義両親に日本を理解してもらうのに、邦画が一役買っている。
私が映画好きということもあるけど、エジプトの大学の日本講座で「寅さんシリーズ」を教材に使っている、というのを聞いたことがきっかけで、見せるようになった。
「おくりびと」も東北が舞台だしいいかな、と思ったのだけど、いかんせん英語字幕がない。
そしたら、いいのがあったじゃないの。
福島のいわきが舞台なやつが!
「フラガール」
私はもう何度も見ているけど、今回は全く違った風に見ました。
原発事故と重なる点が多いのである!
炭鉱閉鎖で経営者が住民たちに詫びるシーンは、東電経営者の土下座を連想させる。
住民は失業したり、引っ越しを余儀なくされる。
落盤事故で、犠牲者が出る。
炭鉱のお陰で生活していることを住民は理解しているが、気持ちはやりきれなく、悔しい。
設置の経緯も類似している。
ハワイアンがオープンしたのが1966年(昭和41年)。
福島第1原発の着工が、1967年から70年代にかけて。
産業が乏しく、雇用が必要だったから、という理由が共通していると思う。
この映画は、なぜ福島に東京の電力会社が来たのか、理解の助けになると思う。
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福島県は、石炭→石油へ、原子力発電→自然エネルギーへ・・・という感じで、エネルギー改革に翻弄されてしまっている地域なんですねぇ。
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宮城県も雇用を拡大するために、一生懸命、企業の誘致をやっています。
東京エレクトロンとか、セントラル自動車とか。
これに関しては後で書きます。