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ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

久しぶりの温泉

2010年12月23日 | 
 

ちょっと動こうとすると、またたくまに忙しくなり、アップアップ。
よい加減と言うのは、なかなかむつかしいものですね。

23日は厚木市の七沢温泉へ。

海までの道

2010年11月19日 | 

自宅からまっすぐ、道なりに平行に角を曲がることなく歩いて行くと海に着きます。
駅へは自宅を背に垂直に歩く格好になるので、道は異なり、海へ行くことはめったにありません。

海までの距離はおよそ5キロ、私の歩幅で片道約7000歩前後。
駅へは2キロ、2600歩くらいです。

今日は、久しぶりに海への道を歩きました。

 

「幕張メッセ」への案内があるこの辺りから、埋め立て地へと入って行きます。
少し前まで海だったところに、今はビルが並び、人が暮らしている不思議。

      

マンションや団地群が立ち並ぶ海浜地区です。
住所表示がいずれも海にちなんだ名前、「真砂」→「磯辺」と変わって行くと海が近くなります。

 
 

交通機関を使うことなく、近くを歩いても、久しぶりの道はワクワクとした旅気分です。

      

団地の壁に張り付くように育っている私の背丈よりはるかに大きいジャンボサボテン。
近づいてみると、たくさんの蕾があり、今にも花が咲き出しそう。開花に立ち会いたいものです。



 

ダリアのように大輪の菊の花が咲く団地の庭に目をやりながら、ひたすら歩きます。
歩いていると、いつのまにか雑念が消え、頭が空っぽになって無の境地の門口に立っている自分を発見します。

 

「ヨットハーバー」の案内が出て来ると、道を超えた向こうは海。この交差点を右に曲がると「ちばロッテマリンスタジアム」への道。
写真右側はヨットハーバーの建物です。





ヨットがたくさん停泊しています。
以前、ここから知人のヨットで横浜へ~……、準備は整い、私は一足先にヨットに乗り込み、キャビン内を見学。ところが、泊まっているヨットの中ですでに船酔いを起こしてしまい下船、ヨットで海原へという夢は叶いませんでした。海オンナにはなれないようです。



ヨットハーバーを越えて、突堤まで歩きました。
右手に見える建物は「幕張新都心」です。マリンスタジアムもあります。



「東京スカイツリー」も遠くに見えます。



 

突堤から眺める景色は、まるで客船の中にでもいるような海への迫力があり、ここでしばし瞑想。さらに旅気分が高まります。



突堤には、釣り人が多く、サヨリが釣れていました。



釣りをしている人の話しでは、朝は海の先に富士山が見えたそうです。
どんよりと厚い雲に覆われた午後の空……。雲の隙間からときおり光が降り注ぎました。
ここは夕日が沈む海です。

凪いで静かな海。
今日はずいぶんと長い時間海を見続けました。
小さな歩く旅は、海のおかげで、花のおかげで、空のおかげで、出逢った方々のおかげでとってもステキで楽しいものでした。うれしい一日、かみさま、みなさま、ありがとう!!


「無言館」を訪ねて

2010年10月24日 | 




何度訪ねても胸を衝かれる場所というのがあり、私の場合は「無言館」もそのひとつです。
十字架の中に抱かれたような設計になっている薄暗い無言館の展示室。そこに展示された「戦没画学生」の画。
モノ言わぬ絵の中にたくさんの物語が秘められ、その中には自画像も多く、画学生だったひとりひとりの真っ直ぐな思いがそのまなざしから60年を経てなお色あせることなく伝わってくるようです。

館内は沁みいるように静かで凛とした気配が満ちています。
一点一点の壁面に掛けられた絵を眺めながら、絵と対峙する時間、画学生として出兵して還らなかった彼らの無念さを思わずにはいられません。
旅の荷物を抱えたまま展示に見入る人たちの姿もちらほらとあり、ときにはすすり泣いている人も見られます。

何度訪ねても、ただただすっと佇んでいる鎮魂美術館「無言館」は、静かに秋の光を浴びていました。





いくつか新しく建てられた建物を巡り、最後は「信濃デッサン館」にも足を伸ばしました。
こちらは村山
槐多など若くて夭逝した画家の絵が展示されています。
デッサン館に併設されているカフェの前庭から眺める緩やかな山々と眼下に広がる町の景色は特に好きなのでここでゆっくり珈琲をいただきました。

檜原「九頭龍の滝」

2010年08月26日 | 



先日偶然訪ねた「檜原九頭龍神社」。
そのお宮の佇まいもよかったけれど、家に帰っていろいろ調べてみると、九頭龍神社のそばに滝行もひんぱんに行われているといわれる「九頭龍の滝」があることがわかりました。

滝の案内板を見落とし、「ああ、この滝には呼ばれなかったんだわ」と一度はあきらめたものの、三鷹に住む友人に話すと「私、夏休み、まだなの。行ってみたい!!」ということになり、車を出してもらうことになりました。



神社から5~6分も歩いたところにひっそりと滝はあり、私は、想像に違わずこの滝がとても気に入りました。



滝のそばには人が一人通れるくらいの木の小さな橋がかけられ、その橋に腰を降ろすと滝が正面に見えます。
滝の前にはしめ縄が張られていました。
この季節は滝行をしている人が多いと聞きましたが、私たちが行った時にはだれも他の人と行き遇うことなく場所を一人占めしたように静かでよい場所でした。

滝にしばらく留まり、そのあと、今度は「九頭龍神社社務所」も兼ねる「山城」へ行き、ランチをいただきました。



山の幸をふんだんに取り入れた御膳はどれも丁寧に作られていて美味しかった!!

 

小さな旅でしたが、私にとっては飽きずに何度でも行きたいお気に入りスポットとなりました。
車で案内して下さったヨウコさん、ありがとう!!感謝!!




8月26日の歩行は遠出をして、かなり歩いたと思うのに、7385歩でした。



スカイツリーがお目見え

2010年08月14日 | 


電車の車窓から見える「スカイツリ―」。
だんだん塔が伸びてきて、ふっと外を見るとツリーが忽然と姿を現した……と、そんな感じです。
総武線錦糸町周辺から、遠くに近くにスカイツリーが望めます。

小さな旅を楽しんで

2010年08月09日 | 


毎月第2日曜日に行われているという「品川てづくり市」を覘いたあと、今度は上総一宮にある古道具や古布を扱っているお店へと移動。
「品川てづくり市」は、若い人が作品作りをしながら出店していると言った感じ。



若い人たちがモノを作り、その中から育って行く人もいるのかしらと思いつつ、好ましく眺めました。
木工、ビーズ、帽子、洋服、布バックなどが主流でしたが、私が見つけたのは豆本ともいえる小さな絵本。押切優さんの作品には心が躍りました。

  

「小さな本屋さん ことばのおもちゃ箱」のミニ本製作者、押切さんはもちろん物語の執筆者でもあり、本当にワクワク。私が購入したミニ本は、携帯ストラップにもなる赤い本。もちろん本を開くと物語が小さな小さな字で印字されています。2センチ×2,5センチのとっても可愛らしい、しかししっかりと作られた本です。

品川神社は初めて行ったけれど、風情があっていいなあと思いました。
面白かったのは境内の脇に「富士登山道」というのがあって、かなり険しいけれど、あっという間にたどり着く「富士塚」がありました。



富士信仰はこういうところにもあってほほえましいですね。



昇りついた富士塚から見える景色はやっぱり品川らしかったけれど。

場所を移して上総一宮は玉前神社があります。
一日で品川神社と玉前神社に詣でました。
夏なのですねぇ……。駅には一宮海岸で海水浴をした真っ黒に日焼けした人たちが電車を待っていました。若い女性も中年のおじさまも子供たちもピチピチ真っ黒、気持ちいいくらい肌を焦がして、カラフルなドレスがよく似合っていました。

「戸隠神社奥社」詣で と そば屋さん、そして虹。

2010年07月27日 | 


長野県中川村に住む友人エツコさんと、エツコさんの友人で駒ヶ根に暮らすマリさんと私の3人で「戸隠神社」に行きました。

エツコさんに、いつか戸隠神社に連れて行ってほしいと話していたことが実現しました。
中川村も戸隠も同じ長野県ですが、中川村から戸隠までは中川村から新宿に行くより遠かった。
高速に乗って片道4時間位かかり、それを女3人で日帰りするのですからちょっとハードスケジュール。
「行きましょう!」とは言っても「遠いのよ」とは一言も言わなかったエツコさんのやさしさと凄さ。
「私も行きたかったのよ」とさりげなく言ったエツコさんを信じて甘えてしまいました。
行ってみると遠かったけれど「来てよかったね」と3人で歓び合いました。

戸隠大神は、水の神さま・豊作の神さまとしての神格を持っているそうで、修験道の険しい山を想像していた私は、奥社でありながら農耕を思わせる緩やかな気配や山にありながら命と直結する水の沁み込む大地の心地よさを感じ、のんびりと大らかな気分に浸りました。

奥社の駐車場に車を停めて、そこから歩くこと1時間。避暑地でのリゾート気分のような面持ちがしたのはテレビ放映と夏休みの日曜日が重なった影響でしょうか?
でも、そんな人の気配を包み込む大らかさに満ち充ちていました。
(写真は人通りが空いたときを見計らって写しました)



随神門をくぐり、いよいよ参道へ。

  

参道の杉並木で杉の水音を聴くマリさんとエツコさん。

  

最後の石段を登ると九頭龍社が見えてきました。
ふたりの健脚ぶりをよそにやや遅れ気味になる私。



登りついた先の奥社神殿はどこかしら新しさが際立ち、「あれっ」と思いましたが、霊験あらたかな場所であることには違いがありません。
天手力雄命(あめのたじからおのみこと)を祀り、五穀豊穣、開運、心願成就を祈るのにぴったりです。

  

九頭龍社は水を司る神さま「九頭龍大明神」さまをお祀りしています。
すぐそばの手洗水のさらに下に山からのきれいな水が流れ落ちる水場があり、ここでいただいた水の甘やかな味と香りは心に残りました。



奥社からの帰り、隋神門に向かって下るエツコさんとマリさん。絵になるふたりです。

戸隠に来たら、何と言っても「戸隠そば」。
気取ったそばやはあまり好きではないというエツコさんお気に入りのそば屋「しなの屋」さんが中社の近くにあり、そこでお腹を満たしました。



私たちがいただいたのは「天ぷらそば」。他にも「ざるそば」や「そばアイスクリーム」を追加で注文。
そばだんごのサービスがあり、どれもこれもみんな美味しかったです。

  

戸隠の竹かごも有名らしく、かご屋さんで私もずっと探していた「脱衣かご」を記念にひとつ買いました。
経年でアメ色になるのが楽しみです。

と、こんな感じでの「戸隠行」。
今回はスケジュールの関係で「戸隠五社めぐり」は叶わなかったけれど、おしゃべりも弾み、同好3人の旅は本当に楽しかった。
帰りの高速を走っている時、マリさんが駒ヶ根の辺りで、「あそこが私の家なの」と窓の外を指差しました。
私が「どこ?どこ?」と言いながら外を見るとそこには先ほど降った雨のおみやげが。
空にかかる虹が二本。ダブルの虹です!!
虹のおみやげまでいただいた旅でした。

次はいつ行けるかしらと、帰り道、次の戸隠行きに思いを馳せました。
凛とした寒さが残る芽吹きのころや冬枯れの木立に包まれた初冬のころなどに再訪したいところです。
連れて行ってくれたエツコさん、同好のマリさん、ありがとう~~☆。


長野の旅① 「夏の道」をあるく

2010年07月26日 | 


長野に住む友人宅を訪ねて過ごした3日間。
昼間はカッと照りつける太陽熱の暑さ、しかし朝夕は信じられないくらいの涼風が吹きます。
まさに避暑生活を満喫しました。

友人宅を訪れると、日課の「散歩」が用意されています。
しっかり1時間歩きます。ここで友人からの健康チェックとアドバイス。
歩く姿勢の悪い私に、正しく、ゆえに美しい歩き方を指南してくれます。

家を拠点に、「夏の道」「冬の道」があり、今回はもちろん「夏の道」を歩きました。
「夏の道」は、木陰に彩られ、小さな滝や清水の湧く場所を歩きます。
「冬の道」は、朝日がたっぷり当たる山の道です。

前回訪ねた時は秋でしたので木漏れ日が降り注ぐ「冬の道」を歩きました。
友人と友人のパートナーイエルカさんがふたりで名付けた「夏の道」「冬の道」という言葉に心が躍りました。

 

歩いていると清水の湧き出る場所があります。
イエルカさん制作のカップが壁面に常備されています。
おいしい湧き水をカップでいただきながら、ああ、何という贅沢!と歩き疲れた心地よさに一服のひとときです。





次に来るときは、この滝のそばで瞑想したいと思いました。

  
  

道々には、夏の草花が青空に映えて咲き競っていました。
車がときどき通る他は、誰にも遇わない私たちだけの道です。

夕暮れ時、車で通った「冬の道」で、小鹿の群れを見かけました。
一瞬の出来事でしたが、物語の中に出てくる「小鹿のバンビ」より一層可愛らしい鹿でした。
散歩を私も日課にしようと、「歩く朝」を続けようと思います。



“避暑”旅へ

2010年07月24日 | 


長野の友人の家に民泊の旅へ。お世話になります。

長野にある「戸隠神社」に前から行きたくて、友人と出掛ける予定ですが、運悪く「戸隠神社」がEさんにより7月にテレビ放映されたようで。混み合っているようですね。
罪作りなことを皆さんなさいますねぇ。本来は静かなところがテレビに映し出され、おまけにご利益だのパワースポットだのと語られると、突如として人が押し掛け、場が変わってしまうのですから。
神社側のご利益と参拝者のご利益とが複雑に絡み合いながらも、世情の垢にまみれない力があってこそ神聖な場所は保たれていくのでしょう。

Eさんのファンは多いようですが、私の知人などは「あの人はスピリチュアルカウンセラーではなく、ただの芸能人です」と断罪する人も。そのあたりは私の関知しない領域ですが、今やどこもかしこも「パワースポットブーム」で、秘境がゆえに空気が美味しく気持ちのいい場所と思っていた穴場がどんどん押し掛ける人に侵されて行くのも時の流れというものでしょうか。

しかし、地元の人だけが知るいい場所というのはまだまだたくさんあります。
それに、報道からではなく、自分の足で動いている中で見つける「私だけの場所」との出会いも捨てたものではありません。
のんびりと、成り行きで行きましょうとは友人の弁。楽しみです。


多摩御陵・武蔵野御陵へ ~私のパワースポット~

2010年07月08日 | 
「青春18きっぷ」を購入し、レッツゴー!と駅の改札を通りかかると、「20日からです」と駅員さんの声。
「えっ?それはないでしょ!」と思うも後の祭り。
私の思いは目指すところへすでに飛んでいます。

10年以上も前、一度だけ訪ねたことのある場所「武蔵野御陵&多摩御陵」。
そのときは、目的も無く辺りを散策していて訳も無く紛れ込んだようにたどり着いただけなのに、あまりの心地よさにびっくりしたことを鮮明に覚えています。
身体がずっと覚えているという感覚は10年経っても変わることなく、今日の再訪となりました。

何事にもあまり感動しなくなってしまった今の私。
果たしてこの場に感応することができるかしらと半分は不安を抱えての訪問でした。位置関係も記憶になく、高尾駅からタクシーに乗り、「武蔵野御陵へ」と告げると、運転手さんは「参拝ですか?」と一言。「はい」と応えた私。

タクシーが御陵入口へ近づくと、まだ民家が在る通りなのに、もうビンビンと霊気が来るのがわかりました。
都内は30度を超えるという今日のお昼、参道の木陰を歩いて行きましたが、涼しくて清々しい気に満ちた聖なる場所に立てたことが本当にうれしかった。
ときには渇望し、10年間思い続けた場所への再訪が叶いました。



私ひとりのために用意された道のように、行き交う人もほとんどいない真昼間。





木の鳥居の先に御陵はあります。(上写真左手)。
参拝を済ませた後、近くの木陰に小さな敷物を敷き、30分ほど身を置きました。
風がそよぎ、鳥の声がときどき聞こえる他は静寂そのもので、私の心が悦んでいるのがわかりました。

帰りは歩いて駅に戻りました。
浅川べりを歩きましたが、10年前ここでカワセミを見かけました。季節がいつだったのかも定かではないのに、カワセミの美しさだけははっきりと覚えています。

小さな旅でしたが、思い切って訪ねることが出来て幸せでした。
何だか大きな肩の荷を降ろしたような気分です。