電子書籍

2011-05-31 01:11:33 | その他

小説を読むのが好きで、20代くらいまでは結構読んでいた。仕事が忙しくなり、読書以外の趣味も増え、気が付くと年に1冊くらいしか読まなくなっていた。

普段はバックなどを持ち歩かないので、文庫本をしのばせて電車の待ち時間にサッと開く、なんて芸当が出来ない。読むのはベッドに入ってから寝るまでの時間だ。その頃になると大抵クタクタになっていて、3ページもめくると瞼が重たくなって本を閉じてしまう。けっきょく物語の中に入り込めず、夢中になって読みふけってしまう、なんて事はなくなっていた。

iphone4を手に入れて一番興味を持っていたのが、電子書籍だった。しかしiphone4が出た頃は、まだまだ電子書籍市場も整っておらず、読みたい本が限られていた。もちろん今でもまだまだなのだが、ソフトも快適になり、1年前と比べたらだいぶ書籍数も増えて選べるようになってきている。

携帯は常に持ち歩いているし、片手で操作出来るため、場所や姿勢を選ばずどんな時でも読み始められる。iphone4を手に入れて1年弱。気が付くと、もう10冊近くも読んでいた。本当はのんびりとソファーに座り、紙のページをめくっている方が、読んでいて気持ちが良い。しかも、気に入った本ならずっと残しておきたいたちなので、やはり紙の本はなくならないでいて欲しい。でも今のように忙しい日々の中、文庫本に限ってはしばらく電子書籍のお世話になりそうだ。



ボランティア 作業時の服装

2011-05-21 00:05:15 | その他

金曜に仕事のケリがついたら南相馬へ向かおうと思っていたが、さすがに体力気力とも萎えてしまってパスする事にした。今回の記事は瓦礫撤去などの屋外作業での服装について。

GWに行った時の浜での作業時は、ボランティア団体のサイトに載っているマンガを参考に揃えて行った。

ヘルメット、保護メガネ、防塵マスク、カッパ、ウエストバッグorザック、踏み抜き防止プレート入り長靴(又は普通の長靴に踏み抜き防止プレートを挿入)。こんな感じか。

ここで問題になるのがカッパ。アスベストが舞うような作業場所では、防塵マスクも厳密に選択しなければいけないと思うが、一般的な作業ではこのカッパに注意したい。

どうせ泥だらけになって捨ててしまうのだからと安物のカッパで作業すると、体中汗でグショグショになってしまう。本当にちょっとした作業で、すぐにそうなる。これからの季節はなおさらだ。汗で濡れたまま作業を続けると、風が吹いてきた時や、曇って気温が下がってきた時に急激に体温を下げ、体調を崩しかねない。そもそもかなり不快だ。なので個人的にはカッパはなるべく着ない方がいいと思う。山屋なら分かると思うが、気温が低い時でない限り、雨の時は傘か雨具の上だけで済ませる事が多い。雨で濡れるのを防ごうと上下着込んで、結局汗でビショビショになり、雨で濡れるよりもかえって不快になってしまうからだ。

安物のカッパを着るくらいなら、安い作業着を日数分購入して毎日着替える。又は古いゴアテックスの雨具を用意する(写真のじろさんや○カハシさんのように。○カハシさんのはもったいないよ、この金持ち)などにした方がいい。現地での作業次第で状況も変わると思うので、一応カッパは用意してザックにしのばせておき、着なくても問題のない、泥だらけになっても構わないような作業着でいくのがいいと思う。





達成感

2011-05-20 01:51:46 | その他

今月は仕事で毎晩深夜帰宅。いくつかの問題をクリアして前半の山場が過ぎ、なんとか納品の目処が立った。うまく出来るかどうか悩んでいた仕事だけに、とりあえずホッとする。帰宅して一人乾杯!

仕事の達成感と本チャンルートを登りきった時の達成感は、少し似ている。しかし、マラソンのそれとはちょっと違う。何が違うのだろう。疲れ切っているので、後でゆっくり考えよう。今日はご褒美に2本目w




ボランティア 自活能力は必要?

2011-05-12 00:42:17 | その他

自分はあるNPO法人に登録をして、その指示に従ってボランティアに参加した。参加するにはいくつかの方法があると思うが、この方法が一般的ではないだろうか。

参加に当たって色々と電話で問い合わせをした時に、「GWは人数も集まるため、食事は各自でご用意願います」と言われ、現地での活動期間中の食事を全て用意してから出掛けた。しかし直前になって「ご飯と汁物は準備出来るようになりました」とメールでアナウンスを受ける。ボランティアセンター(以下VC)でも状況をまとめられず、色々と苦慮していたようだ。とりあえずどうなってもいいように、自分は全て自活出来る準備をして出掛けた。実際は食事に関してはVCで用意して頂けた。最初の頃こそ、あまり大したおかずはなかったものの、GWの後半になると、結構まともなおかずも用意され、朝と晩は問題がなかった。昼は各自おにぎりをにぎったり、カップ麺などで済ませた。

出発時は気合い十分で出掛けたが、とくに山屋でなくとも、多少不便な環境(シュラフでごろ寝。場所によっては数日風呂に入れない等)でも我慢が出来る人なら、やる気さえあればだれでも参加出来ると思う。実際、若い女性もたくさん参加していた。もちろんそれはVCのスタッフの方達の懸命な努力によるものだ。それらのおかげで、とくに自活能力(装備)を持っていなくとも、やる気があれば誰でも参加出来る環境だった。

しかし他のボランティア団体や被災地の災害センターへ問い合わせて個人で出向く場合などは状況が異なると思うので、当然のことながらよく調べなくてはいけないが、自分が知る範囲では大体似たような状況みたいだ。ただ現地では安全が保証されているわけではないので、言われるままに作業をするのではなく、自分でしっかり判断して作業をした方がいい。張り切りすぎて怪我をしたり、させたりしたら元も子もないので。出発前にボランティア保険に加入する事は言うまでもない(地元の社会福祉協議会に問い合わせの事)。





帰宅

2011-05-06 00:28:42 | その他

「被災地ボランティア 5日目」もあったのだが、食後恒例になったお疲れ様会が盛り上がり、アップしているどころではなかった。5日目は雄勝半島へ向かう。硯で有名な場所らしいが、はずかしながら今回初めて知った。作業としては、流された硯や原石?の捜索、港の瓦礫撤去、お寺の清掃。自分はお寺の清掃班に回された。

最初はどうも気合いが入らない。自分が現地へ来た目的は、今まさに生きていくためにボランティアの力を必要としている、そんな人達のために働きたいというものだったからだ。しかし組織として動いている以上、指示に従わなくてはいけない。この班の班長は、なんと冬の剣や数々の海外の山もこなして来たというベテランクライマー。大阪を拠点とする和田さんという方だ。和田さん曰く、「壊滅したこの地でこのお寺に来ることが、地域の人の心の拠り所になっている。そんな場所を綺麗にするという事はとても重要な事だ。みんなで徹底的に綺麗にしてみましょう」。この言葉でやる気が出てきた。とりあえず作業が終わるまでは、きっちりと仕事をこなした。でも、正直なにかが違うなぁと感じたのが本音。こういった葛藤は、ボランティアをしていく中で常に起こるものなのだろう。

翌日は朝早くに公民館を発つ。被災状況を目に焼き付けておこうと、石巻から塩竃を通り、原発の20km圏内の避難区域にぶるかるまで海寄りを走った。その後、被災した従姉弟の済む茨城県大子町に向かう為に地図を開いて迂回路を探していく事で、20km圏の広さを実感した。

岩沼市

前日までボランティア仲間が一緒にいたが、帰宅時は独り。この広大な被災現場の中で独り立ってこの光景を眺めていると、意味もなく泣けてくる。それほど悲惨な状況なのだ。もうあれから2ヶ月近くも経っているというのに・・・・・・。現地を見てきた者として、伝えたい事、思う事がたくさんあるので、ちょこちょことアップしていこうと思う。この災害の復興はかなりの長期戦になると思うので、ボランティアに興味のある方が少しでも参考にしてもらえらたらうれしい(もちろん自己責任で)。



被災地ボランティア 4日目

2011-05-02 15:32:01 | その他

今日も小網倉浜。何班かに分かれて上の方まで打ち上げられた船の引き下ろしと、港の中の瓦礫の撤去とに分かれる。自分は船の引き下ろし班へ。

瓦礫と一緒にかなり高い所まで打ち上げられた、長さ10mくらいの小さい船。小さいと言っても瓦礫の中から引っ張り出すのは容易ではない。それでも大勢の人の力はすごいもので、周りの瓦礫を片付けて、テコを利用したり通り道に丸太を渡したりして、なんとか下の道まで下ろす事が出来た。その後は港の瓦礫の撤去作業。ここは百数十名での作業。港の一部ではあったが、人海戦術でなんとか片付いた。午後は強風のために作業は中止。今日は車中泊はやめて、宿泊先の公民館にお世話になる事にする。

お金も必要だが、このハンパではない瓦礫の片付けには、やはり多くのボランティアの力が必要だ。今日はつくづくそう思った。



被災地ボランティア 3日目

2011-05-01 18:43:22 | その他

今日も昨日と同じ牡鹿半島の小網倉浜での作業。この様子が今日のasahi.comの記事で紹介されていた。

http://www.asahi.com/national/update/0430/TKY201104300465.html

ブイの事を漁師さん達は「タル」と呼んでいるそうだ。タル集めも2日目になり、みんな作業に慣れて効率が良くなってきた。スピードが上がった分、昨日よりハード。午前中でヘトヘトになる。でも誰一人弱音を吐かず、懸命にやっている。「女性にはキツイから、あっちの作業やって」と声を掛けても、「大丈夫です!」と汗だくになってタルを持ち上げている。敢えてこういう所に来るくらいだから、気合いの入り方が違うのだろう。

2時間掛けてセンターに戻るのが面倒なのと、ガソリンその他が無駄だと思い、昨日から現場近くの広場で車中泊をしている。広場の隅にテントを張っているのは、どこかの国から来た外国人。ネットで日本の事を心配してくれる海外の人達の映像を見てもどこかピンとこなかったが、実際にこうして現地まできてボランティアをしている姿を見ると、日本人として心からありがたいと思った。