心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

トレッキングに行きます

2006-09-28 22:04:36 | ネパールでの生活
明日早朝0630、ルクラ行きの1番便に乗り、ソロ・クーンブのトレッキングに行きます。

条件が許せば、カラパタール・エベレストベースキャンプ・ゴーキョピークの3つに行こうと思っています。

10月14日にはカトマンズ・タメルに戻り、ブログを更新します。

いってきまーす・・・!

ダサイン後の「10月革命」情勢?

2006-09-28 13:15:29 | ネパールの政治治安状況
23日からダサイン中です。
29日から10月9日までは休みになります。
もう休んでいるところもありますが・・・

マオ派と、7政党連合政府との協議が続いています。
ただ、トップ会談は延期されています。

報道によると、
・来年4月、憲法を制定するための国会議員選挙を実施する
・それまでは、王制については判断を延期する
などは合意されているようです。

問題は、
・4月合意について、双方が不履行を指摘しあっている
そして
・マオ派の武装解除、
・政府軍との統合
です・・・

もし・・・きょう明日に、
このトップによる話し合いで合意がないとすると、
ダサイン後には、今年の「4月革命」以上の「10月革命」をマオ派は準備していると、言います・・・

10月21日から24日まではティハール休みだから、
その後に、何かが起こるかもしれないというのが、街のうわさです・・・

これまでの2回の、ぼくの西ネパールへの旅でも、
首都での、毎日繰り返されるデモや、交通妨害などをみても、
既に、この国は2重権力状態となっており、
統治力を失っている王制や現7政党連合政府は、
新たな形態を必要としていることは自明、
というのが、この国のファンであるぼくの想いです・・・

落としどころは、どういう形になるのでしょうか・・・?

禁煙ピンチ

2006-09-28 12:33:55 | いろいろ
先週の3日間カンヅメ会議から、禁煙がピンチになっています・・・

吸っている人に、つい、1本くれる?と言ってしまい、
そして頼みにくく感じて、
ついには、路上の移動タバコ店で買ってしまう・・・!
ネパールでは、タバコが1本売りをしているので、ついつい手が出てしまうのです・・・

「一箱買うんじゃないから・・・いいか・・・」
という、合理化!

明日からはトレッキングです!
減ニコチンパイプも、携帯灰皿も、もちろんタバコも、タバコ関係品はすべて排除し、
完全禁煙に、もう一度、挑戦します・・・!
宣言を聞いている、連れ合いの目があることも、ニコチンガムに加えて、支えになるかな・・・

ヒマラヤ山村のタバコせびり女性

2006-09-28 12:07:32 | 国際協力・保健/リハ/心理学分野
ルマのバッティでチヤを飲んで休んでいるときに現れた若い女性です。

子どもたちは、何やかやと話しかけてきたり、
カメラや時計などの興味を示していますが、
この女性は、とても整った顔立ちなのに、
髪はまったく梳かしたようすはなく、
上着をはだけて羽織り、
見るからに奇妙な風体で、
意味が読み取りにくい、笑顔を浮かべ、
無言でじっと見つめられました・・・

タバコがほしいんだ・・・と思いつき、
1本差し出すと、
さっと受け取り、
おいしそうに吸うのでした・・・

知的障害者なのだろうか・・・?
統合失調系なのだろうか・・・?

この村では、誰もがいじめたりせず、注目もせずいるのが印象的でした・・・

じつは、その前日には、地元NGOとの打ち合わせ中の学校教員室に、
独語を続ける年配の女性が入り込み、
地元の人々の要請を受けても動かず、
ぼくたちはそのまま話し合いを続けました。

ただ・・・その後、校庭では、就学前くらいの幼児たちが、遊びのように、彼女に小石を投げつけるシーンを見ていて、
ナントモ、心が痛んでいたのでした・・・
2年前には、障害児学級ができた学校というのに・・・
幸い、彼女は子どもたちには何の対抗的な行動を取らずにその場を立ち去ったので、少しは気が休まったのですが・・・

ぼくが相談を受けた経験からは、
首都カトマンズでは、都市型とでも言うべき、青年期の適応不全が課題になってきているようですが、
こうしたネパール奥地の山村では、ネパールでありがちな、人々へのカルマの結果としての障害という理解ではない合理的な態度を育てることや、伝統的な精神障害者への生きる場所作りが必要なのかもしれない、と考えました・・・


ルマ村上流にある温泉と渓流釣り

2006-09-28 00:06:28 | トレッキング・釣り・テニス
ここには、まったく知らなかった温泉があることを知り、
さっそく出かけました・・・

さらに上流へ、つり橋を渡り、村を越え、山道や岩場を登ること、2時間半・・・
ようやく、たどり着きました・・・
約2700Mの標高の、岩山の真下の草地に、源泉で26℃の湯が数ヶ所から浸み出していました・・・

写真の池が、その浴そうです。
ただ、近くの清水も混ざって入っていて、日本人には「ぬるい!」・・・

この温泉地のある草原で、牛の放牧をしている、すぐそばの出作り小屋に住む、汚れきったドレスの少女2人が、めづらしそうに見に来ました。
服のまま、目と鼻と耳を器用に手の指で覆って、温泉に飛び込んだり、小声で歌いながらネパールダンスを踊ったり、その天真爛漫なそぶりを見て、うれしくなり、ぼくも真似をしたら、さらに踊ってくれました・・・

支援に来る人手や、日数がまとまってあるときに、
浴槽への水路を改善しようと、
考えました!!!

ちなみに、谷間に流れるチャウダビシ川での釣りも試みました。
川の石を裏返して川虫を取り、流れのポイントで、浮き釣りか脈釣りで狙います。
が・・・「雨季だけだよ」と村人に言われたとおり、
乾季に向かう今は、当たりもありませんでした・・・



住民参加型プロジェクトの成功事例!

2006-09-27 23:53:10 | 国際協力・現地NGO分野
16年前の最初の段階では、ネパール人の人類学者が助言を得て、写真の正面の丘の上にある12教室のある、大規模な学校建設が関わりの中身で、今では、ここに写っている地域全体の前後にまで、活動地は広がっていました。

住民の要望があり、
貧しい生徒に奨学金を支給するようになりました。

徒歩2時間もの遠距離から通う子どものために、
寄宿舎を作りました。

NGOは郵便貯金支援を得たので、水力発電に取り組み、
住民は水路作りと、研修を受けて保守を担当して、
学校と近くの村々に明かりが灯るようになりました。

厳しい条件の山村の生活自体を支えるために、
作物の選択や、進め方の改善などの、農業支援に着手中です。

課題は、まったくケアがなくなって久しい、保健分野の支援だそうです・・・

担当しているkさんは、「一部費用や保守などは地元が負担する、持続可能な自立型プロジェクト」と言っていましたが、
ぼくには、「住民の要望を聞き、それを実現する外国からの適切な支援形式をそのつど熟慮した、参加型村落開発プロジェクト」が進行していると、見えてきました。

常駐する外国人スタッフはいなくて、
外国人支援者が、年に2回程度、訪問するだけで、
ここまで到達していることには驚きました!






地元NGOの呼びかけ人たち

2006-09-27 23:31:26 | 国際協力・現地NGO分野
NGOが16年前に作った学校の校長、
村の名士たち、
元気な青年2名、
女性2名、
ダリットと呼ばれる「下層」の代表、
などがNGOを作ることを、
マオ派がようやくOKしてくれたのだそうです・・・

近々、カトマンズの社会省まで認可を得るために出かける予定というところまで漕ぎ着けたということでした。

これで、日本のNGOなどと、対等に議論する地元の組織が出来上がっていくことになります。

ただ、NGO事務所を飛行場の在るジュムラにある、郡庁舎内におくというのは、納得しにくいけど・・・


ティルク村の泊めてもらったチベット文化圏の家

2006-09-27 23:21:38 | 国際協力・現地NGO分野
こういう民家の2階の1室の木の床に、ヤクの毛で織った敷物の上に、寝袋を広げてやすみました。
2600Mの標高があり、朝晩は17℃くらい、昼は30℃になります。

食べ物は、朝はミルク・ティ、昼はチャパティのようなローティなど、夜は定番の、ダル・バートでした。
貧しい村の常ですが、動物タンパクは、何もありませんでした。
が・・・
リンゴと小ぶりのモモの収穫時期で、何個も、欲しい分だけ食べさせてくれました。

それと・・・地元産蒸留酒のロキシー・・・
酒類が締め出されることの多いマオ派の統治する地域なのに、
どこかで手に入れて毎晩出してくれるのがうれしかったです・・・

1.5畳くらいのヤクの敷物は、新しいもので、かすかなバターのような香りや、素朴な幾何学模様、床の冷たさを断熱できる手ごろな厚さなどが、とても気に入ったので、それを2500ルピー(約4000円)で譲ってもらって、持ち帰りました・・・
たぶん、ぼくの、一生ものの宝になるでしょう・・・


カルナリ協力会にかかわる人の本

2006-09-22 14:32:18 | 
清沢洋(きよさわふかし)著 1998
「夢への旅路 ボランティア 高校生がネパールに学校を建てた」
白順社

高校教師時代の清沢事務局長の軌跡です。
事実の経過と、そこでの著者の想いがつづられていて、深い・・・

奥様の前田廣子 1998
「女房の本音とネパール旅行ーもうひとつのフェミニズム」
白順社

発行部数はこちらのほうが多いとか・・・

最新物がありますが、追って紹介します・・・

明日から西ネパール5日間

2006-09-22 14:18:24 | 国際協力・現地NGO分野
今度の会議で知り合った、「カルナリ協力会」のプロジェクトサイトを訪問することになりました。

マオ派の自治地域で、
学校建設などの教育支援・電化・健康管理・栄養改善などの総合村落開発支援を
16年間続けているところです。

西ネパール、カルナリ県ジュムラ郡デリチョルあたりの、標高2600mが行き先の村々で、
カトマンズからネパールガンジへ飛び、
ジュムラへ乗り継ぎ、
そこから4時間程度、歩いて到着なんだそうです。

ゲストハウスは、破壊されたそうで、
村の農家に泊めてもらうということなので、
寝袋・ムシ避け・ヘッドランプなどを準備しています。

マオの支配地域はアルコールがありませんが、
河には、マス科のサカナがいるらしく、
また、少し歩くと温泉があるといいます・・・!

学んで、そして、楽しんできます・・・

ホテル2泊3日(ーぼくは缶詰ー)会議終了

2006-09-21 02:05:03 | 国際協力・現地NGO分野
「NGOの相互理解・自立と共生をめざして Mutual Understanding and Solidarity for Sustainable Development 」が、この会議の呼びかけタイトルで、
日本から12団体、ネパール側は19団体の参加、人数では70人前後かと思いました。

で、そのタイトル部分の結論は、次でした。
1.支援のすべてのお金を、金額ではなく、大切にする
2.払える人には利用者負担金を支払ってもらう、価値がわかり、大切にするから。
3.自立するためには、基金を作り、利子で活動することを工夫する
4.活動を、外部からも見えるように、工夫する
NGOの現場の人たちの集まりということが、具体的な内容(ばかり?)である、ここから伝わるかと思います・・・

小集団討論では、熱のこもった時間が多く、国際支援のココロ(?)を改めて、確認した感じがあります・・・

ネパールの活動している、これまでぼくの付き合いのなかった20以上のNGOスタッフと知り合いました。

このブログの読者がいて?ビックリ・・・!
お付き合い、感謝!日本食品の差し入れまで頂きました!

ブログでも、ネパールでガンバル活動を、これから紹介していけると思っています・・・

カトマンズから1時間も先の病院を拠点にして活動する、障害児対象の地域医療リハビリテーションNGOから、これまでできなかったという心理ケアへの助言を求められたけど・・・
どうしようかなあ・・・?

NNNN

2006-09-18 08:25:01 | 国際協力・現地NGO分野
きょうから3日間、会議に代理出席します。

ネパールでは、100以上の日本のNGOが、国際協力活動をしていると言われています。
そのうちのいくつかが、相互ネットワークを通じて情報交換や協力を推進し、NGOの活動の質的向上をはかることを目的として、略称4N(NNNN)=ネパールNGOネットワーク連絡会=Nippon NGO Network for Nepalを作っていることは聞いていました。

日程の概要です。
18日 10時 開会
    13時 各団体紹介(1団体3分)
    18時 分科会
19日 午前  希望活動現場を訪問
    午後  見学報告より問題点を浮き彫りに
    夕方  グループディスカッション
20日 午前  事例報告/先進例
    午後  今後のNNNN活動への提案 

ところが、きょうから4日間、ラトナパークでマオ派学生の集会予定と、大使館ML情報がありました。
連れ合いの学校では、きょうはバンダだと予告して、授業は中止としているそうです。

ぼくは、会場のホテルは歩いて数分なので、早めに行きますが、
予定通りに会議が行われるかどうか・・・
気になります・・・

ウンザリすることも多い、この業界ですが、
ガンバッている人々と、出会えるのではないかと、
楽しみにしているんです・・・

土曜テニス

2006-09-16 16:58:38 | トレッキング・釣り・テニス
夜半からの雨が早朝に止んでくれたので、アスファルト・コートは可能になりました!

コーチと、Eさんと、連れ合いと4人で、ダブルスを楽しみました。
組みなおしたりして、6ゲーム1回と、4ゲーム2回。

5ヶ月ぶり・・・!
もっと、やりたいかな・・・

カゼをひきました・・・

2006-09-15 17:08:50 | ネパールでの生活
今回のネパール滞在、最初のカゼです・・・
症状は、頭痛、熱発、食欲不振です。

連れ合いが先週にひいていたのがきっかけで、
昨日のシャワーの後に、長い時間、裸でいたのが、引き金だと思っています。

N医師に差し入れてもらったPL顆粒の出番で、
昨晩は12時間も寝て、すっきりしてきました・・・

と言っても、歩くと、少しメマイが・・・