定番

流行に左右されず

時代にも左右されず

在り続ける。

 

そんなものが

本物というのだろう。

 

ただ本当は

皆が分からないくらいの

微妙な創意工夫を繰り返し

時代を取り込んでいる。

 

時代を超えても

なお変わらないと思わせる。

魂削って作りだす職人技。

 

変わらず愛されるもの。

 

世の中が変わっても

愛されるものには

曲げられない

唯一無二の真理がある。

 

そんなものを持った

宿で在りたい。

 

別段派手でもなく

ただお気に入り。

いつもの定番のシャツ。

 

着古して駄目になったら

迷わず同じものを手に入れる。

 

袖を通したその瞬間

着心地の良さに

ほっとする。

 

そして

ふっと気が付く。

 

この時代

何十年も同じものがあることに

感謝する。

 

定番はいい。

定番は譲れない。

 

そんな宿

ホテルになりたいと

まだまだ若い

40歳になったばかりのセラヴィに

思いを馳せるのでした。

 

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