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A Pocket Full of Smile

気まぐれに何か楽しいこと、美味しいもの、素敵な場所などを書いてみようかな

別所温泉 緑屋吉右衛門に泊まりました(夕食)

2015-01-20 22:10:26 | 旅行
昨年の11月に訪れたばかりの長野県上田市に、また足を運ぶ機会に恵まれました。昨年の10月にオープンしたばかりのサントミューゼで、アルケミストのワンマンコンサートがあったんです。11月のフリーライブでアルケミストを初めて観た両親も、ぜひとも行きたいってことだったので、親子3人で楽しんできました。このコンサート、あっという間にチケットが完売したプレミアムコンサートだったってだけじゃなく、運営をされたスタッフの皆さんの気持ちの温かさが伝わるコンサートで、本当に上田まで足を伸ばした価値がありました。

コンサートの後、最初は同じ長野県内に住む両親は自宅に帰るという話だったんですが、日が暮れた雪道を2時間ほど運転して帰るのは危ないってことになり、11月同様、別所温泉で一泊することになりました。前回は私が両親を招待したけれど、今回は親に甘えちゃいましたよ。

今回泊まった宿は『山荘旅館 緑屋吉右衛門』さんです。なかなか歴史のあるお宿のようで、どうやらこの宿の敷地内で温泉を掘り当てたのが、別所温泉の始まりだとか。なので、ここの温泉が源泉中の源泉なので、別所温泉の中で一番きれいなお湯だというお話でした。だからか、源泉かけ流しだけでなく、廊下にある洗面所の右の蛇口からは普通のお水、左の蛇口からは飲用の温泉が出ましたよ。温泉のお湯は透明で柔らかく、とても良いお湯でした。

創業100年以上の歴史ある宿なので、建物自体も年季が入っています。お部屋にはこたつがあり、鏡台や違い棚なんかもあり、壁も塗り壁。昔ながらの温泉旅館の見本のようです。

そして、こたつの上に置かれていたお菓子は、くるみのおはぎ。


すりつぶしたくるみとお砂糖がまぶしてあるおはぎは、特別に作ってもらっているものだそうです。これが、本当においしくて、うれしくなりました。

そして、ご飯が本当においしかった。建物が古いので、せめてお料理だけは良いものを出そうという考えをオーナーさんが持ってらっしゃるそうです。まず、用意されていた品々がこちら。


築地から取り寄せたお魚は厚めのお刺身になってるし、その他にはもずく酢、黒豆、スモークサーモンと薄切り大根の酢味噌和え、ほうれん草の胡麻和え、ゴマ豆腐、川魚の昆布巻などが・・・。そのどれもが、とにかく良い味付けなんです。

そして陶板焼きになっていたのは、とっても柔らかくて脂ののったお肉としいたけ、玉ねぎ、ズッキーニ、パプリカ。


これをごまだれでいただきました。お肉が大好きな父親が大喜びしていましたよ。

そして、次に持ってきて下さったのが茶わん蒸し。


これがまた普通の茶わん蒸しよりも大きな器で登場。しかもえのきやしいたけなどのきのこがたっぷりで、田舎のおうちで出されるような感じ(あくまでもイメージですが・・・)。これだけでお腹いっぱいになりそうなくらい、ボリューム満点。

これで終わりでも大丈夫なくらい、お腹が満たされた時に続けて出てきたのが、鯉の煮つけ。


佐久のあたりでは鯉をよく食べるそうですね。甘辛く煮付けてあり、しょうががたっぷりのった鯉、おいしかったです。子どもの頃に何度か鯉のあらいは食べたことがあるし、中華料理屋さんで鯉の唐揚げも食べたことはあるけれど、煮付けたものを食べたのは初めて。でも、これ、ご飯に良く合う味でしたよ。

そして、ご飯と一緒に出されたお吸い物。


こちらはとろろ昆布が入っていて、あっさりだけれど深い味。落ち着きますねぇ、こういうお吸い物。

そしてそして、本当の〆で出てきたデザートが、レモンのチーズケーキといちご。


このチーズケーキ、大きめだけれど、さっぱりとしているので、きれいにお腹に納まりました。

あまりのおいしさに、父親が仲居さんに板前さんの年齢を聞いたところ、何と36歳だとか。かなり年配の板さんを想像していた父親が、とっても驚いていました。しかも、たった一人で板場を切り盛りされているって話で、二度びっくりです。

こんなにおいしい夕食をいただくと、翌日の朝ごはんが気になりますよね。でも続きはまた今度。
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