たまには笑えるおバカ映画でも観ようと、予告編を観てKICK-ASSに決めた。
ストーリーがどうのとか、メッセージがどうのとかどうでもいい。とにかく見終わった後に「あー面白かった!」と思える1本だった。R15+指定だけあって「うわっ!」と思うシーンもあったが、笑えるところやちょっとだけ感動するところもあったり、おバカ映画と思っていたが、気持ちの良い痛快アクション映画だった。
悪役のクランクを演じた俳優の目が印象的で、以前何かの映画で見たような記憶が。調べてみたら、なんと5日前に観た「ロビン・フッド」の中で渋い悪役ゴドフリーを演じた、マーク・ストロングという俳優だった。いくら雰囲気が違うとはいえ、5日前に観た映画なのに・・・(汗
あまりに忙しすぎたのか、このところすっかり無気力になってしまった。結構長い。2ヶ月ほどか。あらゆる事に意欲が湧かない。山もまたしかり。レースにエントリーしているのでランニングだけはやっておきたいと思うが、深夜帰宅が多く時間が取れない。走れない事がまたストレスとなって、悪循環に陥っている。ネットで「鬱診断」というのをやってみたが、「すぐにでも専門家に相談することをおすすめします」、だと・・・。「鬱病クライマー」。なんとアンニュイな響き。間違いなくロープを結びたくない相手の一人だ。
走れない事で2kgの体重増。しかも気合いがないので、10bも登れない始末。こういう時はあせらない。気持ちが沈むなら、沈みきるまでほっとくのも一つの方法だ。そしてだいぶ沈み込んだようなので、今週から少し元気になってきた気がする。
台風のせいで夏休みの山行企画が流れた。おかげで休み前に片付かなかった仕事を進める事が出来て、それはそれで良かった。仕事帰りに横浜ららぽーとで映画を観る。アンジェリーナ・ジョリーの「ソルト」。「トゥームレイダー」というおバカアクション映画(好きな人ごめんなさい!)のせいで、自分の中では軽いイメージが出来てしまった彼女だが、この「ソルト」で印象が大きく変わった。マットデイモンの「ボーン」シリーズが好きで、この映画にもそんな感じを期待して観たのだが、個人的には「ボーン」シリーズより面白かったかも。1時間40分があっという間だった。これは間違いなく続編が出るな。自説として、「映画は10本観て当たりは1本」と思っていたが、ここ最近当たり続き。そろそろはずすかな。
クリストファー・ノーラン監督の作品は、これで3本目。「メメント」、「ダークナイト」と、この作品だ。
「メメント」は伏線だらけの難解ストーリーだったが、好きなタイプの映画。「ダークナイト」は単純に面白かった。バットマンとかスパイダーマンとかの類はあまり好きではなかったのだが、期待もせずに何気なく観たせいか、非常に面白かった。デカプリオと渡辺謙というだけで話題性があるのだが、この前回の2作品が良かったせいで、否応なく、してはいけない期待をしてしまった。そう、映画というものは、期待して観ると大抵はずすものなのだ。
じわじわ染み込んでくるイタリア映画的な作品も好きだが、こういう「マトリックス」的複雑映画も実は大好き。そこにシャマラン風に最後の「ほぉー」っと感心させる締めを上品に入れてくれると、自分的には高評価となる。もちろん感動が必要なことは、言うまでもない。伏線の張り方も絶妙だった。きっと来年のアカデミー賞で、なんらかの賞を取るのではないかと思う。
「運命を分けたザイル」以来、とても観たい映画がいよいよ公開。その名も「アイガー北壁」!
あまり期待しすぎるとはずしてしまいそうだが、アイガー北壁の映像を劇場で観ることが出来るだけで、料金を払う価値は十分あると思う。しかしながら公開は3月20日。長いなぁ~。