銀座にある室井忠道さんの事務所を友人といっしょに訪ねた。
室井さんは金融コンサルタントとして現在も活躍中であるが、その著書には「金と共に去りぬ」(映像社)や「借金中毒列島」(岩波書店)などがある。
不思議なご縁で室井さんの著書「おかね教育」(晶文社)の本を手にし、室井さんが「おかね教育」の著書の中に織り込まれた“にっぽんおかねばなし”の6つのショートストーリーを紙芝居にして皆さんにお金について考えて欲しいとの願いを持っていることを知った。
紙芝居が完成したことを友人から聞き、いっしょに室井さんのオフィスを訪ねた。
紙芝居の主人公はナオ君です。お金はネコ科に属するということで、ときどきお金が“にゃごにゃご、にゃごにゃご”としゃべります。
子供向けに作られた紙芝居ですが、心打たれ、大人にも、おじいちゃん、おばあちゃんにも歓迎される内容です。
「お金に対するハウツー本ではなく、お金を通して心や魂に触れるものを描きたい」と、室井さんは決意し、紙芝居完成まで約1年近くを推敲で費やし、11月初めに完成した出来立てほやほやの紙芝居です。
お金の大切さを大人も子どもも共に考えるきっかけになってくれればと室井さんは願い、お金儲けの大切さを語るものではないので、勘違いをしないで欲しいとも室井さんは言います。
お金の怖さとお金の苦労話を見つめてきた室井さんは、お金にまつわる素朴で素直な話を皆さんとともに考え、紙芝居を通してさわやかな時間をお手伝いできればいいなと語ってくれました。
友人とわたしは、この「にっぽんおかねばなし」の紙芝居をこれからたくさんの方に見て欲しいと、少し動いて行きたいと思っています。
室井忠道さんのホームページは http://www.t-muroi.jp/