金曜の夜、会社の帰りに友人に誘われ
お台場で開催されている
「グレゴリー・コルベール Ashes and Snow」へ。
ただ 圧倒。
ただ 圧巻。
手漉きの和紙に焼付けされた
セピア色の写真は合成ではなく
本当に動物と人間が向き合い寄り添う。
眺めていると、
この象は言葉がわかるのではないか?と錯覚を起こす。
作品が展示されているノマディック美術館は
移動式美術館となっており
152個の貨物コンテナを
4段の市松模様を描く様に組み立てられている。
一番上のコンテナの高さは10mに達する。
この貨物は全て移動先でレンタルされ、
返却される。
ニューヨーク、サンタモニカ、
今回の東京で3箇所目との事。
設計は板茂。
紙の教会等を手掛ける、斬新な素材やアイディアを持つ建築家。
今回のノマデック美術館の柱も
直径740mmの紙柱で出来ている。
高い天井に柱が規則的に並び
真っ直ぐ直線に続く通路に
大きく焼きつけされた写真が並ぶ。
この「Ashes and Snow」は
写真と映像と美術装置と美術館が
全て合わさり、全ての作品となっている気がした。
驚いた事に、今も作品は増え続け
継続し、進化している。
時間があったら、いやないなら、
作ってでも
ぜひ足を運んで欲しいと思う展示。