高層天気図の記号

2006-05-15 23:25:47 | 天気予報
高層天気図中の風向きの横の数値は湿数というものだった。気温から露点温度を引いた数値らしい。

露点温度というのは湿気を含んだ空気が凝結を始める温度。天気の話でいうと雲が出来る温度ということだ。当然水分を多く含んでいる空気は露点温度が高い。

高層天気図では湿数3以下の地域を湿域とし、メッシュで表している。天気が崩れる、または崩れている地域だ。メッシュの個所はすぐに視認出来るので分かりやすいが、そうでないところをどう読むかである。

寒冷な空気が近づいてきても、湿数が大きい地域は雲が出来にくい。逆に湿数が小さい地域は少し気温が下がっただけで、天気が崩れやすい。その辺りを考えながら天気図を読まなくてはいけない。

湿数。とても重要な数値でした。



高層天気図

2006-05-01 20:39:39 | 天気予報
9:00と21:00の1日に2回、高層天気図というのが発表される。山に関係するのが特に700hpの高層天気図だ。

谷川ビバークの一件依頼、天気予察能力の向上に努めてる。散々叩かれたからね。覚えてやろーじゃんかよって勢いで始めたんだけど、これが難しい。とほほ・・・って感じです。それじゃなくても忙しい日常に、また仕事増やしちゃって、バカか俺は。

毎日仕事の前に高層と地上の天気図を印刷して、翌日にその日の実際の天気を書き込む。専門書でお勉強しながら、印刷した図を元に予報する毎日。それを繰り返し訓練することで、天気図と観天望気からその後の天気を予想する力がつく、らしい。今は携帯から天気図が取れるので(有料)、iモードがつながる場所なら、外でも予測可能。うちの会長曰く「ある程度予測できるようになるまでに、何年も掛かりました」とのこと。何年も続けるのか、こんなこと・・・

ま、何事も継続は力なりだからね。辛抱辛抱。

ところで、高層天気図中の記号の意味が未だ分からない。風向きの記号の横の数字。上は気温だけど、下は何だ?ネットで探しまくったが、あるサイトでは気圧の変化と書いてあった。でも、この図の数字は気圧の変化ではないように思う。ふぅ先が思いやられる。