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ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

暖かな立冬

2011年11月08日 | 自然 花や風景など

11月8日は立冬です。
昨日の天気予報で、「明日は立冬、明日から寒くなります」と伝えられていたけれど、思っていたよりも暖かな一日だったようですね。もっとも、私は部屋の中から今日は一歩も外に出ていないのですが。
最近は、こんな日が増えました。
一日家の中で過ごすことのできるうれしさ、家の中で過ごしても退屈することのない世界を楽しんでいます。

 

今日は立冬なので、アラジンストーブを出しました。
ストーブの中の灯油はカラなので、頃あいを見て頼むことになるでしょう。
今年の冬は電力の消費を抑えることにこころがけるけれど、灯油も同じです。
ただ、アラジンでは煮炊きができるので、そのためにも芯から寒い日にはお世話になることになるでしょう。
11月は霜月ともいうけれど、立冬も霜月も旧暦に添ったプログラムということになるのかしら?




私には家にいるとき、音楽を聴くように読む本というのがあって、「ホーム スイート ホーム」(桐島かれん著・上田義彦写真)もそのひとつ。我が家のリビングとは似て非なる美しい写真に彩られたかれん家のホームの物語りにはうっとりしてしまいます。
桐島洋子さんの書かれたものを愛読した私は、さらにこの本で桐島さんの華麗なるルーツをしることになります。



輪廻転生……?

2011年11月07日 | 自然 花や風景など

  
  

小さな団地の中に植えられた1本のバラ。
花があり、これから開こうとしているつぼみがあり、実があって、まるで人の生涯や、
それを超えて、生老病死、輪廻転生を表しているようです。



花のささやき

2011年11月07日 | 自然 花や風景など



陽がささない朝の散歩で見つけた花は、住宅地の庭に咲いていました。
このバラの色と雰囲気、ステキです。
よく見ると、鉢に植えられたまま土の上に置かれています。
和洋折衷のさまざまな鉢がおかれていたけれど、それがやさしくマッチしていました。
そして庭本来の植栽では、花ミズキが赤い実をつけ、ナツツバキの別名を持つ沙羅の木が白い花を咲かせていました。
庭を眺めながら、その家の人のこのみやこだわりが手にとるようにわかります。

いいなあ、と、うっとり眺めながら、土のある暮らしをちょっとうらやましく思いました。
マンションのコンクリートが敷かれたベランダで花を育てるのにはいろいろ問題があります。
日照の問題、水の問題、そしてコンクリートの上という環境の問題などがさまざまに。
それでも、上手に花を咲かせているベランダ名人がときどきいらっしゃいます。

何より、私たちは愛情をそそがれることが一番よ、と、我が家のベランダの花たちはささやいています。





サクラの紅葉

2011年11月06日 | 自然 花や風景など



木々がだんだん紅葉してきました。
マンションの駐車場に植えられた10数本のサクラの木もこれから眺めるのが楽しみです。

春と秋の二度楽しめるサクラ。
春は花を、秋は葉を。
秋にサクラの紅葉を楽しむようになったのは、ずっと大人になってからのことです。
私はモミジの真っ赤な紅葉より、どちらかというとサクラのシックで深みのある紅葉が好きです。

サクラの花を見るためにだけ遠出をしなくなって久しいけれど、
秋の紅葉のためにもわざわざ出かけることはありません。
周りを見回せば、たくさんの花や木。
そのひとつひとつを丹念に眺めるという楽しみを知ったからです。


白い花 エンゼルトランペット

2011年10月29日 | 自然 花や風景など



目白通りを歩いていたら、満開のエンゼルトランペットが壁を這うように一面に咲いていました。
きっとここに住んでいる人はこの花が好きなんだろうなと思えるほど丹精されていました。
大振りの花なのにちっともそれを感じさせないさわやかさがありました。
エンゼルトランペットには、白のほかにオレンジやピンクなどもあるのでしょうか……?
しかし、何といっても白がいいですね。


いも名月 “みいげっさん”

2011年10月11日 | 自然 花や風景など

  

10月10日は「体育の日」、晴天に恵まれました。

家ごもりの私は、いただいたさつまいもを茹でて、おやつにしました。
空が青いと、今夜の月はどうかしら?と、思ってしまいます。
月齢カレンダーによると、昨夜の月は12、7夜の月ということになります。
満月はあす12日ですね。

田舎にあった「イモ名月」という風習。
ウイキペディアによると、イモは里芋とありますが、私の記憶のイモはたしかサツマイモでした。
正確な呼称は発音すると「みいげっさん」。
大人になって考えると、これは「名月さん」「満月さん」と置き換えることが出来そうです。
月をさん付けで呼ぶなど、今では薄れゆく風流を感じます。きっと生活と天体が一体だったのでしょうね。

都会の空に出る月にささげるささやかな捧げものは、
ウーロン茶と茹でた一口さつまいもといったところです。



こぼれ種から ゲンノショウコの花

2011年10月10日 | 自然 花や風景など

  

ゲンノショウコは、「医者いらず」「たちまち草」などの別名があるそうです。
昔の人がつけた言い得て妙の名付けのまっとう性に驚くばかりです。

いま、我が家のベランダではゲンノショウコの花がたくさん咲いています。
鳥が運んでくれたこぼれ種現象のひとつです。
子供のころ、野辺に咲くゲンノショウコに魅せられて、よく摘んで遊んだものです。
思いがけず、ベランダで再会。懐かしい花たちです。
植木鉢の隙間に種を落としてくれたのか、いくつもの鉢に育ち、咲いています。
いわば、別の花や観葉植物たちとの共存です。これがまことにあんばいがいいのです。

朝一番、窓を開けるとひんやりとした寒さを感じる季節になりました。
皆さま、風邪など、召されませんように……。


元気な根

2011年10月09日 | 自然 花や風景など




小さなビンに挿したテイカカズラ。
根がグングン伸びていく。ビンに写る白い根はとっても美しい。
土に移しどきかしらと思うけれど、水に挿しているだけでも、充分に元気。

みんな、みんな、生きている。


里山に秋がはじまる

2011年10月03日 | 自然 花や風景など



郊外に出て、美味しい空気を吸った後は、また家ごもりの日が続きます。

さりげなく蒔かれた種がこぼれ種となり、季節の中で花を咲かせる風情は格別です。



里山には、昔ながらの藁ぶき屋根が残っているおうちがあります。
屋根ふきが終わったばかり、住む人のこだわりが伺えます。



どの道を歩いても、花が咲いています。

詩人の山尾三省さんは、「東京に土の道を取り戻そう」と、私たちへの遺言に残しました。
たまに訪れる都会人の勝手と言われるのを承知で、どうか田舎には田舎のよさを残し続けてほしい、
と願うひとりです。



美しい空気の中で咲く花たちは、ひときわ生き生きと見えます。
それは、人にも言えるのかもしれませんね。