クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

五重塔放火心中~谷中散歩・7

2015-10-29 | クリン江戸散歩

名士から死刑囚まで

はば広く ねむる、

「谷中霊園」

 そのまん中には、昔、シンボルタワーである 「五重塔」が たっていたそうです


江戸時代の初めにつくられた

ごじゅうのとう(五重塔)は、

 こうだろはん(かんじ:幸田露伴)も 小説に記した、町のほこりでした

昭和32年、

火をつけた人たちがいて、

やけおちてしまったそうです

 今は、あと(跡)地に そせき(礎石)だけがのこる・・。

 火を放ったのは、48さい(歳)と21さい(歳)の 年の差カップルで、

フリン(不倫)で 行きづまって、

あげく

谷中の塔を 道づれに

心中したらしい。。

 ガソリンをもちこんだために、塔は、ボーボー もえちゃって、

かいじん(灰燼)と きしたそうです。。

 バチあたりもんがーーーー

 「五重塔」を 朝夕見あげて、一生を送ってきた谷中の住人の中には、

気おちしちゃって

死んでしまった

高れい(齢)者とかも

いたんじゃなかろうか。。


この火事で亡くなったのは、とうじ者だけだったみたいですが・・・


 彼らのエゴの 延しょう(焼)は、広いき(域)だったと、クリンは見ています

(つづく)








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