からちょうど12km。折り返し。今度はプロムナードに上がらず歩道を走り、大桟橋へと向かう。大桟橋からの夜景は本当に綺麗だ。
大桟橋の中の通路。こんな複雑な形状を良く作ったもんだ。ウッドデッキがまたすてき。
とにかくあちこち警官だらけ
空き地にはすごい台数のパトカーも!
写真撮ったりジュースを飲んだりして、ペースも落ちまくりなので、そろそろ走りに集中して帰宅することにする。やっぱり家の周りを走っているよりは変化に富んでいて、全く疲れを感じることなく走りきる事ができた。LSDではこの方が効率よく練習出来る。楽しかった。走行距離25km。2時間39分。もうちょっとゆっくりでもいいかな。