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感じない子どもこころを扱えない大人

2006年10月22日 14時43分24秒 | 本のお話
感じない子どもこころを扱えない大人

集英社

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内容(「BOOK」データベースより)
子どもも大人も「感情」を上手に扱えなくなっている。
特に怒り、落ち込み、不安といったネガティブな気持ちに対応ができない。
このことが学級崩壊や少年たちの衝撃的な事件を生んだり、
大人の社会でもさまざまな困ったコミュニケーションをひき起こしているように思える。
かつて家族のなかで自然に行なわれていた、
気持ちを取り扱うための訓練―これからは教育の場で、家庭で、
意識的にこころのトレーニングをしなくてはならない。
子どもたちの発する気持ちのSOSにどう答えるか、
大人の感情トラブルをどう解決するか、
実践的なこころの扱い方読本である。



今年の前半、親子関係での悲しい事件が、続発しました。
コミュニケーションをキーワードに仕事している薄紅は、
これまで、ビジネスでの人間関係におけるコミュニケーションを主に
仕事として扱っていたのですが、
親子関係のコミュニケーションも、真剣に考えるようになりました。
直接の転機となったのは、奈良の放火事件でした。


コミュニケーションの授業をしている大学でも、
大学生に「気持ちを聴く」という内容を入れたところ、
学生たち自身にも、自分の中に、何か変化があったようです。
この授業を受けていた学生のほぼ全員が、
後期の私の他の科目の授業を受けてくれています。

私は、今年からその大学にお世話になっているのですが、
ビジネスコミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲと3科目もあります。
コミュニケーションは、これに科目名のちがう1科目を入れると
4科目、あるわけで、
薄紅は、これは、すごくイイことだと思っているのですが、
昨年まで担当されていた前任の先生は、
そうは思っていらっしゃらなかったらしく
今後、大学としては、このコミュニケーションの科目を縮小する
方針を、年度前に決めていたようなのです。

その方針を知った、学生たちが、
「この科目は、必要だ、なくすわけにはいかない」と
前期に受講した学生たちが、他の科目にも履修登録をして
選択科目を、卒業に影響もないのに、4年生の学生も
(4年生がわざわざ選択科目を受講しに、大学に来てくれるわけです)
受講してくれています。

おかげで、4科目とも、大変人気科目となり(笑)
人数制限をかけているほどです。


さて、私に大変なショックを与えた、奈良の放火事件の頃、
この本に出会いました。

親子関係だけでなく、教育の場、ビジネスの場でも、
こういう視点って大事だと思えます。
授業の中でも、使わせていただきました。

大学生も、いずれ、ビジネスパーソンとなり、親となるわけですものね。




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2 コメント

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Unknown (まみりん)
2006-10-24 01:22:46
はじめまして。

たびたび拝見しています。

「子供も大人を感情を上手に扱えなくなっている」、

しみじみとそう感じています。

これっていつからなんでしょうね。



家庭や学校や友達、もしくは自分自身の中、

世界中のどこかに気の休まる場所があると

悲しいことはおこらないだろうと感じます。

いつも同じ場所じゃなくてもいいのですけどね。

それを感じ取るセンサーも

上手にメンテナンスして、

感度をあげてほしいです。
返信する
まみりんさん、はじめまして (薄紅)
2006-10-26 11:40:23
たびたび、読んでくださっているのですね~。

ありがとうございます。



気の休まる場所を感じ取るセンサー・・・

なるほど、そうですね~。



どうも、色々な大学で話をしていると

学生さんたちのなかに、

自分を変えずに、周りに期待しすぎている

そんなところが、見えたりします。



受け身すぎる、といいますか。

自分で知る喜びや、体験する喜びよりも、

見てわかった気になる喜び、楽なほうをとる。



なので、実際におこった出来事や、人の感情にぶつかったときに、

「そんなはずではなかった」

と、受け入れられないことが多いのではないかと

思ったりなんかします。



悲しいことやつらいことも、体験して

ようやく感情の処理の仕方を、身につけていけるものかなぁ~とも

思いますね。

そのときに、人は、気の休まる場所を

「探す」ことを、おぼえるのかもしれませんね~・・・。







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