お彼岸は過ぎたのに、いまを盛りと咲く曼珠沙華。
今年も、花の盛りに何とか間に合った!!!
朝の散歩で、カラスウリの花を見つけました。
蜘蛛の巣のように張った繊細ないくつもの糸状のものは、まるで牙城のようにも見えます。
夜行性の虫をこの網でとらえているようななまめかしさ。
夜にしか咲かないと思っていたカラスウリ。
真っ暗闇での撮影は焦点を当てるのが難しかったけれど、夜明け前、かすかに空が明るむ頃は、
しっかりと被写体をとらえることが出来ます。
役目を終えた花は、太陽が昇るころ、萎み、眠りに入るようですね。
5時or5時の散歩を目標に歩き始めました。
朝の5時か、夕方の5時のどちらかに散歩に出るということです。
今の季節、いずれの5時もとても気持ちがいいからです。
毎日の散歩は無理だとしても、週4回を目指しています。
朝の散歩には、朝の匂いがします。
家を出てすぐのところにある公園の中のカツラの木が匂い始めました。秋のしるしです。
今朝、足を伸ばした「異界の郷」にあったイチジクも匂っていました。
私が勝手に名付けた「異界の郷」コース。
去年見つけたところです。
まるでそこだけが異世界。谷津のような場所で、家や塀や土手など様々なものにまあるく囲われた異界。
耕作放棄地の雑草は背高く伸び、そのあいだに人の手を入れた個所が点在し、畑の作物が生り、人影がない……、
そんなちょっとミステリアスなところで、まるで村田喜代子さんの小説に出て来るようなところです。
私は、おそるおそるそこを歩きます。UFOにさらわれそうな感じを受けるからです。
この「異界の郷」コースに咲いていた花たち。
今年の彼岸花にも、ここまでの道すがら、ようやく出逢うことができました。
もうすぐお彼岸。
このところの暑さ、運動会シーズンでもあり、あちこちで熱中症の被害が出ていて気になります。
この暑さの中、彼岸花、咲くのでしょうか?
きっと、咲くのでしょうね、お彼岸のころに。
清んだ空からふりそそぐ真っ直ぐな日射し。
暑さは極暑のままですが、空は秋ですね。
3月のお中日のころ、余震が続き、外出を控え、彼岸花の記憶がありません。
植物が生い茂っているのは、暑さのせいだけではないような気がして……。
秋の彼岸花、ぜひ観たいと思います。
ここ数日「月」を気にしながら、空を眺めていました。
今夜の月は清んだ蛍光色ともいえる青い月です。
昨夜の月は月の周りに虹色を思わせる幾重もの色が光の輪を作っていてとても幻想的でした。
歩きながら、首が痛くなるほど眺めました。美しい光景でした。
12日は中秋の名月。
それにしては、暑い暑い日が続きます。
ダリアのようなひまわり。
「丘の上のガーデン」に咲く花たちは、とってもきれいです。
植物も愛情をしっかり注がれると、それに応えてくれるものなのですね。
歩いていると鉢植えのフウセンカズラに出逢いました。
なかなか風雅で魅力的な植物です。
昨日夕方から夜はゲリラ的豪雨に見舞われたり、昨夜は窓を開けていると寒いほどの気温。
210日が近いことを思わせます。
「こよみのページ」によると、210日前後には農作物を風の害から守るため神に祈る祭り「風祭り」が行われ、「おわら風の盆」なども風祭りとして今に至っているそうです。
少しずつ少しずつ、目にはさやかに見えねども、秋がちかづいているのですね。
今日はいよいよ町に出ました。
あちこちで用事を済ませ、散歩を兼ねて少し歩きました。
セミとカマキリを見つけました。
昆虫はあまり好きではないけれど、よく眺めるとその造形の美しさに惚れぼれとします。
カマキリやセミを見ているとアールヌーボーのブローチなど宝飾品のモデルになったことがどことなく理解できます。その時代の芸術家たちのあくなき探究心の結果でしょうか……。
花はヘクソカズラと、白い花はセンニンソウ?だと思いますが……???
いずれも草むらなどによく咲いています。
今日はおにぎりを持って佐倉にある「川村記念美術館」に行こうと思っていました。
しかし、ここ数日出掛けることが多く、家での仕事がたまっています。
半分を書き終えた「被災地訪問記」(仮称)も後半の分にとりかかり、おそくとも今月中には仕上げなければと思っています。演繹法で考えると、章建てが少なく見積もってもあと8つは残っています。一日に2本書くとして4日間はかかります。
おにぎりは作ったもののモタモタしているうちにパソコンを立ち上げ、やはり今日は家仕事に精出すことにしました。
そうこうしているうちに急に空模様がおかしくなり、晴れているのに雷が鳴り、雨が激しく降るといった感じになりました。ベランダの花にも辛うじて雨がかかり、花たちは一息ついたことでしょう。
私は何度も外に出て、虹が出ていないかを確かめましたが、残念ながら虹を見つけることはできませんでした。
もし、川村記念美術館に行っていたら途中で雨に当たったかもしれません。
それとも、晴れ女の私が行っていたら、川村記念美術館周辺は晴れていたかも……。行かなくても晴れていたかもしれないけれど……。
雨が落ち着いて、とたんに蝉がけたたましく鳴き始めました。
蝉は雨を感知して、雨が降る前に鳴きやむそうですが、そういえば雨の間、蝉の鳴き声は聞こえませんでした。