蓮の花が終わって、見ごろを迎えた蓮の実。
花が仏なら、実は骸のようにも見えます。
輪廻転生・ナムアミダブツ……。
毎日35度を越える猛暑日が続いています。
夏枯れのベランダに目を向けると、植物たちはけなげに頑張っています。
留守のあいだの水の手入れが行き届かなくて、生気を失っていたものも、どうやら元気を取り戻したようです。
それぞれの個性を持った花たち。
葉っぱの形態や葉の色が異なってどれも美しいなあと眺めた朝。
蝉の鳴き声が響いています。
私のささやかな憧れは、このベランダの花をチョンチョンと摘んで
5つ6つの小さなガラスの器に挿し、部屋のあちこちに置くこと。
ほんの一枝が見つからなくて探しあぐねることもあったけれど、何とかその時期を乗り越えたようです。
花があるのと無いのとでは、部屋の空気が一変します。
近くにある「サルスベリの道」の白いサルスベリが満開を迎えました。
このサルスベリの道は私が勝手に名付けた「マイ道」です。
サルスベリには別名に「なまけものの木」という名が付いているそうな。
ほかにも「くすぐりの木」「笑いの木」などの名が付いているそうです。
友人はサルスベリの花のことをサラシクジラを晒したようなと言い、先日の新聞では「花火がはじけたような」と表現されていました。
私は「フリルの木」と呼ぼうかしら……。フリルを散りばめたような花だから。
暑いこの時期に涼しげな花の色と花の様子は気持ちをなごませます。
このところ35度以上の猛暑日が続いています。
一度枯れかかったベランダのジュズサンゴが元気に育ち始めました。
白い花が咲き終わると1~2ミリの緑の小さな玉が出来、それがサンゴ色の艶やかな色へと実ります。
花のあとに数珠のように小さな実が群生することからジュズサンゴ。
わかりやすく奥ゆかしい名前をもらった花です。
朝、窓を開けると蝉しぐれの波。
「ミーン、ミン、ミン。ジーン、ジン、ジン」。
蝉はどこで鳴いているのかしら?
今年は何もかも自然で起きることが違ってみえます。
3月15日と3月21日~22日にかけて降ったといわれる放射能。
微量の放射能は、たとえばラドン温泉のように人の身体によい効果をもたらすという人がいます。
土中の微生物にも変化が起きたのか、やたらと花の色が鮮やかにみえるものがあります。
これ、私の第六感による感覚ですが。
そして昨日行われたセミナー。
ホルミシス作用という言葉を初めて聞きました。
ホルミシス作用はラドン温泉などで放射線を微量に浴びているとホルモンが整ってくることをいうそうです。
今年、今までと少し違って見える周りの景色。
たとえば、蝉の鳴き声も、サルスベリの花も。
放射能と放射線の違いも感覚的にしかわからない私。
そんな私が信じるのは自分の中に備わった五感とそのほかに六感。
様々な情報が錯綜する中で、きっと視覚や聴覚や味覚や触覚やその他の感覚で私に必要なことは私にサインが届き、私が感覚的に受け取ることでOKだと思う。
その自分の感覚を信じたいと思います。
暑いと家に居ても家事がなかなかはかどりません。
少し動くと汗が吹き出します。
アッパッパに近いようなゆるゆるな衣類をまとい、ゴロゴロゴロゴロ……。
せめて家事をするときは、クーラーのお世話になることに。
私の意志、弱いなあ……。
夕方出かけた散歩の途中に真っ白いクチナシの花が咲いていました。
甘い香りのするこの花は虫もお好きならしくなかなか無垢な状態ではお目にかかれないのでうれしかった!!!