生姜紅茶のおかげか、睡眠をたっぷりとったおかげか、あっさり風邪完治。あっけなかった。
でも、油断しないようにしないと。
たまには、最近読んだ本のことでも。
このあいだまでお風呂の中で読んでいたのが、よしながふみさんの対談集『あのひととここだけのおしゃべり』。
これが、予想に反してとても深い本だった。ただBLについてワイワイ話しているだけではなく、オタクと非オタクの考え方の違い、女子と男子の目線の違い、といったことから、女子が生きていくことの困難さについてまで、鋭く考察された一冊でありました。とくに、三浦しをんさんとの2つの対談は面白い。
「結婚って、要は“番う”だけでしょ?」とバッサリ言い切ってしまう三浦さんがすごい。
しばらくしたら、また読み返してみたい本です。
次のお風呂本は、阿川佐和子さんの食エッセイ『残るは食欲』。料理がしたくなる本です。荒井良二さんの挿画も良い。
これもすぐ読み終わってしまった。次はどうしよう。
通勤&移動中本は、穂村弘『本当はちがうんだ日記』をもう少しで読み終えるところ。この人の書くもの、最初は独特のナヨッと感が鼻についてイラつくんですが、だんだんクセになってくるから不思議。身につまされる部分もかなり多くて、読みながら深くうなづいてしまう。
同時進行で、遅ればせながら皆川博子『死の泉』も読んでいます。こういう、ドロドロした暗黒ムード漂う歴史ものは好き。
さらに同時に、これまた大変遅ればせながらの宮部みゆき『理由』なんかも読んでいて、ヨーロッパものと日本もの、気分によって手に取っています。
でも、このところ夜寒くなってくるにつれ、小川洋子が読みたくなって、ベッドの中で『沈黙博物館』を読み返して、その冷たくて透き通った心地よい空気にひたったりも。その合間に、岡尾美代子『おやすみ モーフィ』をパラパラめくって目から暖をとったり。
なかなか一冊に集中した読書ができないのがお恥ずかしい。
漫画で最近買ったのは、カネコアツシ『B.Q.』(文庫版)、鈴木志保『ちびのこ日記』、南Q太『ピンクペッパー』、東村アキコ『ママはテンパリスト』、本秀康『本本』(これは漫画じゃないか)など。
カネコアツシはやっぱ、すごいわ~。あの、スパーンとキレイにオチをつけていく技、お見事!かっこいい!
『ちびのこ日記』は、ちょっと私には可愛すぎました。淡々とした切なさは良いんだけど。
「あいあい あげまちゅよーぅ」とか「くだちゃい くだちゃい くだちゃいなー」とか、ちょっと鳥肌が…。ごめんなちゃい。