朝から行われたマンション広場での自治会による「もちつき大会」。
自治会や管理組合では、15年前に起きた阪神淡路の大震災を教訓に、様々な取り組みが行われています。
まず、震災を機にマンション敷地内に2つの井戸が掘られたことは大きいし、それが飲用に日常的に実用出来ることも住人にとってはありがたいことです。
さらに今日の「もちつき大会」は、
電気、ガス、水道などのライフラインが断たれたときにも可能な取り組みとして、薪で火を焚き、その火でもち米をふかし、臼と杵を使い人手を使ってもちをつくという試みが訓練も兼ねて毎年行われています。このことを知ったのは、私自身が輪番制の当番を割り振られ参加した数年前からのことです。
つきたてのおもちを求めて住人が長蛇の列をつくります。
中には、「寒い中でこんなに並ばせる位なら、もっと効率よく電動もちつき機を使い、スピードアップするべき」と苦情が出る場合もあるそうです。
もちつき大会管理者はそれらを承知しながら、住人の災害時に対する理解を説き、防災訓練の目的をしのばせ、住民自治による「もちつき大会」が行われています。
自治会役員の方や当番になった人たちのボランティアによる篤い思いに頭が下がります。
マンションでは、薪を備蓄し、もちつきに必要な鍋釜や杵や臼なども徐々にレンタル部分を減らし自治会所有のものを増やしていると聞きました。
最近の人たちは、薪に火を起こしたという経験がない人も多いそうです。
そんな中で、日ごろから機会を見つけて「訓練」をしておくことの大切さを教えられる思いです。
さらにもちつきを通して参画することによる住人相互のコミュニケーションの機会を設けていることなど、ありがたいなと思います。
自治会活動にほとんど参加して来なかった私の住人としての参加者意識のモチベーションも徐々に高まりつつあります。
~◎~感謝~◎~。
あれっと思ったときなど、否定から入る場合と、肯定から入る場合と、意見を言う場合や人を受け入れる際など、いろいろの選択肢があります。
これからの私は、できれば肯定から入る方法をとって行きたいと思います。
肯定……受け入れる……。それは抗わない静なる行為。
心の中で嵐が過ぎるのをやり過ごす。
自分をしっかり持っていれば、それが出来るのでしょう。
周りに起きる出来事を静かに眺めているだけで、様々な学びや気づきがあります。
起きたことや観たことを、自分の心に問いかけ照らし合わせながら、他者に答えを求めるのではなく自分で自分の中に自身の在りようを見つめて行く、この作業はなかなか楽しいものなのです。
かっこいいなと心酔する人たちの人々に対する優しさは一瞬の動き(行動)に表れ、それらを見ていると、私もあやかりたいなと思います。それは理屈ではなく、湧きあがり動く一瞬。直観が行動に真っ直ぐに結びついてブレナイ凄さ。
そんな人に会えると幸せを感じます。私もそんな波動をいただいて、「動く人」になりたい。そして居心地のいい人たちと刺激を与えあいながら共鳴の中で暮らしたい。