「蝉のなく小説特集」
と きいて、
10人中・3人は 思い浮かべるのが、
ふじさわしゅうへい(藤沢周平)の
『蟬しぐれ』では ないでしょうか
組しき(織)のしがらみや 忍たい(耐)を描き、
サラリーマンから「絶大なる支持」を えてきた
時代小説家の、
代表作にして
めずらしく 恋をテーマに 持ってきた、
江戸時代小説
それが、『蝉しぐれ』・・
もちろん おなじみ、うなさかはん(海坂藩)が
そのぶたい(舞台)です。
<あらすじ>
主人公、牧文四郎(まきぶんしろう)は、
藩の抗争で死んだ父の
汚名をそそぐ日を 待ちながら、
剣の修行に励む
若き藩士
隣家の娘・ふく
と
淡い想いを よせあっていました。
が そのふくに、「殿のお手」が
ついてしまい、、
(文四郎ショック)
・・文四郎は、思うままにならない・己が境涯を
辛く思いながらも、
「牧家復興」のために、
精進し続けます
・・苦しくとも、真っ当に生きようとする
文四郎のすがたに、
読者は 心打たれ
価値ある生き方を 見いだす。
それは、
「藤沢周平の十八番にして、王道楽土なる物語」
ですが、、
この物語の「心臓部」は、そういった大筋ではなく
セミがなく、
2つの名シーンにあります。
一つ目は、、切腹した父のいたい(遺体)をはこぶ
10代の文四郎のもとに、
少女ふくが現れ、
いっしょに「梶棒」を 押してくれるシーン
(泣けます)
もう一つは・・
40代となった文四郎とふくが
今生の別れをする、
夏の宿での シーンです。
「お福さま」となった・ふくは、
との(殿)亡き後、
かみを下ろして 尼になる直前に、
文四郎に「会いたい」と 手紙を書きます。
自家の再こう(興)を果たし
身分と妻子をえて
安定期に入っていた・文四郎ですが、
ふくにあいます。
20年ぶりの かいこう(邂逅)を果たした、ふくと文四郎
二人が
せみしぐれの中で どんな言葉をかわし、
かわさなかった時を どんな風にすごしたか、、
淡々と書かれていますが、
クライマックスです
「藩主の側室」だった女性が、
主の死後とはいえ
自分に情をもつ男性と 密会する・・
それが
どれほどのかくご(覚悟)をもっての行動であったか
ふくと同年配以上の
女性になら
わかるでしょうが・・
けっきょく、再会のこの日が
今生の別れに
なってしまった二人が、
のち、
せみしぐれを きくたびに
どんな想いを めぐらせたか・・?
一生分のよいん(余韻)
を もって、
物語は まくを 閉じます・・
【おすすめ度:まあまあ。
こんだけ・盛り上げておいて、かの名作を「まあまあ」なんてよく言える・・ってお叱りはごもっともですが
小説よりも、NHKドラマが良かったんですよねめずらしく原作を超えていた、内野聖陽×水野真紀のドラマは、ドキドキの逢瀬が映像化されていました
市川染五郎×木村佳乃の映画版もありますが、「こっちはちょっと・エロさが足りない」って、うちのチットが言ってました~👩
次回は、葉室麟の『蜩ノ記』を、レビューします】
素晴らしい解説ありがとうございます。
次回の葉室さん、、夭折されて まだまだ作品読みたかった。
クリンさんはどのような解説されるか 楽しみです。
私は 蜩ノ記 好きなので。
先にドラマをみてから読みましたが、藤沢周平作となればどちらも素晴らしいですね。内野さんの文四郎はいまだに頭の中の右上に居座っています。
「蜩ノ記」を読みながら、藤沢周平と同じ味・・・と思いました。地元出身だし、あくどくなくてしっとり・・・好きな作家です。
今、廣瀬淡窓を主人公にした「霖雨」を読んでいるところです。こちらは実在の人物だからまた読み方も違いますが。同じく★★★★+です\(^-^)/
この小説を読んだことがありませんが、読んでみたい気持ちは十分にあります。(老後の楽しみかな)
切なさ満載、秋らしい菊の花の和服にうっとりし、日本文学、心に染みます。
NHKのドラマは見てません。
残念…!
薄墨色?シルバーグレイの小菊が散ったお着物、素敵です。
チットさんが着られたところを拝見したいです
けいこさまぁ~✨✨🐻✨✨
・・なんか、ほとんどあらすじをしゃべっただけ、なかんじになってしまいましたが💦けいこさまにほめていただけたから、ヨシとします✌️✨
はむろさん、66さいでお亡くなりになられたのですね。年れいもあると思いますが、今しらべたら大学ではフランス語を学ばれていたとか、、だから、どことなくシャレオツな文体なのかな?なんてチットが言っていました🌼
(けいこさまにだけ、先に教えてしまいますが、ヒグラシの記は星4つ以上です✨)
クリンより🌟
ひろせたんそう‼️
それは、かんぎえんの人‼️←うちのチットがきょうみをもっています👩
「あれだけの大人数を門下にできたのは何故?」と、時々思い出しては言っています。
実在の人物の話のほうが、読んだ後に「感無量」がくるのかな・・そうさくとはとくに「読後感」がちがうかんじですね💡
ちゃぐままさまも忘れられないドラマせみしぐれは、やはり名作ドラマだったんだなって、かくしん(確信)をえました👍🍀🍀🍀
そして、内野さんの「俳優人生」でも、あれがさいこうの役だったんじゃないかと、今もクリンたち、話しています✨✨
時代物は敷居が高い の思いがありましたが
クリンちゃんの解説で 家にいる間に読んでみたい気持ちになります。
あれれ お勧め度はまあまあ。ドラマの方が良かったですか。
切ない恋物語なのですね。やさしい藤色の着物がステキです。クリンちゃんのですか?
さすが乙女すぎるマンマさまぁ~💖💖🐻💖💖ナミダまで出ちゃうだなんて💧✨✨✨
オススメは小説よりもNHKドラマですので⤴️いつか「藤沢周平没後◯◯年特集」とかでまた再放送される日が来たらみて、、と、ここまで書いて、マンマ家にはテレビなし⚠️という事実に気がつくクリンでした、、
原作をお読みになってみてくださいね📖✨ただし、主人公は「俳優の内野聖陽」、おふく役は「女優の水野真紀」のイメージで読んでみてくださいませ💖🍀
もりあがると思いますっ⤴️
クリンより🌟(女優さんには「水野真紀」に似た名前の「水野美紀」もいるので、要注意です⚠️
着物はチットの着物のイメージで~✨)
zooeyさまぁ~✨✨🐻💮💮💮
あの着物👘、チットが二十代後半に買ったものなのです💡
シルバー(一円玉みたいな色をしています。アルミみたいな)の色に、よくよく見るとキレイな地紋がぬってあって、そこが気に入り買いました。「観劇」に着て行ったりしていましたよ👩
ところが、当時とった写真を見ると、どれも顔色がわるく見えて・・グレーの着物の宿命なのでしょうが「着ている本人が美しく見えないなんて・・」とチットはガッカリし、以後は四年に一度くらいしか着ていなかったんです💡
ところが今年の2月ころ、ちょっと着てみたら、買った当時よりずっと似合うようになっていて、おどろきました~💡
着物って着るべきジャストタイムがあるんだな💡って、思い知ったと言っていましたよ🔔🔔🔔
クリンより🐻(今日のzooey さまのブログの宝島社広告、うちのお母さんも今朝電話で「すごい広告があった」って話していましたよ❗)
くりまんじゅうさま✨あの着物👘、うちのリビングのライトが「暖色系」なので「藤色」っぽく見えますが、実はシルバー(というかアルミみたいな色)なんです💡
うちのチットの私物ですが、「殿の菩提を弔う40代の側室のお忍び着って言ったらこれかしら」と言って出して来たので、イメージ映ぞうに用いました🌈✨
初回から有名作品に星をつけ渋ってしまいましたが、せみしぐれはしきい(敷居)の高い小説ではありませんので、気楽にお手にとってみてくださいませ🍀
またはNHKドラマの再放送を待つ、という奥の手もあります🎶✨✨←こっちのほうがやっぱりオススメですね💡
内容をズバリ一言でいうと、「苦労人の恋愛小説」です🔔
クリンより🐻💖
山形の鶴岡によく行くのですが、見学に行った邸宅が、映画のロケ地だったことから興味を持ちました。
「蝉しぐれ」は、王道ですよね。映画版は、せっかく木村佳乃が出ているのに「エロさが足りない」は本当に同感です。
僕が良く行く「鶴岡大山」は、かつての幕府直轄地(天領)で、映画版で「おふく」が隠れ住んだ場所なんですよね。
歩くたびに、木村佳乃さんがいないか?と思います(笑)。
それにしても、これだけ的確かつ軽やかに解説するのは、本当にお見事です。続きも楽しみにしております。
6×6さまぁ~✨✨🐻✨✨
つるおかと言えば❗ふじさわファンの聖地にして、海坂はんのある場所ですものね🎶
文四郎とふくもいるはずです⤴️✨(川のほとりとかにいそうです💡)
美味しいお酒や温泉もあるし、シブイまちなみが広がっているし、「藤沢周平記念館」もあるらしいし、たしかさくらんぼ🍒とかも名産👑ということは、、必ずいつか行ってみなければならない地ですよね🌈✨
クリン、お魚のハタハタが好きなんです💖
山形グルメ旅も、したいですね~🚄🎶
レビュー、おほめにあずかり光栄に存じます✨
が、次回からのレビューは、けっこうテキト~になってしまうかもしれないんです💦
うちのチットが仕事が忙しすぎて👩💨やっつけ読書になりつつありまして⚡
でも、、「6×6さまが木村佳乃の件に同意して下さったよ🍀」と伝えれば、チットもがぜんやる気を出して、ブックレビューをがんばってくれそうな気がします⤴️✨
受け売りレビュアーな、クリンより🐻📖
山と海との幼馴染の別離と再会に想い馳せるのです。
高松山は初恋の山
https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/78be933a691348ba06ac2b3682e9cca1
おはようございます☀️🐻
読ませていただきました❗なんか一つの人生を読んだような気がします🌈
幼なじみさまでしたら、さぞ、キズナはかたかったでしょうね🍀🍀🍀
再会できて、よかったな✨と思いました🍀🍀🍀
クリンより✨
おはようございます。
いつもながら鋭さと愛情のあるブックレビューに感動しました✨⚡️✨
わたしは内野さんのドラマ版が大好きで、
今回涙の大八車?シーンとか、
密会のシーンとかもプルプルしながら読みました😆
水野さんはサスペンスもいいけど、
時代劇の方がバシッと決まりますね✨
さすがは東宝シンデレラです💖
次回も楽しみにしています🌷🌷
おお✨✨✨さすがはクリンたちのホームメイト🏠✨じゃなかった、ソウルメイト💖のろじうらさま✨✨✨✨
やっぱり、内野×水野のせみしぐれドラマが好きだったんですね🎶✨💖⤴️
内野さん💎✨あのドラマより前にやっていた「ふたりっこ」(NHKの朝ドラ)の棋士役と、せみしぐれドラマにより、すっかり「内省的な頭の良い俳優さん」というイメージがつきましたよね✨
「あのころのままでいてくれたら・・」と、クリンたち、ついついとおい目になってしまいます🌈
水野さんは東宝シンデレラあがり‼️
今まで彼女の出身を考えたことがありませんでした⚠️
気がついたらパナソニックの「きれいなおねえさん🌹」として存在していた気がします💮✨うちのチットは水野パナCMを見て、ソイエとサラシェを買っていましたよ⤴️
水野さんも一時は(このまま女優道を突き進むのかな?)ってくらい、さまざまなドラマに出ていましたが、ごとうださんといっしょになって、さいごは「水野真紀の水野真紀たるゆえん」を世に知らしめましたね👑✨
「事件記者冴子」はカムフラージュだったのか、、と、クリンたち、してやられたかんいっぱいになったものです🌀💔
(とはいえ、水野真紀の代表作は「スチュワーデス刑事」だと思っている)クリンより🐻✈️←大好きな二時間ドラマでした💖
ブログを読ませていただいていたら、「蝉しぐれ」、映画を観るか、本を読みたくなってきちゃいましたー💓
秋に藤沢周平さんの本を、月あかりのなか読む🌕
なんて、乙なひと時を過ごしたいーっ❣️
ちょっと私の日常、ハラハラ、ドキドキが足りないのか??
私としては、チットちゃんオシのドラマ版がぜひとも見たいです😍
ラコルさまぁ~✨✨🐻✨✨
ふじさわさんの小説を読むと、今の小説とはテンポがちがうな💡なんて思いますが、昭和の時代小説、なんとなくおちつくものがありますね🍀
ラコルさまなら、もっとちがう読み方をなさるのではないかな✨なんて、思います⤴️✨✨
月明かりの下🌕✨ぜひ、ふじさわ小説で日本の秋をかんじてください、⁉️💦いやいや‼️そんな暗いところで読んだら、紙なら読めないし、でんし版なら目がわるくなりますので、やっぱり昼間がいいですよ🌞📖✨
↑
いちばんのオススメはドラマ版ですね🌈✨
(40代の主人公・牧文四郎が、なんだか小説だとおっさんぽいんです💡内野聖陽さんの文四郎のほうがさわやかですので~🍃)
クリンより🐻
語りも良かったなあ~~💓
ありがとうございます。再放送あれば何度でも観ます😍
ここで印象に残ったのが舞台でどっしりの存在だった、星由里子さんの母上。 実演は空気感がいいものです。
しかしながら、この切なすぎる小説の鑑賞力がないため、もし自分の父がこんな無念の死、セミ鳴く灼熱の夏の日に大八車に乗せられ、坂登りとなったらー、映像の力で胸つぶれそうになるのです(泣)。
大河「風林火山」の内野さんの山本勘助も、蝉時雨のこの印象に残りすぎるシーンをつい思い出してしまうのでした。。私は甲斐の生まれ。
着物にまつわる想いは、時代劇鑑賞といっしょにとてもいいものですね。 私も着物は好きです。
久しぶりなのに、つまらないコメントで済みませぬ、クリンさま。
また見たいですよね‼️
語り、しらべたら草笛光子さんだったんですね🌈✨
さいきんのNHK時代げきは、なんだかな~・・なやつが多くて💦(この前までやっていたBS時代劇「大富豪同心」とか笑)
気合い入れて作ってもらいたいです‼️
クリンより🐻
いえいえ‼️さすがはなさまです✨✨✨
クリンたち、すっかり朝から風林火山な気持ちになりましたよ🔥
昨日うちのチットと「、内野さんの代表作って、「ふたりっこ」と「蝉しぐれ」と、刑事物の何かと、ぶたいと、あとなんだっけ?」って話していたんです💡
そうそう❗山本かんすけをえんじていましたね🌈✨←山本かんすけとの見た目がずいぶんちがうけど、内野さんみたいなシュッとした人がえんじるのか、、と、当時フシギに思ったものです🌀
大阪松竹座💮🌸✨
行ってみたいです💖
ふくの役はだれだったんだろう?と思いしらべたら、「相田翔子」って出て来ました❗ひえ~✨←これはこれで良さそうです👍
東京の明治座でも公演があったみたいですね🍀「福士誠治」の文四郎✨こちらもフレッシュですね🎵
と思いきや❗宝塚でも「舞台化」されていました🌹✨💎
いろいろびっくりした、クリンより🐻
ちょっと日が経ってしまいましたが、読了しました。
恥ずかしながら藤沢作品は初めてでした。
ドラマも映画も知らなかったので、ハラハラしながら
読みすすみました。
新しい世界を知って嬉しく思うと同時に
クリンちゃんとチットさんの興味の幅広さを
すごいなあ、と感心しました。
ブックレビュー、追っかけます❣️
まあ‼️のろかめさま✨✨✨それはそれは✨おつかれさまでした💦
そして、
ふじさわ周平の世界へようこそ🎵🐻💖←とかいいながら、ふじさわ作品をそれほど読んでいるわけではないクリンです⚠️へへ✌️
でも、のろかめさまのごきょうみを引くことができ、光栄に存じます⤴️✨✨✨✨
ふじさわ作品は男性の世界というか、、クリンたちはあまり理不尽かつ苦しいてんかいの小説はとくいではないので、時代小説なら山本周五郎とかのほうが、しっとりしていて良いなあ✨なんて思ったりもします💡
クリンのセミ小説レビューは、まだまだつづき、11月の中旬ころまでうだうだやってしまいます。その中には理不尽かつ苦しいてんかいの小説が、やっぱりあったりするのですが、よろしくお付き合いくださいませ🍀🍀🍀🐻⤵️🍀🍀🍀
苦手を克服しようと思っている、クリンより✨