心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

大多賀政昭・河東仁・空閑厚樹・佐藤太2009「つながる喜び-農的暮らしとコミュニティ」現代書館

2012-10-21 01:22:58 | 
大多賀政昭・河東仁・空閑厚樹・佐藤太2009「つながる喜び-農的暮らしとコミュニティ」現代書館

帯にはこうある;
「自分も他の人も楽しい、人間も動物も植物たちもうれしい、カラダにも心にも気持ちいい、そんな生き方があるだろうか…」

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内容;
「家からあまり遠くない距離に田畑があり、そこでの作業が生活の重要な部分を占めているような生活」が「農的暮らし」と定義する。
そういう生活に入った元旅人。
競争社会に決別して。

「安心や豊かさをお金で買う」ことを止めて、「自分で生きる、共に生きる」ことにした実際。

「英雄として」「直線的に」「もっと高く、もっと遠くへという生き方をし始めたギルガメッシュ」の悲劇と、「地母神のもとで死と再生を繰り返す円環的な時間に取り込まれたさまざまな穀物神」との対比。

生活共同体の例;
内戦後に他の民族との出会いと融合の場になった「ボスニア・ヘルツェゴビナのコミュニティガーデン」。
風や鳥、草花と出会う庭を「アトリエ土里夢(どりむ)」として開放する横浜の越川さん。

コミュニティの定義は、マッキーバーの「地域性と共同生活の存在、共属感情」のある特定の地理的空間というものが始まり。
「仲間になること」をさす「アソシエーション」。
ソサイエティは、その両者の上位概念。
個人化が進む社会という問題。
「インテンショナル・コミュニティという意図的につくられる共同生活様式」。
「共同生活型コミュニティとしてのコミューン」。
カトリック宗教的背景を持つものとして、ラルシュ。
宮崎と毛呂山の「新しき村」。
富士宮の「木の花ファミリー」。
個人の自由で自立を前提をしながら生活の一部の共同化・共有化をする「コレクティブハウジング・コウハウス」。
「コーポラティブハウス」
「パーマカルチャー活動に裏付けられたエコビレッジ運動」は、オーストラリア、イタリア、スコットランド、インドなどへ広がっている。

「幸せ」、再考。
「お金、偶然、物語、医・食・農・想、感謝と謝罪」などを手掛かりに。

性という課題。
ハンディを持つ仲間。
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ぼくは、批判や否定ではなくて、肯定的な具体策を持っているのがホンモノの倫理だと思う。
もう先も長くないし。
”人生下り坂(BSNHK火野正平より)”というイメージに共感するこの頃。

可能なときにいくつかの実践を覗きに行ってみよう・・・


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