鋸岳・・・じゃなくて鋸山

2010-09-27 01:17:16 | 登山
三連休の最終日に千葉の鋸山へ行ってきた。ひさーしぶりの、のんびりハイキング(実際は暑くて意外に疲れたが・・)。たまにはいいもんだ。写真は岩舞台の片隅に放置された、錆びたチェーンソー。これでいったい何個の石を切り出したのだろう。この錆び具合にしびれて、しばらく眺めていた。


ハイキングと言えばビールでしょ

久里浜港からフェリーで浜金谷へ。想像よりも見所満載で楽しめた。クライミングエリアの下見もしたかったのだが、詳しく調べてこなかったので、結局見つけることが出来なかった。


久里浜沖に浮かぶアシカ島

むかし磯釣りに夢中だった頃は、正月にこのアシカ島に渡って釣りをするのが恒例になっていた。懐かしい。また釣りしたいなぁ・・


潜水艦もスイスイ

本当は釣りでもしたいなぁと思っていたのだが、ハイキングもすてがたい。海も山も両方味わえるかなと、鋸山に行くことにしたのだが、ひさしぶりにじっくり眺める海は気持ちよくて、この企画は正解だった。


鋸山には大仏やお地蔵さん、観音さまと、盛りだくさん。



石切跡は結構迫力あり。鷹取山と違って高さがあるので、本当に迫力があった。「安全第一」は当時掘られたもの?ロープウェー乗り場で生を飲んだら疲れてしまい、そのままロープウェーで下山。でも休日をのんびりたっぷり楽しむことが出来た。


金谷港の夕日

いまの季節、17:20出港の船に乗ると、船上で夕日を眺めることが出来きる。夕日を眺めながら、またビール!こういう休日もたまには必要だ。癒された一日。お疲れ様でした。



近況

2009-07-30 00:24:47 | 登山
「後で・・・」とかいいながら、記事をアップしてる余裕などなかった。仕事が忙しい上に、走り込みをしていたものだから、全く時間がなかった。

やっと仕事が落ち着いて(このご時世、あまり落ち着くとヤバい!)、気が付くと過去にないくらい、ブログを更新していない。

忙しいといいながら、週末は登っているのである。この前の日曜はトレーニングで、菩提峠~蛭ヶ岳往復(みやま山荘までは21kgボッカ。疲れた・・・)。その前の週は小川山。写真は小川山レイバックでリードするぐっさん。彼はこの後、クレイジージャムをオンサイト。かっこよすぎですよ。その前の日曜は会山行の葛葉川沢登り。

週末はいよいよ憧れのAフランケ赤蜘蛛。継続で山頂を踏みたかったけれど、天気が怪しく、赤蜘蛛1本の予定。なんとか日曜はすっきり晴れて欲しい。




甲斐駒Aフランケ偵察

2009-07-05 23:44:16 | 登山
甲斐駒Aフランケ偵察に行って来ました。





昼食のパンを食べていたら、急に現れた。

「私は七丈小屋の番人だにゃぁ~」
「どうも初めまして(猫じゃん)」
「今日は泊まりかにゃぁ」
「いや日帰りです」
「そりゃお疲れさまだにゃぁ」
「ありがとうございます(パン食いたいんでしょ)」

てな会話をしました(うそ)。

ちなみにここは標高2360mです。
サプライズな猫でした。

後で・・・



池山吊尾根から北岳

2009-05-15 01:14:20 | 登山
仕事が忙しく、なかなかブログまで気が回らない。今日(5/17)は予報が雨で変形チムニーが中止になったので、久しぶりにのんびり家で過ごす。色々やりたかったが、ほとんど寝て過ごしてしまった。

GWはリトライの北岳。会の阿○さんと行ってきた。予報が悪いので、またもや撤退か!と思っていたが、なんとかもちそう。とにかく出発する。

前回核心の夜叉神トンネルも二人で歩くとなんでもない。鷲ノ住山の入口も、真新しい標識が設置されていて、迷うこともない。野呂川を渡って林道に上がる道も、前回のような苦労もない。トレーニングを積んでいたので、尾根の急登もあまりきつく感じない。雪も少なく、モナカの踏み抜きで体力を消耗することもなく、あっさり小屋まで到着した。13時半頃か。この日、小屋をベースにするのは我々のパーティーのみ。他のパーティーはさらに上部へ向かった様子。追い抜いた単独の2人は、どうやら引き返したようだ。

問題は雪の少なさ。小屋の周りにあることはあるのだが、かなり汚れている。なるべくきれいなところを選んで水を作ったが、少し油のようなものが浮いてくる。樹液かなにかか。気持ちが悪いので、全て沸騰させて使った。水を作り終わったコッフェルをティッシュで拭くと、砂で黒くなる。黄砂だろう。網付きジョウゴで濾してはいるものの、黄砂は濾しきれない。春山での水作りはコーヒーフィルターの方がいいかもしれない。時間はあったが寝不足なので、早めにシュラフに入る。

3時起き4時半出発。一応GPSにルートを入れておいたが、踏み跡は明瞭で迷うことはない。しばらくして急登が始まる。ほんとに急登だ。息が切れる。

城峰で単独のテント発見。ここからちょっと下り、すぐにまた急登。ここでアイゼンを着ける。樹林もまばらになると傾斜も緩み、まもなくボーコン沢ノ頭に到着。う~ん、すばらしい景色。縦走もたまにはいいもんだ。



八本歯ノ頭からの下りも、雪が少なく岩やロープが露出しているため、特に問題なく通過。しかし八本歯ノコルからの登りですれ違った若者からのアドバイスによると、山頂直下の西側斜面が凍っていて、危険なので注意してくださいとの事。しばらくして、すれ違った若者も「山頂直下はほんとに怖いですよー。気をつけてください」と言われる。元気そうな若者が二人揃ってそう言うのだから、きっと怖いのだろう。気を引き締めて山頂へと向かう。

間ノ岳との分岐にザックをおいて山頂を目指す。慎重に歩いていると、ほどなく山頂が見えてきた。(あれ?どこが危険?)気合を入れすぎていたせいか、拍子抜けしてしまった。あの二人は雪面になれていなかったのだろうか。特に危険な斜面などなかった。

すばらしい眺めだ。天気は曇りだが、風もなく気持ちがいい。30分ほど山頂でくつろいだ。

下りは踏み抜きが多く体力を消耗したが、早めに小屋に到着。この日は単独の人がいた。この人以外に城峰で若者二人組、翌日すれ違った単独の計3パーティーが北岳へ向かっていったが、翌日の午後から雨になって、それからしばらく雨が続いていたので、おそらく撤退しただろう。あまり天気に恵まれないGWだったが、自分達は鷲ノ住山をほぼ登り終えるまでたいした降りとはならず、ぎりぎり天気も持ってくれた。

楽しみだった夜叉神トンネル。これから侵入しようとしたとき、北岳山荘と書かれた車が横で止る。載せてくれようとしたみたいだが、「もうすぐだからいいか・・」と言ったので、「はい大丈夫です」、とお断りした。こっちはトンネルを歩きたいのだ。しかしこの車の人は親切で、出口のシャッターを開放したままにしてくれた。真っ暗なトンネル歩きを楽しみにしてたのに・・・

このところ敗退続きだったので、やはり完登出来たのはうれしかった。次は厳冬期にきてみたいと思った。







丹沢山ボッカトレ

2009-04-21 00:00:49 | 登山
久しぶりに丹沢にボッカトレに行って来た。ボッカトレといっても20kg。この重さは今回限りで、次回からは25kgに上げよう。あまり上げて、膝を壊すのも怖いので、ほどほどにしたい。

さいきんは週に2・3回走っているので、心肺機能は向上しているはず。あまり気合いを入れすぎず、でも密かに新記録を狙って、黙々と歩き続ける。

二股に分かれてから、また合流するところにある台(テーブル?)のところで35分。なんだ。いつもと同じじゃん。ちょっと慎重?に歩きすぎているようだ。少しピッチを上げる。やっぱり走っているから、呼吸も楽だ。花立までいつもなら2時間を超えてしまうが、1時間50分。塔の頂上で2時間18分。やったー、新記録だ!

塔での景色は丹沢では珍しい一面の雲海。



上の写真は江ノ島方向だが、大山も三ノ塔も雲の下。すばらしい景色だった。

今回の荷物は水ではなく、クライミング道具などを背負っていたので、途中で捨てられない。丹沢山で一口ビールを飲んだせいもあるが、塔への登り返しは結構疲れた。大倉尾根の下りの階段で、よく足を痛めるので心配したが、今回はとくにどこも痛めることなく無事下山。たまにはゆっくり休みたいなぁと思ったりもするが、やはり歩くと気持ちがいい。歩いてばかりいないで、クライミングの練習もしないと。アルパインは忙しいなぁ・・・





関東ブロック救助隊合同訓練

2009-02-19 00:25:50 | 登山

土曜日は仕事だったので、日曜だけ参加してきた。「土合山の家」には関東労山だけではなく、都岳連の救助隊も集まり、総勢百人を超えていたという。夜の宴会は、さぞ盛り上がっただろう。参加したかったなぁ。でも、また「ゲロゲロ救助隊」に変身する可能性があるので、参加しなくて良かったかも。

遭難者役の人がツエルトにくるまって隠れ、それをみんなで捜し出し、安全地帯まで搬送する。いつもの救助訓練の流れだ。自分と平○さんの二人が遭難者の一人を捜しあてた。かくれんぼの感覚で、とてもなつかしい興奮を味わえた。

2月とは思えない雪の少なさで、谷川らしくない。今年はなんとなくさえない雪山シーズンだ。このまま終わってしまうのかな。



涸沢岳西尾根 -2-

2009-01-06 20:30:01 | 登山
涸沢岳ピストンとはいえ、ベースが1770m。涸沢岳は3110m。標高差1340mあり、どこでラッセル地獄になるか分からない事を考えると、朝は早く出る事に越したことはない。1時半起床で、3時出発とする。

「2時半過ぎてるよ!」というメンバーの声で目が覚めた。ここで白状するが、携帯の目覚ましの設定を間違っていたようだ。まあいいさ。予定より1時間遅れ。望むところだ。急いでシュラフをたたみ、食事に取り掛かる。

出発は4時。しっかりトレースがあるので、どんどんと標高を稼ぐ。トレースさえあれば楽チンなので、6時半には2400mの幕営地点に着いてしまった。テントが4張りほど。みなのんびりと出発の準備をしている。この時間に出発していないという事は、全パーティー奥穂断念ということだろうか。結局ここからラッセルとなる。急斜面で腰上のラッセルはなかなか進まない。それでも尾根の取付付近よりはましで、40分ほどで100m以上は進めたと思う。トレースを歩く後続はあっという間に追いつき、ここから8人で交代しながら進む。

ジャンクション手前の急斜面を前爪を利かせて登り、登りきった少し傾斜の緩んだ場所で登攀具を付ける。たしかにここの下りは、ちょっとでも天候が悪くなれば、そのまま下ってしまいそう。他のパーティーは赤旗をさしていたが、天気が崩れる心配がなかったのとGPSがあるので、我々パーティーはそのまま進んだ。蒲田富士手前の急斜面はフィックスがあるが、半分ほど埋没している。雪の状態もよく、アイゼンもしっかり利くので、問題なし。F沢からのルンゼの登りも同様で、涸沢岳頂上まで特に問題もなく到着した。

頂上手前から予報と違って曇りだし、風も吹き始める。寒いので頂上での休憩は10分ほどで切り上げ、すぐに下山開始。曇ってくれたのと冷たい風のおかげで、雪がグズらずに楽に降りられた。朝から天気が良かったので、雪がゆるんだら下りは怖いだろうなぁと思っていたから助かる。ある意味、最高のコンディションだったのではないだろうか。冬山は天気次第なので、これが涸沢岳西尾根だと思ったら、次は痛い思いをするだろう。とはいえ、1度でも歩いておけば様子が分かるので、ベースが下だったにも関わらず山頂を往復出来たのはうれしい。

この日の前後は天候が悪く、特に前日は西穂の女性滑落(太腿にピッケル貫通!)や、抜戸岳の雪崩(2人行方不明)など、遭難が相次いだ。入山の際に新聞記者にされた質問が耳に残る。「こういう事故が起きたのに、それでも山に登るのは何故ですか?」。質問は覚えているが、てきとーに答えたので、なんて言ったか忘れた。亡くなられた方々の御冥福を祈ります。



涸沢岳西尾根 -1-

2008-12-31 17:47:51 | 登山

天気予報ではくもりか雪。あまり天気は期待できない予報だったが、気圧の谷と谷のちょうど間に入る。それほどひどくはならないだろうと思い、予定通り涸沢岳西尾根に向かった。

みどり湖SAにテントを張り仮眠。早朝新穂高温泉に着いて準備をして歩き出すと、なんだか物騒がしい。どうやら前日に抜戸岳で雪崩事故があったようだ。取材してきた記者の中に、昨年も取材をしてきた女性記者がいた。相手も覚えていたらしく、なつかしく感じると共に、1年の早さを感じた。この日も横尾で雪崩事故や西穂の滑落などがあり、この年末は山岳事故が多いようだ。自分達も気をつけなくては。

1週間前は春山のような雰囲気だったこのあたりも、クリスマス寒波の通過で一気に冬山へと変身。せっかく雪山へ来たのだから、当然雪があった方がいい。新雪を踏みしめながら、西尾根の取付へと向かう。

白出沢を越えてから取付を探したが、よく分からない。地形図上の尾根の末端から、忠実に登ることにする。当然ラッセル。倒木や藪の上に積もった新雪のラッセルで、しかも急登。なかなか標高があがらない。1時間半費やして、やっと標高差100m!1670m付近で他パーティーのトレースを発見する。なーんだ、このトレースのわずか40mくらい北側をラッセルしてたのだ。

このペースだと2400m地点まで明るいうちに到着するのは難しいと判断。1770m付近のなだらかになった地点で、早々と幕営する事にした。この時点で奥穂は断念。涸沢岳往復とする。さてどうなるやら・・・




西丹沢自然教室~檜洞丸~蛭ヶ岳~大倉

2008-12-01 22:21:21 | 登山

来週は忘年山行で岩トレになるため、長く歩いておこうと西丹から大倉を計画。一人でいく予定だったが、新入会員の安○さんから同行したいとの申し出があった。距離もあるしトレーニングなので、体力に自信がないときついですよ、と言ったら、技術はないけど長年ラグビーで鍛えたので、体力には自信があるとの事。それならと、お付き合い頂くことにした。

西丹沢自然教室8:50-檜洞丸10:40-臼ヶ岳11:43-蛭ヶ岳(昼食)12:39~13:06-丹沢山14:12-塔ノ岳(待機)14:55~16:00-大倉18:02

ゆっくり歩いてはトレーニングにならないので、マイペースで行く事は事前に確認をとってある。離れた時に連絡を取れるように、無線をもっていった。落ち葉の絨毯はいつ歩いても気持ちがいい。空も良く晴れていて、絶好のハイキング日和だ。歩き始めはスローペースだが、沢を渡って尾根に取り付くと、少しずつペースを上げていった。

振り向くと富士山がとてもきれいだ。雪もだいぶついてきたので、あちらも登りたいなぁーと思いつつ、せっせと標高を上げる。すでに安○さんの姿はない。要所要所で無線連絡を取りながら、マイペースで歩き続ける。初めての会山行なのに、冷たくてすみません。翌週の岩トレでは楽しみましょう。

蛭への登りは結構きつかった。蛭ヶ岳の山頂でゆっくりと昼食。とにかく天気が良くて気持ちがいい。昼食が済んで安○さんの現在地を確認すると、山頂より150mほど下にいるようだ。時間が掛かりそうなので、申し訳ないが出発する。

丹沢山へ向かう道は霜が溶けて、びちょびちょ。とても歩きにくかった。丹沢山へ着く頃にはどんよりとした雲が空をおおい、日差しがなくなって寒くなってくる。出発前の天気図では冬型だったので、稜線では冷たい北西風を予想していたが、風はほとんどなかった。冬型が弱まって、雲が出始めたのだろうか。耐寒訓練のつもりで、塔ノ岳までは半袖一枚で歩き続けた。

塔ノ岳14:55に到着。途中30分近く休憩して約6時間。大倉まで下りは1時間半なので、全工程7時間半というところか。実際下山して確定したかったが、安○さんはヘッデン下山になるので、さすがに一人では置いていけない。ここで到着を待つことにする。あるもの着込んでうつらうつらしていたら、もう寒くてたまらない。人のほとんどいなくなった山頂で、一人走りまわった。

1時間ちょい遅れて16:00時に安○さん到着。水飲み休憩だけして、すぐに下山を開始する。3週連続でヘッデン下山だ。烏尾山荘のオヤジに見つかったら、絶叫しながら浮石でも投げつけてくるかもしれない。幸いここは大倉尾根。暮れてゆくきれいな空と富士山のシルエット、下界の夜景を楽しみながらゆっくり下った。大倉到着18:02。安○さんはだいぶお疲れのようだったが、その分充実感もあったようで、渋沢で軽く一杯やって帰路についた。

-写真は塔の山頂で迫ってくる鹿- 

 

 


続・モミソ沢アイゼントレ

2008-11-27 10:18:00 | 登山

2週連続でのモミソ沢アイゼントレ。今回は年末山行を共にするメンバーとの事前練習だ。

同じ場所をそのまま登っても面白くないので、今回は実際に冬山に使う厚手のグローブをつけていった。バリエーションに使うグローブを選ぶのは、なかなか難しい。今までは毛糸の手袋とヘリテイジのオーバーグローブを使用。このオーバーグローブがダブダブで、いつもカラビナのゲートに挟んでしまう。無理やりひっぱって、結局穴をあけてしまうのだ。

今シーズン使うグローブはマウンテンハードウェアのバターライナーという、ネオプレーンを薄くしたような生地で出来たインナーに、ブラックダイヤモンドのグリセードの組み合わせ。家でバイルにぶら下がっている分にはなかなかいい感じだが、こればかりは実際に冬壁に行かないと分からない。このセットでモミソに入った。結構登れる。大滝と、もう一ヶ所だけはずしたが、後はずっとつけたまま登った。なかなか緊張感があって楽しかった。

単独も面白いが、楽しさだけでいうならやっぱり仲間がいた方がいい。このところ単独が続いていたので久しぶりの仲間との山行は楽しかった。この日は相模労山の椎○さんと相模山遊会の河○さんにもあった。しかし今年は河○さんとよく会うなぁ。

稜線に出てから塔まで上がり、表尾根を烏尾山まで歩いて烏尾尾根を下った。下る前に綺麗な夜景を見ながらヘッデンの準備等をしていたら、烏尾山荘のオヤジが近づいてきた。

オヤジ「どこ上がって来たの?」
うちら「モミソです」
オ「こんな時間に気を付けてよ。先週も書策新道で遭難騒ぎがあったんだから」
う「あ、先週は烏尾尾根でも遭難があったんですよ。僕が一緒に下まで下ったんです」

この会話の後から、何故かオヤジの態度が急変。

オ「君らだって言語道断だよ!こんな時間に稜線に出てくるなんて、何考えてるんだ!丹沢をなめてるんじゃないのか?大体沢をやる連中は一般登山者をなめてるんだよ。!沢から上がってきて優越感にひたってるんだろう?バカにしやがって!」


何なんだいきなり?!おーこわっ!こういうのは相手にすると止らなくなるので、黙って聞いていたら、さんざん吠えてその場を離れていった。何か虫の居所が悪かったのかもしれないが、こっちだってせっかく楽しいトレーニングが台無しだ。まったく!

その時は気分が悪かったが、時間が過ぎればいい話のタネになって盛り上がれた。おっちゃんありがとう。そしてこれに懲りずに、また翌週もヘッデン下山をするのであった・・・・