心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

アンナプルナ麓のベグナス湖遠征、釣果なし、地元サハール情報あり。

2011-12-30 21:12:18 | トレッキング・釣り・テニス
ベグナス湖に行ってきた。
釣れなかった・・・
まる1日と半日。
粘ったけど、当たりもなかった。
吸い込み釣りなので、待ちの釣りがちょっと辛かった。
ルアーも投げてみたけど同じ。

快晴のもと、アンナプルナ8091m山群とマチャプチャレ6993mを湖面から見上げる絶好ロケーションの釣り場なんだけど、釣果は!なし!

朝7時半タメル発のツーリストバスでベグナスタル・チョークで午後2時には下車、20ドル(500ルピー(Rs)のもある)。
タクシーに乗り換えて数分、200Rs。
見知った風景が現れる。
でも様子はずいぶん変わっていて、途上国旅の定番、最も新しいホテルに入る。
4か月前から営業の、一番湖に近いグランドホテルと名前はすごい(4階建てではあるがゲストハウス)。
1000Rsの言い値をを値切ると900になった。

翌朝のボートの予約に行く。
朝7時から夕方5時まで、これも1000が900になった。

ただ、http://bodyair.blog47.fc2.com/blog-entry-7.html によると親子連れの漕いでくれる人がいることになっているけど、それはもうないようだった。
木造ボートで、1本のオールでカヌーのように漕ぐタイプ。
そのボートには、多いのには8人も乗っているのを見た。
それくらいの大きさはある。

釣り具を少しだけ置いている店があった。
釣り糸、網、(日本製の)吸い込み仕掛け、練り餌2種、おもり、など。
竿はない。
あとはネパールたばことスナックを少し。

隣りの店の店頭には誇らしげに魚が2種、40cmほどの6匹が並べてある。
サハールと、もう1種の名前は不明。
宿のオーナーは、今朝は24Kgのサハールが上がったので買ったと言う。
携帯を取り出して、写真を見せてくれる。
値を聞くと1kg200Rsと決まっているのだと。
4000Rs余というのは大変な金額だよ・・・ここでは。
期待が膨らむ・・・
(でも職漁師は網らしい)

Sahar
Bam
Dhunga Bam
Fagata
Bhita
Rewa
Drown
Kada
Swire Bhitta
Gardi Bhitta
Katla Bhitta
Bhoti Bhitta
Buduna Bhitta
以上が在来種で、
Silver Carp
Bighead Carp
Kaman(German) Carp
Bhakur Carp
Grass Carp
Tilapiya
Mahur
Rahu
Nauni
が外来種だと、
ぼくが求めた釣れる魚の種類について、オーナーがスタッフと頭をひねってリストを作ってくれた。
ゴッチや、アサラはいないと言う。
(誰か、これらの名前の正体を調べるの助けて・・・)

地元民の釣り師は3グループほどはいて、観察すると、
竿は使わず、カウボーイの投げ縄のように勢いをつけて投げ放つやり方。
ボートは高いので、湖岸に数100mほどだけ伸びている、危なっかしい踏み跡を辿って、少しばかりの平たん地に足場を決めている。
林の中なので、樹にひっかけてしまって、それを外すのにも苦労していたり。

さて、ぼくは日本から持参のコイ用の練り餌も混ぜて、セットした吸い込み仕掛けにつけて投げ込む。
まずは湖岸の樹木にボートを寄せて一投。
30分ではばらけきらず、小1時間待つことが必要なことがわかる。

当たりがないので移動し、地図上で東岸にあるでっぱり(ミニ半島)の4つ目に芝生があるのを見つけて上陸、11時。
自然の枝で工夫した竿立てらしきものもあるので、同輩たちも使った場所と見受けた。
投げる、待つ、投げる、待つ・・・・
4時半に納竿。

翌朝も同様。
全く同じで打開できず。
また来いよ、ということだなと思い直して、納竿。

翌日ダムサイトにある旧知の日本人バックパッカー食堂兼宿のAMで野菜炒め定食。
オーナーのD氏は、ぼくのことを覚えてもいなそうだったけど、ベグナスの話をしたら、
ベグナスもダムサイトももう釣れないよ・・・と、釣り情報をくれる。
息子がバイクで送るよ、好きだから、とも。

次回はここに決定。
2つの川がポカラ南で合流するところDobilla.

ミミズ餌で、ぶっこみ。
狙いはやっぱりサハール!
4月か5月。

集まり続き、お酒続き、美食続き・・・

2011-12-26 00:43:35 | ネパールでの生活
ここ3日間、集まり続き、お酒続き、美食続き・・・

・活動の相談に乗ったことのあるJOCV(青年海外協力隊)とその仲間(障がい児者NGO・地方行政・針灸)と久々に。
・先月にこの国にある国際機関に初着任している、震災直後の陸前高田と名取で1か月間ともに雑魚寝をしたことのある今妊娠7か月という女医とその3才児のいる家族と。
・連れ合いと一緒に着任したSV(シニアボランティア)の家の屋上で、イギリス人の夫と地元の高校?に通う日本語を解さない長女の仲間たち10数人が準備してくれたX‘mas名目のSVとJOCV、20数人のフランクな食事会。

++++++++++++++++

さて明日から大みそかまで、またまたネパール釣りの旅へ出ます。
サハールに会いたい、ついでに河原の温泉にも足を延ばしたい・・・
ポカラ近郊のベグナス湖が行先です。

あなたの人生に「奇跡のリンゴ」をつくる本、木村秋則、小学館

2011-12-22 09:40:40 | 
木村秋則、2010、あなたの人生に「奇跡のリンゴ」をつくる本、小学館

11月中旬に種まきをした2つの野菜。
「ベビーサラダミックス」のほうは順調で、何度か収穫して、その緑が気持ちを和ませてくれ、もちろん食事にバリエーションも添えてくれていて、大成功。

ところが「赤丸はつか大根」は、葉っぱは元気に伸びているけど、根っこはダイコン状にならずに細いまま・・・
この失敗の理由はなんだろうと読んでみたのがこの本。

農薬や肥料を使わずにおいしいリンゴを作るのに数年かけて成功した青森の農家のおじさんが、ベランダ栽培を志す人向けに(小学館がまとめて)書いた本です。

「人間の手と目を農薬や肥料の代わりに使いながら、土中の微生物や雑草などの自然の生態系の力を生かして作物を栽培するのが、私の考える自然栽培です。」P.26

明らかに水やりの多さが失敗の理由だったようです。
はつか大根は、原種に近い作物で、エジプト時代や万葉集の頃にも知られていたんだって。
乾燥地域であるコーカサスなどの原産地の気候を踏まえて、水やりは、霧吹き!でする程度なんだから。

全部抜いてサラダとしていただいてから、やり直してみます・・・

抗議としての道路封鎖の発生現場に立ち会ってしまう

2011-12-18 18:58:49 | ネパールの政治治安状況
nepalnews.comより;
supporters of the CPN-UML aligned Youth Association of Nepal (YAN) and NC-aligned Tarun Dal - clashed inside the Bharatpur-based prison Tuesday morning.

後者の郡会長が17日未明に死亡。チトワン、カトマンズで緊張が高まっている。

要するに、UMLネパール統一共産党とネパール会議のそれぞれ青年組織がチトワン刑務所の中(!)で抗争事件をおこし、一方の代表者が亡くなったということだ。

とんだトバッチリがあった;
きのうネパールの土曜日の休日17日のブランチを近くのArniko通り沿いのパン主体のレストランで取ろうと通りに出た10時半ころ、携帯会社Ncel社屋前の通りが異様な雰囲気。
タイヤ4本に火がつき、黒煙が立ちのぼり、通りかかるバスやタクシー、バイクの群れに大声を出して威嚇しながら石を次々と投げつける青年、燃えるタイヤの位置を変えようとする青年、4~5人が道路中央に見えた。
バクタプールや空港とカトマンズ市内を結ぶ主要路線なので車の数は休日とはいえ少なくない。
バイクなどは道路から歩道に入り込んで、行き先へ向かおうとする。
バスやタクシーなどは素直に方向転換しようと大渋滞。
そのとき警官はまだ到着していなかった。

こうして「チャッカジャム」と呼ばれる抗議行動の発生現場に立ち会ってしまった。
道路を占拠するのに、届け出は必要ないらしい。

5分ほどして交通警官がパトカーで登場。
警察は遠巻きにしているだけで、クルマにほかの道へ行くように話したり、結構甘い規制。

タイヤって、1時間もしないで燃えつくすって知ってた?
燃えた跡には、金属の線が残るって知ってた?
(そういえば、スティールラジアルって言ってたか)

法律でがんじがらめの社会も息苦しいけど、
騒ぐことが民主的とみなすように見える社会も、困ったものだ・・・

聞いたところによると、インドも似たようなもの、また昭和初期の日本では旧制中学など学生の行動がそうだったらしいけど。
(情報をお持ちの方、ご教授ください!)

と書いたところで大使館から在留者向けのメールが入った。
*********
大使館からのお知らせ(11-82)
12月18日

NCによるバンダについて

 ネパールコングレス党(NC)は,明日19日(月曜日)ネパール全土においてバンダを
実施すると発表しております。17日の抗議行動も過激化したことから,明日の抗議活動も
危険な状況が予想されます。そのため,外出はなるべく避けるようにして下さい。
やむを得ず外出する際は,主要交差点及びカレッジ付近は避け、群衆には絶対に
近づかないようご注意願います。
 なお,今後新たな情報が入りましたら随時お知らせいたします。
***************

へえーコングレスもバンダ(強制ゼネスト)するんだ・・・
街頭行動、しっかりと統制取れてやれるのかな?

マオが全く関係していない抗議行動っていうのも、マオが今は政権を取っているからかな?

早めに食べて寝ちゃおう

2011-12-17 06:28:57 | ネパールでの生活
乾季に入って、ネパールは計画停電が拡大されている。
12月5日からは午前午後におよそ3時間づつの一日6時間となっていて、近々さらに拡大されるらしい。
去年までと比べると停電時間が短いので、これはマオ派のバッタライ首相がインドとの交渉で成果を上げたから、という声も聞こえる。
(一日14時間停電という時もあったからね)

客商売のホテルや商店などはジェネレーター(発電機)を使って対応しているけど、
庶民はひたすら我慢するか、
あるいはインバーターとここでは呼ばれている、通電時に蓄電する機械を使って、何とかいつもの生活に近づけようと工夫している人が多い。
消費電力の少ない電球に代えるとか、
TVかPCかのどちらか一つは使えるようにするとか、
冷蔵庫の開け閉めはしないようにするとか・・・

でもどうしても影響はある、特に夕方の停電。
仕事が終わって帰宅する17時過ぎからネパール人の多数派の食事時刻である21時頃までの停電が現在、週に5日もある。

すると、早く食べて寝ちゃおう・・・ということになり、いつもは煌々と電気が付いていて騒がしい声も聞こえる22時ころなのに、電気は復活していても、もう電気は消されていて静かな夜になっているという具合。

これじゃ、電力会社と政府の思うツボじゃん・・・

White Water Nepal, Third edition

2011-12-10 07:10:47 | 
Peter Knowles & Darren Clarkson-King, 2011, White Water Nepal-A Rivers Guidebook for Kayakers and Rafters-, The third edition, Rivers Publishing, UK, Himalayan Map House, Nepal

ネパールでの河下り、ラフティングとカヤックについての唯一の専門書。
1992年に初版、1999年に2版していて、長く絶版状態だったものが新版で登場!

ぼくは1700ルピー(ほぼ1700円)でタメルの地図屋で入手。
古本屋に頼んで探してもらっても、手に入らなかったんだよね・・・
釣りのポイント探しがぼくももっぱらの使用目的だけど。

中央ネパールでは、TrisuriとUpper Kali Gandaki、そしてSeti。
東ネパールでは、Sun KosiとGhote Kosi、そしてTamur。
西ネパールでは、Lower KarnaliとBheri、などにについて支流を含めて詳述されている。
道路の延長やダムの建設予定など、情報収集もさすが。



カルナリ河とセティ河の合流点で、3回ライン切れ

2011-12-09 13:15:04 | トレッキング・釣り・テニス
3回、70ポンドテストラインが切られた・・・

初めは、14gスプーンを振り込んですぐ・・・糸が噴けた。
えっ、何が起こったの?

2回目も、振り込んですぐ糸が浮き上がって噴けてくる???
合わせをしようとしたから、と思って、次に備えてリールをフリーにした。

そして数分後にも当たりが来た。
走る走る・・・下流に向かって。
こっちも横走りに移動しながらドラッグを締め、また緩め、糸にテンションがかからないようにする。
100mは糸が出ている。
サカナが止まる、リールを巻く、走る、緩める、フリーにする、締める・・・の繰り返し。
ドキドキ・・・ワクワク・・・

時計を見る、17時20分。
絶好の夕マズメだった。
薄暗くなり始めているセティとカルナリの合流点のゴロタ石の河原。
サカナの動きが少なくなる、力一杯巻き始めようとするがハンドルが動かない。
これ以上のムリは禁物だ。

ガマン比べ。
手ごろな石に座り込んでもみる。

肌寒くなってくる。
村人が一人ヌッと近寄ってくる。
数フレーズしか使えないネパール語でやり取り。
当たった場所に置いてきたプラスティックバッグを持ってきてもらう。
同じラフティングボートに乗っている2人もヘッドランプを点けてやってくる。
頼んでぼくのテントからジャケットを持ってきてもらう。

「30Kg越えだよ」って、本当?!

そうこうしてロッドをしゃくろうとした時(!)急に軽くなった(!)切れた(!)
18時50分。
1時間半もやり取りしてたのに・・・(!)

これはサハールではなくて、
キャットフィッシューバガリウス系の巨大牙ナマズ(小塚拓矢による)グーンシュ・Goonch(Jeremy Wadeによる)・ともにインド名称ーだ・・・歯があるからね、きっと。

翌朝は薄暗い6時半から、バッグに一つだけ入れていた石鯛仕掛けのワイヤーハリスを先に付けてみた。
ハリス部分を、海釣り用の極太(24号くらい)ナイロン糸に代えてみた。
その後5時間、いろりろ工夫を続けるけど全く当たりなし。

ここは西ネパール。
首都カトマンズからネパールガンジまでがバスで約12時間、一泊して、スルケットを通過してダンゲスワールまで約6時間。
そこから3日間、ラフティングで到着したアングラーズパラダイス。
4月にはイギリス人グループが、セティ側から同じくラフティングで入って、この合流点で28Kgのサハールを挙げている写真がある!

さてさて次は・・・もっと大仕掛けで。