悲しい・・・インソールを変えたり、カットしたり、色々と頑張ってみたものの、やっぱりアイゼン登攀には使えない。
今まで使っていたサロモンスーパーマウンテンナインガイドサーミックと、どこが違うのか、よく観察してみた。やはり大きな違いはソールの剛性なのだ。アイゼンを着けて前爪で立ったときにソールがしなってしまう。相性が悪いアイゼンならはずれてしまうのでないだろうか。この靴は積雪期縦走をする為の靴かもしれない。やっぱりクンブレにしとけば良かった。
インソールをカットしたりしてしまったので、オークションにも出しにくい。残雪期の縦走専用靴に使うしかなさそうだ、(´・_ ・`)ショボーン・・・やっぱり雪山を本気でやるにはプラブーツかな。今度の日曜にICI石井スポーツに行って、コフラックのバーティカルを検討してこよう。貧乏人にもう失敗は許されないないぞ・・・
あーあ、ちくしょう!!
-追記(’10.2.17)-
この記事を書いた時は、自分の目的とスーパーラトックの特性が合っていなかったためにボロクソに書きましたが、決して悪い靴ではないと思います。涸沢岳西尾根や南岳西尾根(敗退)の時はこの靴で行ったし、登攀メインのルートでなければむしろ歩きやすくていい靴です。
自分はワンタッチアイゼンしか持っていないので(BDサイボーグ、グリベルエアーテック・オーマチック)それを使っていますが、未だはずれた事もありません。しかし、ソールが比較的柔らかい事からストラップ締めタイプの方が無難だと思います。
最近アクセス解析を見るようになったら、このページのアクセスが多いようなので追記してみました。
土曜日は県連遭対部・救助隊主催の確保講習会。場所は鷹取山。オートリバースやりてーなぁ、なんて思いながらスタッフとして働いた。
今回はセッティングミスもあって(道具が足らなかったため)ランナウト状態を作れず、例年より衝撃の少ない確保体験になってしまった。しかし○沢さんの提案によりダブルロープの確保に切り替えた事で、いつもと違う、というか本番に近い状態での確保体験が出来たことはとても良かったと思う。これは来年も是非取り入れたい。
写真は昨年のもの。道具の良くなった今では制動確保をするような状況は、実際あまりない。雪山でのビレイや、信用出来ない支点を通過する時、多少落ちてもグランドの危険がない、などの状況に限られる。しかしリードが落ちるとどれだけの衝撃が来るのか体験することは、とても貴重な事だ。写真のように小柄な女性だと吹っ飛んでしまう。この経験があるのとないのとでは、支点作りや確保体制に大きな違いが出てくるだろう。
日曜は天候悪化で講習会は中止。久しぶりにストマジへ行ったが、仕事の疲れが抜けず寝てばかりいた。たまにはゆっくり寝たいなぁ(-_-) とグチってみたりする・・・・
5年振りに冬靴を変えた。ボリエールのスーパーラトック。昨日初めてアイゼントレをしてみた。夜中に学校の周りの塀をガリガリと攀じ登っていると通報されそうで怖かったが、休日はなかなか時間が取れないので仕方がない。
まずこのスーパーラトックは踵の部分が深い。そのため試し履きの時に指を入れての確認では、大きさを誤る恐れ有り。実際ちょっと大きい(涙
それとソールが比較的柔らかい。革も柔らかい。アスファルトを歩くときは今までのサロモンスーパーマウンテンガイドサーミックとは比べ物にならないくらい歩きやすいが、そんなのどーでもいい事。アイゼン登攀の時の剛性に欠けるため、ゆるめのサイズと相まって背中に重たい荷物を背負って前爪で立った時は、本当に靴が脱げそうだった。困った・・・
そこで家に帰ってから、他のインソールを入れてサイズ調整をしてみた。これならなんとか使えそうなので、ネットで厚めのインソールを検索。ショックドクターのウルトラアーチアジャストというのを見つけ、なんかカッコいいので、ついポチッ!とな。
さて結果はいかに・・・
こういう夜景をみながら黄昏てみたいな(笑)。ベンチに座ってホットウィスキーなんか飲みながら、今までの出来事を回想してみたり・・・
この夜景もGX8でのオート撮影。画像処理なし。なかなか優秀ですよ。展望台まで上がって、もうちょっと上からの視点の方が綺麗に撮れただろうけど、余裕がなかった。
今度、夜の丹沢夜景鑑賞ハイキングにでも行ってみようかな。
「クライミングジムが増えたことで、ゲレンデとしての役目を終えようとしているのかもしれない・・・」。たしか日本の百岩場の鷹取のページにそんな事が書いてあったと思う。とんでもない!鷹取山は健在なのだ。
フリクションを効かすような登りの練習は出来ないが、鷹取独特のホールドが指や腕をものすごく鍛えてくれる。力だけではもちろん登れないので、ムーブも鍛えられる。自分も鷹取はあまり好きではなかったが、集中的に通ってみてその面白さにはまってしまった。
そしてここには毎週(もっと?)のように通っている鷹取クライマー達がいる。みなとても親切な人達ばかり。昨日もムーブについていろいろと教えてもらい、すごく参考になった。
綺麗な夕日と横須賀港のすてきな夜景のおまけもついて、ほんとうに癒された一日だった。
そういえば鷹取に小山田大が来ていた。ジムで何度か見たことはあるが、外岩では初めて。彼女らしき女性がオートリバースをやっているのを、ずっと後ろでフォローしてあげていた。
フリークライマーでは平山ユージと並んで神様のような存在だろう。けれど、アルパインが主の自分にとっては山野井泰史ほどのインパクトはない。山野井さんの事を知れば知るほど、本当に神ではないのかと思ってしまう。あのような体になってもクライミングを止めない彼は、やはり他の単独クライマーと同じようにいつかは山で散ってしまうのだろうか。絶対にそうなって欲しくない。
写真は2年前に行った時の南稜のもの。氏の著書である「垂直の記憶」の中に、南稜を15分で登ったとあるが、とても信じられない。途中で大雨に遭ったとはいえ、自分は2時間以上も掛かっているのだから。まぁ、世界的クライマーと比較する事がすでに大きな間違いではあるが(汗
ちなみに写真の中ではスリングを袈裟懸けにしているが、最近はほとんどやっていない。この掛け方でアイスクライミング中に墜落し、浅打ちのスクリューに引っかかって首吊り状態になり、死亡したという事故が今年もあった(過去にもあったらしい)。今は捻りん棒のようにしてカラビナに掛けている。
まるで落としたかのようなブログの記事を書いたものの、結局10月22日のチャレンジは失敗。同じところで3回連続で落ちて、ショボーンとして帰ったのであった。
肩の痛みもほとんどなくなったので11月1日にB-PUMP2で練習。途中までだった茶色のルートを完登。紺を1本オンサイト。この1年ほとんど練習が出来なかったが、グレードは落ちてない。むしろ上がっているくらい。この勢いで是非ともオートリバースを落とさなくては。
4日に幕岩、5日に鷹取と変則的な岩トレ日程。4日は幕岩での課題であるシャックシャイン(10d)にトライ。やはり前回落ちたかぶり気味の所で落ちてしまう。肩も治ってきたことだし、ここは少しトレーニングを積んであせらずいこう。
5日の鷹取はとーぜんオートリバース。他のメンバーのためにトップロープのセットを終えて、一人で狙いに行く。1便目。やはり前回と同じ場所で落ちた。「やっぱり今日もだめなんかぁー」と気落ちしそうなところをこらえ、すぐさま2便目。同じところで落ちそうになったが、渾身の力で耐え、見事通過!あとは簡単なので落としたも同然。はやる気持ちを押さえながら慎重にトラバースする。簡単なところで滑ってしまっては、また振り出しだ。スタート地点の石にあと1.5mという所ではジャンプして飛びつきたいくらいになったが、ぐっとこらえた。とうとう1周した!やったー!やったぞぉー!本当にうれしかった(>_<)。この達成感があるからフリーも病み付きになるのだ。
週末は今年2回目の城山。久しぶりに11台を狙ってみよう。思いっきり登れることが今は本当に幸せに感じる。