12月はほとんど着雪がなく冬期登攀とは言えない状態だったので、再チャレンジで来たのだが・・・
アプローチはさすがに12月よりは雪は多い。かといってラッセルが酷いというほどでもないので、比較的楽に歩けた。連休だったので他パーティーも入っているかと思ったが、北沢の中央稜の1パーティーのみ。ベルグラが岩から剥がれ掛けていて、危ないから撤退して来たとのこと。
前夜は横浜を遅く出たので、槍見温泉の駐車場で仮眠を取って、ゆっくりと出発。左方カンテの取付で準備をし、登攀を開始したのは11時半くらいだっただろうか。
1ピッチ目(まっちー)
12月と同じような状態。特に難しくはないが、やはりスタートは緊張する。動きが硬いのが自分でも良く分かった。まあ、出たしは慎重に。前回ビレイした太い木の根?の上の潅木1本でビレイ。さらに10m程上に整備されたビレイポイントがあった。50m一杯伸ばせば届いたかも。
2ピッチ目(おか○さん)
岡○さんは比較的スムーズに抜けているように感じたが、フォローで登り始めると結構きつい。前回は楽しく登れた記憶があるのだが、今回はビバーク道具を背負っているからか。ナッツのようなプロテクションがなかなか回収できず、腕がパンプしそうになる。なんとかA0で抜けたものの、ビレイポイントに到着した時は息が上がっていた。
3ピッチ目(ま)
前回練習しているので、何も考えずアブミで登りだす。ビレイポイントのピナクルから1段上へ這い上がった。そうだ、ここはバランスが悪かったのだ。上がってしまうと振り返ったりかがんだり出来ないので、1ピン目に掛けたアブミが回収出来ない。だいたい1ピン目はアブミなど必要なかったのに、うっかり掛けてしまった。仕方がないので、岡○さんにはずしてもらい、ロープに結んでもらって回収した。あとは特に難しくはなく、掛け替えで進む。前回苦労した記憶のある、ガバの先の乗っこし。上がってから上の支点にアブミを掛けて、それにつかまって回収したが、今回はガバに届いた時点で先にアブミを回収。慣れたのか、特に悩まず登れた。
4ピッチ目直下まで移動。
4ピッチ目(お)
核心ピッチ。チムニーに入り込むが、ザックがじゃまで体の向きを変えられない。仕方がないので、一旦ザックを下ろして空身になる。スリングが掛かるハーケンにアブミをセット。左側にある、長さ1m程しかないベルグラをスタンスに、だましだましズリ上がる。なんとかハングの先に体を上げて、上の雪氷にバイルを打ち込む。「決まった!」と声が聞こえた瞬間、ベルグラ全体が岩から剥がれ、数十センチずれて止った!リードが落ちるのではないかという心配と、ベルグラが落下してくる恐怖で一瞬息がとまる。なるべくベルグラに荷重を掛けぬよう、そーっと体を持ち上げて、なんとか切り抜けた。
自分の番。落ちそうなベルグラに、お祈りしながらアイゼンをかける。このチムニー、ベルグラがなければ、ほとんどゴボウ状態でないと抜けられないような気がする。はがれてずれた氷が、意外と粘って落ちずに耐えてくれた。その後も結構いやらしい。ビレイポイントまで必死に登った。
5ピッチ目(ま)
アブミの掛け替え。ちょっと遠いポイントがあったので、自作のチョンボ棒を伸ばす。(あれ?)途中で蝶ネジがはずれてしまったようで、使い物にならない。仕方がないので、バイルを使う。掛け替えが終わってからトラバースに移るところが、ちょっとバランスが必要。緩い雪壁を登って、灌木でビレイ。
6ピッチ目(お)
テラスまでの移動だと思っていたら、意外と悪かった。1・2手だが、要バランス。雪が多ければ、問題ないような気がする。
テラスでビバークの準備をする。氷雪をカッティングして、やっと二人が横になれるスペースを確保。まだ明るかったので、7ピッチ目の行けるところまで、岡○さんが向かう。結構厳しそうだ。
アプローチはさすがに12月よりは雪は多い。かといってラッセルが酷いというほどでもないので、比較的楽に歩けた。連休だったので他パーティーも入っているかと思ったが、北沢の中央稜の1パーティーのみ。ベルグラが岩から剥がれ掛けていて、危ないから撤退して来たとのこと。
前夜は横浜を遅く出たので、槍見温泉の駐車場で仮眠を取って、ゆっくりと出発。左方カンテの取付で準備をし、登攀を開始したのは11時半くらいだっただろうか。
1ピッチ目(まっちー)
12月と同じような状態。特に難しくはないが、やはりスタートは緊張する。動きが硬いのが自分でも良く分かった。まあ、出たしは慎重に。前回ビレイした太い木の根?の上の潅木1本でビレイ。さらに10m程上に整備されたビレイポイントがあった。50m一杯伸ばせば届いたかも。
2ピッチ目(おか○さん)
岡○さんは比較的スムーズに抜けているように感じたが、フォローで登り始めると結構きつい。前回は楽しく登れた記憶があるのだが、今回はビバーク道具を背負っているからか。ナッツのようなプロテクションがなかなか回収できず、腕がパンプしそうになる。なんとかA0で抜けたものの、ビレイポイントに到着した時は息が上がっていた。
3ピッチ目(ま)
前回練習しているので、何も考えずアブミで登りだす。ビレイポイントのピナクルから1段上へ這い上がった。そうだ、ここはバランスが悪かったのだ。上がってしまうと振り返ったりかがんだり出来ないので、1ピン目に掛けたアブミが回収出来ない。だいたい1ピン目はアブミなど必要なかったのに、うっかり掛けてしまった。仕方がないので、岡○さんにはずしてもらい、ロープに結んでもらって回収した。あとは特に難しくはなく、掛け替えで進む。前回苦労した記憶のある、ガバの先の乗っこし。上がってから上の支点にアブミを掛けて、それにつかまって回収したが、今回はガバに届いた時点で先にアブミを回収。慣れたのか、特に悩まず登れた。
4ピッチ目直下まで移動。
4ピッチ目(お)
核心ピッチ。チムニーに入り込むが、ザックがじゃまで体の向きを変えられない。仕方がないので、一旦ザックを下ろして空身になる。スリングが掛かるハーケンにアブミをセット。左側にある、長さ1m程しかないベルグラをスタンスに、だましだましズリ上がる。なんとかハングの先に体を上げて、上の雪氷にバイルを打ち込む。「決まった!」と声が聞こえた瞬間、ベルグラ全体が岩から剥がれ、数十センチずれて止った!リードが落ちるのではないかという心配と、ベルグラが落下してくる恐怖で一瞬息がとまる。なるべくベルグラに荷重を掛けぬよう、そーっと体を持ち上げて、なんとか切り抜けた。
自分の番。落ちそうなベルグラに、お祈りしながらアイゼンをかける。このチムニー、ベルグラがなければ、ほとんどゴボウ状態でないと抜けられないような気がする。はがれてずれた氷が、意外と粘って落ちずに耐えてくれた。その後も結構いやらしい。ビレイポイントまで必死に登った。
5ピッチ目(ま)
アブミの掛け替え。ちょっと遠いポイントがあったので、自作のチョンボ棒を伸ばす。(あれ?)途中で蝶ネジがはずれてしまったようで、使い物にならない。仕方がないので、バイルを使う。掛け替えが終わってからトラバースに移るところが、ちょっとバランスが必要。緩い雪壁を登って、灌木でビレイ。
6ピッチ目(お)
テラスまでの移動だと思っていたら、意外と悪かった。1・2手だが、要バランス。雪が多ければ、問題ないような気がする。
テラスでビバークの準備をする。氷雪をカッティングして、やっと二人が横になれるスペースを確保。まだ明るかったので、7ピッチ目の行けるところまで、岡○さんが向かう。結構厳しそうだ。