笑顔でハイヒール♪

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さ~、今日も背筋伸ばしていこ~~~っっ!!

気持ちを聴く

2006年07月06日 11時18分37秒 | ハイヒールなお話
例の奈良の母子放火事件の翌週から
薄紅の決意を、カタチにしていく第一弾として
大学生を対象に「気持ちを聴く」という講義を、
2週続けてしてみました。

まずは、「自分の中にある感情に気づく」
「表出している『ことば』と、気持ちとの違いに気づく」
の2つをテーマにしてみました。

現在は、大学だけでなく、世の中の全体的な傾向として
「気持ちを話す」 ということについて
「重い」とか、「うざい」とか、「アツイ(暑いor熱い)」
と言われることも多いようで、
正直な気持ちを、特に他人に話す機会は、少なくなっていますよね。

話さないだけでなく、自分でも「気持ちを感じない」ように
ある意味自己防衛をしているように思えます。
特に、「くやしい」「かなしい」「うらやましい」「せつない」
などの、いわゆるネガティブ感情については、
そういう傾向があるように思えます。

また、そういう感情についての表現は、「むかつく」など
数少ない言葉でしか、表現しなくなっているのでは
ないでしょうか。



や~、しかし、今回は、授業ですから(^^)
学生たちは、「授業だから」という前提をもらったので
「話しても大丈夫」という場所と時間を
与えられたわけです。

しかも、「守秘義務」と「茶化さない」というルールを
課せられたので、
「感情」や「気持ち」に、正面から取り組むことになりました。


例えば、
『「わたし、皆に嫌われているのかも・・・」と言われたら』
あなたは、その人にどう言うでしょうか。

などという問題を出します。

そして、相手に言うであろうセリフを、逆に言ってもらう
という経験をし、実際に言われたら、どう思うか
感情を味わってみます。

そうすると、
よかれと思って言っている言葉が
言われた側に立つと、
「冷たく突き放されたカンジ」とか
「自分のことを、真剣に考えてくれてないと思う」とか
「(嫌われてるかもと)言うんじゃなかったと後悔した」
などという気持ちを抱かせたのです。

でも、中には、「何も感じない」という学生もいました。
「あなたは、感じなくても、他の人は、こんなに
言葉ひとつで感じるんだ、ということがわかれば、
これから言葉に気をつけることができる、それは収穫だよね」
というと、素直な表情でうなづいてくれました。


2週目には、感情を表す言葉がもっと豊富になりました。
しかも、
気持ちを話す人の話すまでの心の葛藤や、話すことの勇気、
受け止めることの難しさ・・・
いろいろなことに、思いや考えを広げることが
できていました。



学生たちが真剣にディスカッションしている姿を見て、

表面温度はクールに見えてる彼等も、
まだまだ、アツイじゃんっ♪

ってうれしくなったのでした。











コメント
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