ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

道産子 モエレ沼公園編2

2007-05-09 | 暮 Life
しつこく北海道ネタをひっぱって。

締めはモエレ沼公園の象徴
「モエレ山」編といく予定であったが、

デジカメの画像サイズが巨大過ぎて
アップロード出来ず・・・。

これはどうやったら
小さく出来るのかしらん??

ああ。。。
こんな時こそメカに強いダーリンがいれば!

と、妄想の翼がまたバッサバサと
羽を広げそうになりそうなオカン。

違った。なりそうな予感。


標高62mのモエレ山は
モエレ沼公園のシンボル山。

遠くから眺めても、近くに行っても
どこから見ても登っている人が豆粒みたいな大きさである。

山頂へは3方向5ルート選択できるが
あまりの山の大きさとテンションの高さで

皆で真正面から上り始めてしまう。

途中まではそれでもまだ良かった。
話す余裕もあった。

それが突如、勝手に決めた7合目辺りで
傾斜がぐんと急になる。

足の甲が上にそっくり返る様な状態で
登っていかなければならない。

上を見上げる余裕はなくなり
ただひたすら下の芝を見て歩く。

辛い。キツイ。苦しい。涙出そう。

こんなツライの
中学の部活の夏練以来かもしれん。

一緒に登った知人は隣で

「足がイタイぃぃ~足がイタイぃぃ~もう帰りたいぃぃ~」と
ずっと絶叫していた。

声が出るだけ元気で羨ましい。

アタスは苦しすぎてほぼ無言。

辛くて、辛くて、

あきらめそうになって

こんな苦しい思いをするならば
いっそ歩みを止めてしまえ。

逃げてしまえ。

でも 逃げても同じだろうし

この苦しさが抜けたら
何か良い事が待ってるんじゃないか?

どうなの?どうなの?どうなのよーと

苦しさはピークの上
自問自答で自滅しかけた所で山頂へ到着。

息も絶え絶えで顔を上げた先には
広大な北海道があった。

緑が眩い公園と遠くに札幌の街。

風が強くて、

それこそしっかり自分の足で立っていないと
吹き飛ばされそうだった。

週明けからの憂鬱な仕事も
ドン詰り気味な毎日も、鈍感なアイツも

どうでもいい小さな事に思える。

イサム・ノグチが目指したかったもの。

人間らしく戻れる所。

もしかしたらほんの少し感じられたのかもしれない。

なんて単純すぎか。