心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

40年ぶり

2007-04-26 00:03:14 | 日本で・・・
23日午後に用件だったプレゼンと面接を終え、
それで、オバの見舞いと、不幸のあった親族の墓石変更の下打ち合わせに、往復高速バス24時間の旅に行ってきました。

バスの車窓から、ひさびさの日本の海や山、田舎の風景を見るのが気に入っています。
懐かしい駅のソバ、
回転寿司で、地モノのアジ・イワシ・バイ貝・フクラギ・甘エビなども、堪能しました。

4代目の石材業を継いだイトコとは40年ぶり!で、「・・・ちゃん」付けで呼び合うしかない、2時間でした。

宮原さんの立候補

2007-04-22 11:20:09 | ネパールの政治治安状況
カトマンズにいると、うわさ程度にしか聞けなかった宮原さんの国会議員への立候補情報が、きょうの毎日新聞にあったので、概略を・・・

宮原たかしさんは、ソロクーンブ・ナムチェバザール北のシャンボチェにある、山男の夢が詰まったホテル・エベレストビューのオーナーですね。
向こうはご存じないと思いますが、ぼくは最近は使われなくなったシャンボチェ空港で飛行機を待っているときなどに、少しだけ話したことがあります、10年は経つか・・・

・宮原巍(たかし)さん73才
・05年6月にネパール国籍取得
・「ネパール国家開発党」を設立し、4月19日選挙管理委員会へ登録
・比例区に10人を候補させる予定
・国籍を取得した外国人として初めて国政選挙へ立候補
・公約は、「鉄道網の全国整備」「水資源の有効活用」「人口過剰な首都を南部に移転」「観光や農業の開発」「王制は象徴制に」など

問題は、内閣から6月21日?選挙実施と指示されても、「それはできない」などと選挙管理委員会に言わせる、実行力のある政治の不在状況・・・

カトマンズでは、選挙管理委員会の建物は、ぼくらの住まいのすぐ裏・・・スタッフは5時にしっかり帰っているようで、残業も数日を除いて、ほとんどしてないのを見てるよ・・・

恒例、お見舞い

2007-04-21 23:56:46 | 日本で・・・
前日夜、まだ公表できない会談に出席・・・
初めて会う方々ばかりなのに共有部分の大きさにおどろき!
ただ問題の構造は91年から、不変!!!
現場からの出発はムリなんだろうなあ、あの人たちはきっと・・・

会う場所が1996年に開発途上国での仕事に転進したいことを、当時一緒に動いていた方々に伝えた場所だったので感慨深かった・・・
11年ぶりの日本・・・か!

きょうは恒例の古い友人のお見舞い・・・そして車椅子で寿司屋へ!
構音の改善、読書能力の改善、冗談話の余裕・・・ただ歩行はまだ。
懐かしい話に、行ってぼくもよかったと実感・・・

車椅子を押していると、Tシャツでも汗をかく暖かさでした・・・

寒い雨の東京でした・・・

2007-04-19 12:14:21 | 日本で・・・
東京は12℃という寒い雨でした・・・

カトマンズでは、RAネパール航空の11時15分の出発時刻が午後7時に変更。
それにあわせて4時に空港に入ったらチェックインカウンターは長蛇の列、チケットへ得たのは6時でした。
それから2回の出発ロビーへ上がり、他の便がつき次と出て行く中、待ちぼうけ・・・
7時頃には、タンドリーチキンとサンドイッチなどの弁当が配られました。

マッチやライターを取り上げるこの空港なので、秘密で持ち込んだ人を中心にあちこちで喫煙の輪・・・
中国と台湾からの2つの集団がいて、2人の怒鳴り合いだったのが集団を巻き込み、警官が割って入り・・・
ホテルに移動させろ、と要求する白人の若者たち・・・
気取っていた(かのような)旅行者たちにいろんな変化がでてきました・・・

そして出発は10時頃と初めての情報提供・・・
それが11時半とさらにアナウンスされ、
ほんとうに出発したのは18日午前1時でした・・・

いくらネパールでもこういうのは困るんじゃないかな・・・
現に在住者はほとんど使わなくなっているんだけど。

乗り継ぎ地の香港には午前6時頃着いて、トランファー手続きもわかりやすく、
予定どおりの午後1時半過ぎには成田に到着しました。

冷たい雨の中で、アパートではまたストーブを使いました・・・
よかったことは、抗生物質が効いているようで、ネパールガンジ以来のカゼがよくなってきたことかな・・・!

あす、ホンコン経由で帰国します

2007-04-16 20:18:35 | ネパールでの生活
あす、ホンコン経由で帰国します。

カトマンズを去る前日のきょうは、
付き合いのあるNGOのJさんが食事の声をかけてくれ、
ゴルカで訪問させていただいたナショナルNGOのMさんがネワール式の記念の盾(写真)を届けてくれ、
なにかとトラブル続きのNGO現地代表Sさんからはネパール産のコーヒー500gを頂きました。

今回の帰国は、応募中の仕事のためのプレゼンと面接だけが用件です。

連れ合いの任期はまだ1年あるし、付き合いが生まれているNGO関係者への支援、またマオ関連の精神保健・政治心理学調査など、ちょくちょく舞い戻って来ることになるとは思っていますが、ちょうど1年間滞在して、一区切りといえばそうなんだと思います・・・

カトマンズ盆地外周のトレッキング・シバプリ2725m編

2007-04-15 13:29:55 | トレッキング・釣り・テニス
昨年の雨季に、ヒルに悩まされながら、カトマンズ盆地南西のチャンドラキリ2278mを登ったときに、次はシバプリだね・・・と話し合ったのがようやく実現!

シバプリは、いつもカトマンズ盆地の北に黒々と聳えていて、背後にランタンの連峰を覗かせています。
気になる山でした・・・でも、大きい・・・

カンチパトをずっと北へ、ラジンパット・マハラジガンジ・バンスバリを越して11km、ブタニールカンタ約1700mから登り始めます。
軍のキャンプゲート前で国立公園入山手続き、スンダリジャルへ続く山腹を巻くラフロードを、盆地の淀んだ空気の上へ出たことを感じながら軽快に歩き、コンクリート製の階段を一上りして、中腹のチベット仏教の尼僧院ナギ・ゴンパで朝食、
それから山道となって、ひたすら山頂を目指します。

途中にヒンズーのマンディール(寺院)が2つあって、ネパール暦新年元日の、参詣者でにぎわっていました。
山登りも、サリーとサンダルで、急な坂は裸足になってやってしまうネパール女性ってスゴイ!
屋久島とかニュージーランド南島のような、苔むした樹林が続く雨林の中を歩きます。シャクナゲのシーズンは終わりに近づいているかな・・・でも日本では見ない真っ赤や、白い花ののシャクナゲの木々を見上げることが出来ました。

稜線が見えてからの急登を息絶え絶えにやっつけて、北側の展望が開けて右へ数分、バスケットコートくらいの平らな広場が山頂でした。
ここまでざっと4時間半・・・

写真は帰り道から見たカトマンズ盆地です・・・
チャンドラキリが見えます。

ほかに、カトマンズ盆地の南東には最高峰のプルチョーキ2760mと、北西にはナガルジュン2000mがあるけど、両方とも自動車道が頂上まであるというので・・・たぶん、行かないかな・・・


人なつっこかった未就学児

2007-04-10 10:33:06 | 国際協力・現地NGO分野
シミコット村を歩き回っているときに出遭って、人なつっこく見つめられた2人の姉妹です。
クルタスロワールを着ているから、女の子!です。
言葉が通じなくて確認できなかったけど、たぶん10才と6才くらいかなあ。

チベット文化圏では、伝統的には煙突を作らずに炊事する家屋に住み、しかも入浴する習慣がないから、真っ黒・・・

学校のある時間帯に、モノ運びをしているのでした。
未就学児童ですね・・・

ネパールの山岳地帯では就学率は5%という数字も読んだことがあります。
たしかに、飛行機から見える、信じられないくらいに遠く離れた尾根筋に在る小さな村々・・・

教育の機会を増やすためには、
入れ物としての学校施設も、
人的資源としての教員養成も、
魅力ある授業をする技術研修、
奨学金制度も、
また児童労働の代替策や
家庭の収入増策、
現実的な保健改善策、
親元から離れて通学するための寮の建設、
はたまたアクセスを改善する道路建設
などの対策が総合的に必要だと考えられます・・・

プロジェクト目的の見直しが必要?

2007-04-10 09:57:11 | 国際協力・現地NGO分野
ネパール、カルナリ県フムラ郡シミコットの小学生たちの下校シーンです。

この子どもたちの先生を、この地域の出身女性から作ろうという、プロジェクトなんですね・・・
ただ、この小学校で尋ねると、校長以外の5人の教員はすべて女性でした・・・

プロジェクト目的の見直しが必要か・・・?

マオ兵士が村に戻り高校が満杯・・・

2007-04-08 20:39:47 | 国際協力・現地NGO分野
今回は、ネパールでも貧しいといわれる西部の山村に、子どもたちが喜ぶ、女性の小学校教師をつくるために、I.Ed。資格をポカラの大学で取れるように奨学金を出しているNGOが、ぼくの知人のネパール人に依頼して、郡教育局・高校長・小学校長・生まれた村から離れて寮に住む対象の人(4人でした)へ直接に説明するのに、くっついて行きました。
極西部の村を見たい・・・というのがぼくの動機でした。

さいわい、予約などないにもかかわらず、その全員に会うことが出来ました。
傾斜地にある3000mの村での移動は、空気が少なく、ゆっくりゆっくりした歩みになります・・・

そのときに聞いた話;
かつてマオ派がこの村を支配したとき、各家から1人の兵士を出すように、強制されたのだそうです。
そして、娘を出す家が多かったのだそうです・・・娘はいつかは家から出て行くのだから、という理由で・・・なんという・・・!
それが昨年秋の内戦終了以来、村に戻ってきているんだそうです。
それで、9年生が100人、10年生が80人と、かつてない大人数になっているんだそうです・・・今年の10年生の女性は5人というのに・・・

同じゲストハウスに2人組がいて、問うと国連スタッフでした。
30代初めと思える韓国人女性がスタッフ、40代と思えるイギリス人男性が英語ーネパール語の通訳という組み合わせでした。
先週に、マオイストがコングレスの活動家を誘拐して行方不明になっているという情報があって、その確認だと言います。武装警察との面談、調書の作成などをしていました。
現在のネパールも、決して、平和に包まれているわけではありません・・・

シミコット1泊のみ

2007-04-08 03:02:07 | 
写真は、シミコット上空からのスナップです。

正面が西向きで、4~5日かかるというカイラスへ向かうトレッキングの方角です。
左が、深い渓谷となっているカルナリ河を挟んで、サイパル7025mへ続く山並みです。
右側は中国チベット国境の山なみです。

シミコットは、標高約3000mの南向きに開いた台地上にあり、「ナムチェバザールをゆったりさせたような感じ」という表現で伝わる人もいるでしょうね・・・
着陸は、山肌に激突するかのように入り、未舗装の滑走路から機体がガタガタ振動して、ハラハラ・ドキドキのアクロバットのようでした。

今回は惜しいことに、現地では1泊だけでした・・・しかし・・・
乗り継ぎのネパールガンジで出発までに2泊、戻りも1泊という、全体では5日間の日程となってしまいました。
台数不足の飛行機会社の飛行日程のキャンセルや、
山岳地の気候条件からのキャンセルなどが起こるので、
かなりの余裕ある日程が必要なことがわかりました。

カトマンズーネパールガンジ往復 256ドル
ネパールガンジーシミコット往復 216ドル
外国人のネパール国内航空券はとても高いです。



フライトキャンセル?

2007-04-02 13:52:24 | ネパールでの生活
じつは今日KTM-標高1317m-を発ち、西部への旅行の拠点の街ネパールガンジ-152m-で1泊して、明日の朝便でシミコットー2946m-へ入る予定でした。

ネパール最北にあるカルナリ県フムラ郡の郡庁のある町で、国内空港でも最も北にあります。
冒険トレッカーには、ネパールから歩いてチベットのカイラスやマナサロワール湖へ入れるルートの出発地点としても知られています。
ぼくは現地NGOの訪問が目的ですが。

先ほどネパールガンジへ先に入っているネパール人KさんからTelがあって、シミコット行きの便が今日から3日間程度、誰かが一杯にしていて、乗れないと言われているというのです・・・

チケットを持っているのに・・・!
インド国境の40℃の熱帯から、ヒマラヤに抱かれた5℃程度の山岳気候までの、最小限の装備を考えて準備していたのに・・・!

こういう場合は、空港で行きたいという意思表示を繰り返して航空会社スタッフにプレッシャーをかけながら、チケットがまわされるのを待つ以外に方法はありません・・・