先週から、上野の森びじゅつかん(美術館)で、
「浮世絵展」が
開かれているそうです。
いわゆる
「茶屋娘のブロマイド」
にあたるものはないけれど、
もっと 大人の、芸者やゆうじょ(遊女)をモデルに描いた、
イキ(粋)にして
ハデ(派手)にして
ビビ(美々)しい
玄人絵の コレクション
(アメリカ人があつめたらしい。)
れい(例)によって、
うにょっとした目
白い肌、
おちょぼ口
と
ほぼ・同じかお(顔)が ならびますが、
これは
「浮世絵の様式美」。
見るべきは
かお(顔)では ありません
信じられないくらい・はったつ(発達)した、
江戸時代のキモノ(着物)の柄やおり(織り)、
そして、
日本ししゅう(刺繍)に いろどられた
表具の
こっくりとした重たさが 見どころです。
130点の浮世絵の中で、
とりわけ 目を引いたのは
「二代・歌川豊国」が描いた
「絵巻を見る男女」
という
アダな かけじく(掛け軸)だって、
うちのチットが言っていました
ほかに、「七福神吉原遊興図絵巻」(鳥文斎栄之)や、
「やつし琴高仙人図」(奥村政信)も、
つい
じっくり見てしまう 佳作だそうです