古河ていえん(庭園)に、秋バラを見に行った、クリンたち
そこから、ほんごう(本郷)通りをまっすぐ行けば、
こまごめ(駒込)駅に つきます
こまごめ(駒込)には、東洋文庫ミュージアムがあり、
今、ちょうど
「幕末展」を やっていて、
チットが
見たいというので、
クリンたち、つきあいました。
東洋文庫ミュージアムの てんらん(展覧)会は、ほぼ・玄人向けですが、
今回の「幕末展」も
れきし(歴史)にくわしい人以外は
見てもよくわからないんじゃないか
って思います。
そもそもが、「国立国会図書館」の支部 という空間だから、
てんじ(展示)物も、
和とじ本とか
政治・外交文書とかの
文字がメインのものばかりなので、
知ってる人じゃないと
ワクワクできないのです
でも!日本史や世界史が好きであれば、
「海国兵談」や
「西洋事情」、
「安政の五カ国条約」の原本が
見られることは、
「おお~~」って かんじらしい
せいけんいげん(かんじ:靖献遺言)っていう
古い本があったのですが、
クリン一行の3人のうち、
知ってるのは
チットだけでした・・。
<見終わって、喫茶・東城にて>
「ねえ、お母さあん。今日のてんらん会、いみ・わかった~?」
「お母さんは幕末詳しくないけど、でも解説が分かりやすく書かれていてよかったね。
ある程度知識があれば、
楽しめるんじゃない?
・・・まあ、
お母さんみたいな後期高齢者には
空いている展覧会は、ゆっくり見られてありがたいわ。
人気のある企画展なんて
もう行けないもの。
上野で『鳥獣戯画展』やってる時に
連れの人が見たいというから、
『ここにもいるわよ。』と言ってこれ見せたら、びっくりしてた。」
と言って
お母さんは、
きものの たもとから、
長じゅばん(襦袢)を 引き出しました。
「え~~ 鳥獣戯画」(チット) 「ふふ」
(・・・おやこだ)