関東マスターズ 10km

2009-06-16 02:09:30 | ランニング
ゼッケンは加工して消してあります。

6月第一週は走り込みを終えスピード練習をし、残り1週間で一度タイムを測ってから調整しようと思っていた。しかし一週目は仕事が忙しく、毎日帰宅が夜中。なんとか5kmだけ走る。二週目は風邪で熱を出す始末。仕事は休めないので、医者でもらった薬に頼る。

なんとか土曜には熱が下がり、多少体も楽になった。これなら走れるだろうと、桜田門へ向かう。

やっぱり大会は楽しい。ほどよい緊張が体の不調を吹き飛ばす。初めての皇居のレース(というか、レース2回目だけど)。もっと排気ガスもくもくなイメージがあったが、とても気持ちのいいコースだった。

完走出来ればいいや、と思っていたが、自己新から33秒遅れの45分20秒。風邪っぴきとしてはまぁまぁか。とにかく楽しめて良かった。しばらくレースはないが、秋のハーフに向けて黙々と距離を伸ばそう。しかし、微妙に腸脛靱帯炎気味。鍛えれば強くなるのか。いや、しばらく休もう・・・








一ノ倉沢・衝立岩ダイレクトカンテ -2-

2009-06-15 00:59:33 | クライミング
ダイレクトカンテに行ってから、もうすぐ一ヶ月経ってしまう。仕事が忙しいと、ひと月なんてあっという間だ。一ノ倉の後は、丹沢クリーンハイクの無線係。県連救助隊の救助訓練。そして皇居で行われた関東マスターズの10kmレースと、休む間がなかった。まぁいつもの事だ。ただ、早く記事を書かないと、忘れてしまう。それでなくても忘れっぽいのに・・・

3ピッチ目(や)
直上し、ハングをよけて右上しながらカンテを越えるピッチ。寝不足のせいか、薄着で体が冷えたせいか、ビレイの間やたらとあちこちがつる。コールがあってスタートした時は、体がコチコチだった。スタート10mくらいはなんてことない掛け替え。ハングにぶつかってから、少し様子が変わる。

このピッチが一番支点の状態が悪かった。いつ抜けてもおかしくないハーケンが続く。一部ペツルがあり、そこは安心だが(人によっては興醒めするらしいが)、それ以外はほとんど悪かった。スタンスにしたハーケンの頭がグニャリと曲がる。今度はアブミを掛けたハーケンが抜けた!山○さんがすぐ横のハーケンと連結でスリングを掛けていたおかげで、墜落距離15cm。自分がリードしていたら、間違いなく数m墜落していただろう。カンテを乗っこすところが、少しだけバランスが必要。ビレイポイントにはたくさんピンが打たれているが、テラスがないのでハンギングビレイとなる。なかなかの高度感だ。

4ピッチ目(や)
傾斜が若干ゆるむが、自分はこのピッチが核心と感じた。フォローで気が抜けてるからそう感じたのか。いや、ルート中は、やはりこのピッチが一番緊張したと思う。人工とフリーが混ざりながらのトラバース。はがれそうな岩だらけで、けっこういやらしい。ピンが抜けているのか、もともとフリーで行くところなのか、かなり厳しいところもあり気が抜けない。このピッチの途中から、時々小雨がパラつきだし、数年前のビバークが頭をよぎる。

山○さんは草付き手前の横に伸びた灌木にまたがってビレイしている。そこから先頭を交代して、藪の中へ潜り込む。腐ったリングボルト2本発見。ここから岩を一段あがるが意外といやらしく、一旦戻ってバンド状になった右へ伸びる草の踏み跡をすすむ。が、途中で踏み跡がなくなっている。またボルトの位置まで戻り、今度は山○さんと交代して様子を見てもらう。バンドの先の深い草むらの中をどんどん進み、どうやら北陵の懸垂ポイントを発見したようだ。

略奪点付近の雪渓はぐずぐずで、軽アイゼンが全くきかない。今回はバイルを持ってこなかったので、衝立前沢に入るまでは少し緊張した。最後の大滝の懸垂の延長で、本谷に続く雪渓まで乗れた。後は楽だ。この時期のアプローチは本当に楽で、日も長く、継続をやるにはいい時期だと思う。

初めての衝立だったが、運が良かったのか、来る前のイメージと違ってあまり悪い印象はなかった。もちろん雲稜などに行けばまたずっと違った感想になるに違いないが、とりあえず楽しい衝立デビューを無事終えることが出来た。