心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

ジョムソムでアグニエアーが墜落事故

2012-05-14 11:31:09 | エコ・地域・環境
きょうは在宅。

地元テレビのニュースから;
現在11時半はまだ映像はなくて、地元スタッフへの電話インタビューが中心の報道。
(ぼくのネパール語聞き取り能力では限界がある)
+++++++++++++
5月14日(月)今朝9時半頃、ポカラ発のアグニ航空機21人乗りがジョムソムでバザール近くの山に墜落。
生存者数がまちまちだが4~6人程度。残りが死亡か?
+++++++++++++

3週前にトロンパス・ムクチナートから下って脇を歩いてきたところなので、他人事ではない・・・

9時過ぎるとカゼが強いところだからなあ。
ジュムラもそうだけど、着陸前に大きく旋回しなければならない飛行場。

詳細は正午の英語ニュースで。
+++++++++++
Clear sky だったと言っている。

コミュニティ・ベイスト・デイケア・モデル -大災害後の被災者への心理社会支援-

2011-07-31 08:27:55 | エコ・地域・環境
被災者支援の場から今は離れたところに身を置いて、3か月の体験を再考している。

甚大な災害を体験した人々への心理社会サポートには、

支持的な人間関係とあたたかな雰囲気とがある居場所を提供し、
そこでは被災後の生活にはない自己表現の機会や、こころの休まりなどを体験できる活動、ストレス関連の心理教育などがある、
そうした新たな環境に自己がコンテインされる、いわば「コミュニティ・ベイスト・デイケア」モデルが有効であり、
復興へ向かう具体的な生活イメージを安定的に獲得することがゴールとなる、

と整理できるように思っている。

チューリップ咲いた、ラディッシュ食べた

2011-03-10 15:30:00 | エコ・地域・環境
窓際で、プラスチックボトル利用の水栽培チューリップ、紫のほうが先に咲いた!
赤が残っている。

直径10cmほどの小さな黒い苗用ビニール・ポット栽培のラディッシュを勇気を出して?収穫し、サラダで頂く・・・りっぱにダイコンの味!

さやえんどうの蔓からは花が咲いて、豆を付け始めている。
ミニキャロットももうすぐの感じ・・・

春になっているカトマンズ。

タイとベトナムで温泉と釣りのリラックス旅

2010-10-21 13:53:11 | エコ・地域・環境
タイではバンコクから鉄道とバスで1日かけて南部ラノーンへ行く。
市内から10数km先の渓流沿いの温泉をタクシーチャーターで巡り、屋根つき露天風呂を源泉下に数ヶ所作るなど、地元自治体の温泉地域管理とタイ人温泉フリークたちのマナーのよさに驚き、そしてなにより無味無臭透明の泉質のすばらしさを堪能。
雨で増水した渓流を注意深く渡渉して向こう側の温泉へ移動・・・
まだまだ入っていたかった・・・

ベトナムに移り、まずはバスでブンタウ Vung Tau に入る。
海へ船を出すのは200ドル余とか吹っかけられたのでこれは諦める。
それで80Km先のジャンヌーの温泉へモトタクシーのチャーターで出かけた。
1時間半もホンダ・ドリームに跨っていて、降りたときには足と腰が固まっていた・・・
数年前は素朴なビニール張りの手作りプール状態だったのに、広い敷地にレストランや宿泊棟などがあるリゾート地が造成され、入場料とプール料が2重に取られるような野外温水プールとなってしまっていてビックリ。

それでホーチーミンへすぐに戻り、プークオック Phu Quoc 島へ飛行機で向かい、釣りを2日間。
この島はじつはカンボジア・カンポットの沖合いにある島。
近海のシュノーケルで覗けるような種類の魚が対象で、最初はイカの切り身エサで手釣り、それから持ち込んだサビキと寄せ餌に換えるとこれが効果抜群で数釣りを楽しんだ。

おかげで季節はずれの日焼け!
上腕部は皮がむけ始めている・・・
まだ雨季が終わらない両国だったけど、ときどきあった陽射しは半端じゃなかった・・・

PCを持っていかなかったのも、直前の現実とすっかり切れることができて、リラックスを促進させたみたい。

年金手続き、開始

2010-08-31 02:16:21 | エコ・地域・環境
地方自治体職員の頃の地方職員共済組合○○県支部への退職共済年金請求と、
民間病院の頃の企業年金連合会(旧 厚生年金基金)への老齢年金裁定請求書の手続きを終える。
病院と国保の頃の日本年金機構(旧 社会保険庁)への特別支給の老齢厚生年金の請求には書類がもう一つ、集まっていない。

そういう年になった!

支払い期間はなんとか満たしていても、開発途上国駐在の期間などは継続して掛け続けてはいないので、受給額に期待はできないけどね。

片雲に誘われている・・・

S.ラヴィッツ「脱出記-シベリアからインドまで歩いた男たち The Long Walk 」

2010-08-14 01:01:24 | エコ・地域・環境
スラヴォミール・ラヴィッツ著 海津正彦訳2007「脱出記-シベリアからインドまで歩いた男たち The Long Walk 」ヴィレッジブックス

2005年にソニー・マガジンズより刊行されたものの文庫化されたもの。
原著は、1956年に初版が出ているという。

1941年4月、イルクーツクからヤクーツクへ向かい1500Km行進したところにあるレナ川沿いにある、5500人も住む大型宿舎のあるシベリア第303収容所から、7人が準備の末に脱走した。
2ヶ月掛けてバイカル湖へ出、ゴビ砂漠を経て、チベットへ入りラサをかすめてヤル・ツァンポ川を渡り、ヒマラヤを越えてインドへ入るまでの6500Kmを徒歩で脱出した、ちょうど1年間の記録である。最後には4人になってしまったが。

ありうるだろうか・・・という大きな疑問。

ぼくはラサからカイラスの往復をトラックをチャーターして砂漠を走りぬけたことがあるけど、
あの大砂漠に加えて、極寒のシベリア、登山技術も必須なヒマラヤ越えのルート!

しかし事実は事実だ・・・!
人間の底力を感じざるを得ない・・・!

*******

さて、この2冊には共通点があった。椎名誠である。
彼は、この本の「解説-驚嘆の記録」を巻末に寄せて「勇気を与えられる」と賞賛し、
また前書の島田覚夫「私は魔境に生きた」について、「強靭な精神と身体」と宣伝「帯」に寄せていた。

シュムリアップで、駐在している日本人チームと彼の取材チームとで、三角ベース・ソフトボール試合をやって、彼はとてもおとなしくて静かな、そして背の高い人だと知った・・・
自然のなかで自分のカラダを張って行う、心躍るハラハラドキドキの大冒険に惹かれるという好みはあってるみたい・・・

年末の探鳥会 大吉!

2009-12-27 17:04:29 | エコ・地域・環境
ひさびさに探鳥会に参加、50人はいたかな。

こんな人数がいても、ゾロゾロ大集団が歩くようにはならないで、10人くらいのリーダー中心にいくつもの小グループに分かれて、じっくり探したり、あるいはさっさと登っていったりなどと動いていくのは、さすが老舗の自然保護系の団体と感じる。
でもきょうのは、持参の弁当を食べて、昼過ぎて「鳥合わせ」して解散というちょっと独特な運営だった。

冬は鳥は少ない・・・
でも27種、ドバト・ガビチョウ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・カケス・スズメ・イカル・アオジ・ホオジロ・メジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・ヒガラ・エナガ・ウグイス・シロハラ・ジョウビタキ・ルリビタキ・ミソサザイ・モズ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・ハクセキレイ・コゲラ・アオゲラ(声)・アカゲラ(声)・キジバト・ノスリ・オオタカ・トビという鳥合わせ結果!

京王線高尾山口駅前で8時15分集合、案内川沿いにすこし上流へ歩き、参道へ戻りケーブル駅前広場で休憩、1号路を登って布流滝のカーブで休憩、金比羅台で休憩、城見台で休憩、ケーブルカー終点横のテーブルとイスのある広場で休憩、薬王院下で休憩、神変山へ戻って12時に持参の昼食、12時40分鳥合わせをして解散、という日程。

薬王院では5日早い初詣という位置づけにして参詣し、おみくじもひいてみた。
大吉!・・・
2010年に向けていい年になるということかな!
・・・23日の日心連合意から10日付け資認協声明をフッ飛ばして心理の国家資格が成就?
・・・クライエント数の増加という営業up?
・・・新たな途上国駐在?
・・・年末ジャンボ、大当たり?

それでいい気持ちになって浄心門から3号路へ下り、すぐに琵琶滝方向へ左折、そして高尾病院へと降り、
駅手前で蒸かしたての酒まんじゅうと香り豊かなドリップコーヒーで一息ついてから戻った。

またもや路上で止まってしまったプリウス

2009-12-22 07:15:07 | エコ・地域・環境
あれは3月だったから9ヶ月経って、またもやプリウスが走っている途中に止まってしまった!

踏み切り前で減速してノロノロ運転のとき。
エンジンが止まって・・・動かない。
切って、かけなおそうとしても同じ。
表示は前回と違って「システム故障」(?)

片側1車線なのですぐに大渋滞になってしまって、焦った。
せめて左際に寄せたいけどエンジンがかからない・・・

販売店へTel.
担当者が幸いいて、申し訳ながっている。
JAFを呼び、搬送してもらう、という前回と同じ手続き。
・・・・・
JAFは、2時間後!という答え。

ハザードランプ・・・と助手席の連れ合いは冷静な指摘。
それで、対向車の流れが切れるときに後続の車が追い越していくようになった。

踏み切りの向こうには警察署があることを想いだして、渋滞への対応を頼もうと早足で出かける・・・
玄関で長い警棒を持って立っている警官に事情を話す・・・
「押してみましたか?」
そうか・・・押して動かせばいいんだ・・・簡単な渋滞の解決はあったんだ!

パニくって、思考が狭くなっている自分を自覚。

すぐに警官3人が駆け足でやってきてくれて、数m移動させて、美容院の駐車場に頼んで置かせてもらう。
クルマの流れは普通に戻る。

市民警察に世話になった自分を覚えておこう・・・

さて2時間をどう過ごすか・・・
近場を歩いてみる。
塚の上に「平和の塔」というのがあった。
今までクルマからは目にしても降りて見たことはないところ。

へえー・・・塚は江戸時代の開墾の境界を示すものだったんだ・・・

寒風厳しい日で、クルマの中に避難する。

そうこうして1時間を過ぎたころ携帯がブルブル・・・もうJAFが到着。
駐車場に入っていたため、連絡した住所の路上にいなくて見つけられなかった。

狭い駐車場にトラックを斜めに入れて、クルマをそっくり積み込む荷台を下ろして、積み込まれるクルマのハンドルをじょうずに何回もきって、ワイヤーアップ。

「プリウスの故障って運んだのは初めて・・・」とはJAF運転手の話。
販売店では「カリブさんのプリウス以外に1台、こっちは第2世代だけど同じようになって・・・でも原因はわからない」んだと言って、
止まったときの様子を修理担当者から詳しく聞かれた。

とりあえず、正月3日までと言って代車を貸してくれた。
それまでになんとかなるの?

あたりハズレというような偶然性の問題なのだろうか?

安心してドライブできるクルマに換えた方がいいのだろうか?




残念、ノーマルタイヤ

2009-12-18 20:32:25 | エコ・地域・環境
楽しみにしていた明日の夜・・・小菅村エコセラピー研究会の行事。

「森の音楽会とキャンドルナイト」
http://horenbo.sakura.ne.jp/blog/2009/11/30/542/

ノーマルタイヤしかないため、行かないことにした、事故はイヤだし。
西高東低でマイナス6℃の予想。
山越えで日陰も多い道。

次のチャンスを狙ったほうがいいみたい・・・

Educational Seminar in Siem Reap

2009-11-26 14:23:49 | エコ・地域・環境
帰国しました・・・
30℃から10℃へ、寒い、でもカラダは熱ってる・・・

カンボジア・シュムリアップで行ってきた研修会はつぎです。

Educational Seminar in Siem Reap for Cambodian Mental Health Professionals

Hosting Organizations : Pacific Rim College of Psychiatrists, Supporters for Mental Health(SUMH), Taisho University,

Supporting Organizations : Transcultural Psycho-social Organization (TPO), Ministry of Health of Cambodia

Date:Nov 23-24 ,2009

The Venue: Prince d'Angkor Hotel & Spa and Taisho Elementary School
Participants:Cambodian Mental Health Professionals( Psychiatrists, Internists, Mental Health Nurses, NGO Staff, etc)

*The number of participants is about forty.
Registration fee:USD 50 for foreign participants, Free for local participants.

Schedule at a Glance
Mon, Nov 23 Ceremony or Symposium Title Presenter Chair and
Commentator

The Venue
12:30-13:30 Opening Ceremony 1
・ Donation to Taisho Elementary
from PRCP and
Taisho Uuniversity
・Visiting Taisho Elementary School
Fumitaka NODA
(PRCP President)
Takayuki OCHIAI
(Taisho Uuniversity, Japan)
MC:Yoshimasa
TEBAYASHI
Taisho
Elementary

Move from Taisho Elementary School to Prince d' Angkor Hotel & Spa
14:00-14:30
Opening ceremony 2 H.E. Prof. Eng Huot,
(Secretary of State)
Tsutomu AOKI
(SUMH President)
Fumitaka NODA
(PRCP President)
MC:Yoshimasa
TEBAYASHI

14:30-15:15 Concepts of Mental Illness Recognition and
Treatment of Depression
Allan TASMAN, M.D.
(University of Louisville
School of Medicine,USA)
15:15-16:00 Mental Health Policy Development
and Implementation in Developing
Countries: Case of Uganda
Tsuyoshi AKIYAMA, M.D.
(Director of Dept of
Psychiatry, Kanto Medical
Center,Japan)
Allan TASMAN/
Tsuyoshi AKIYAMA

16:00-16:15 Coffee Break
Prince d'Angkor
Hotel & Spa

16:15-17:00 Community Development Model of
Psychiatry
Soma GANESAN, M.D.
(Clinical Professor,
Department of Psychiatry,
University of British
Columbia,Canada)
17:00-17:45
Assessment, Evaluation and
Diagnosis
Dementia and Depression in
Elderly
Kua Ee HEOK, M.D.
(National University of
Singapore, Singapore)
Soma GANESAN/
Kua Ee HEOK

17:45-18:15 Diagnosis of Schizophrenia and its
Pharmacological Treatment
Paul LEUNG, M.D.
( Psychiatry Department
UHN 79,USA)
18:15-18:45
Treatment and Follow-up
Sustainable Chronic Care in Village
of Cambodia
Yoshimasa
TEBAYASHI(Nishi-Hachioji
Psychotherapy Room,Japan)
Paul LEUNG/
Yoshimasa
TEBAYASHI

19:00-20:00 Welcome Banquet
(Buffet style party)
Discussion Time Speakers and Participants MC:Yoshimasa
TEBAYASHI

Tue, Nov 24 Ceremony or Symposium Title Presenter Chair and
Commentator
The Venue
7:30-8:15 Psychological Healing in Post
Genocide Cambodia
Chhim SOTHEARA
(Transcultural Psycho-social
Organization)
Fumitaka NODA
(PRCP President)

8:15-9:15 Case Study
Support for the Chronic Mentally Ill
in the Village
Tey pisal
(SUMH Cambodia
Representative)
Tsutomu AOKI/
Chhim SOTHEARA

9:15-9:45 What does PRCP contribute to
Cambodian's mental health
development: future perspective
Min - Soo LEE, M.D.
(Korea University College of
Medicine,Korea)

9:45-10:15 Using Mental Health First Aid in
Primary Care
Helen HERRMA, M.D.
( The University of
Melbourne, Australia)

10:15-10:45
PRCP Contribution to
Cambodian Mental Health:
Future Perspective.
Is Cultural Difference a Barrier to
Mutual Understanding?
Fumitaka Noda, M.D.
(President of PRCP,
Professor of Psychiatry,
Taisho University, Japan)
Min-Soo LEE/
Helen HERRMAN

10:45-10:50 Closing Ceremony Fumitaka NODA
(PRCP President)
MC:Yoshimasa
TEBAYASHI
Prince d'Angkor
Hotel & Spa

凝縮された3日間でした・・・

足元の政権交代に思うこと

2009-11-19 10:27:58 | エコ・地域・環境
来週に行うカンボジアの精神科医師たちの研修原稿を用意していると、自分の足元が気になった。

過去としがらみがない政権交代というなら、こういう大改革政策を日本で実行できないか・・・

周辺国から資源と富を収奪して成り立つ資本主義的な競争社会を乗り越えて、障害のある人も高齢者もみんながそれなりに社会に貢献して生き生きと生きることのできる社会創り。

これは、広井のいう「定常型社会」の具体策であり、すでにイタリアの cooperativo やソーシャルファーム、日本の共同作業所や就労支援施設などの一部で着手されていると思っている。

1.精神科病院の大胆な縮小。
根拠;治療論的にも当然!WHOの施策を見ても趨勢。

2.医療職の職務権限の見直し。
根拠;ナゼ医師は忙しいのか、・・・業務の独占のあり方にムリがある。
たとえば現在の管理業務やリハビリテーション、精神療法などは他職種に任せてはどうか。
養成数だけの問題ではない。

3.医療の地域化を大胆に進める。
根拠;まだまだ入院病床が多すぎないか・・・病床があると入院者が出てくるというフシギ!?
ナゼ看護師は長続きしない人が多いのか・・・入院者が多いから3交代勤務も多くなっていないか。

4.住まいと教育の経費を公的に支える-ほとんどの人が現在の福祉分野の賃金水準で生活できるようにできないか。
根拠;住居費と教育費を除けば、1家族一月10数万円前後で生活できるはず。
ローンや学費にために、休みなく、あくせく稼ぐ生活は健康ではない。

5.高額の年金を得るのではなく、障害を持つ人も持たない人も働ける機会を創出して、それなりの賃金を得るようなシステムを作る。
根拠;一部の人が労働や富を独占することは見直すべきだ。
大量消費に頼った経済構造はサスティナブルではない・・・
日本の賃金水準が国際的に見て高すぎるために製品の国際競争力が落ちている
障害者も高齢者もだれでも、稼げる社会であったほうが、してもらうよりも、自己実現を目指して健康に過ごすことができる。

6.労働日は週4日ほどに。
根拠;賃金を得るための労働と、地域や家族などが再生していくための共同時間があるべきだと思う。

7.3世代同居家族や集合擬似家族を増やすための政策誘導。
根拠;核家族は個々人が自由な反面、ゆとりがなく、共同性を疎外している。

8.市民への教育をパウロ・フレイレの指摘する生活重視に。
根拠;知識しか伝えない、あるいは理解できず応用もできない高等教育を受ける人が増えてもそれが社会の利益になっているだろうか?
学問的な進歩と、今日的な実学を高めることを区分すべきだ。

9.青年海外協力隊JOCVを廃止して、たとえばワーキングホリディ制度に統合する。
根拠;相手に役立たない自分探しに国費を使う必要はないから。
自費で旅行している青年層と較べると、JOCVの待遇はよすぎる。
自由に海外旅行ができる今日であり、設立当時とは意義が異なっている。

10.ODAのうち、効果が疑わしいもの、予算があるからやっているという次元のものが即時に止める。
根拠;外交として、あるいは開発援助として、有効性を査定すること。
とりわけ、プロジェクト終了後に何が残るかについて、しっかり評価していくこと。

そして、社会が無料でサービスを提供するのではなくて、個々人が可能な範囲の負担をし、負担によってサービスを得ることができるという部分については、譲れないところ。
さもないと、公平ではあってもサボタージュや汚職などが横行する旧社会主義国の失敗を繰り返すことになる。
稼げる人には高負担、それなりに稼ぐ人には低負担、そしてミニマム保障はある社会ということでしょうか。
全く稼ぐことができない人をなくする社会ともいえる。

一部の公務員がポストを得て高収入を得るなどというシステムを残すのは問題外で、今は現政権が汗を流しているところ。
たぶん、国際警察(国連部隊を想定しています)以外の、個別に国が持つ軍備の放棄へと進むのでしょう・・・

まだまだ勉強途上の課題・・・
話が大きいし・・・
(続く)

オーバーユースの高尾山稜

2009-10-12 07:52:52 | エコ・地域・環境
連休の中日、思いついて陣場山から高尾山の山稜を歩いた。

JR中央線で藤野、下車。
駅前から登山口の「和田」行きのバスは40分も後なので歩く。

踏切を渡り、トンネルを抜け、小川沿いに歩く、朝日の中のすがすがしい朝。
終点近くでバスに追い越される。
満杯の登山姿の人々が見える。

神奈川県立陣場自然公園センターでは今朝は気温11℃だったんだって。
バスグループはもう出てしまっている。
水を口にしたり、ストックを延ばしたりして、さあ出発。
と言ってもしばらくは車道歩きが続く。

コンクリート作りの登山口をやり過ごして、和田集落過ぎの小沢沿いの登山口からお墓を過ぎ、九十九折の急登を約10分。
先日の台風のせいか土が乾ききっておらず、ところどころはスリップしやすい。
下草をきれいに刈ってあって、杉の葉が敷き詰められた林間の気持ちのいい山道が続く。

一の尾根と合流して、山中で始めて登山者と出会う。
階段が直下にあって、息も絶え絶え、何とか上りきって、頂上。
3軒ある茶店の一番高いところに入って一息。
360度の展望あり!
こんな天気はそうないんだよね、じつは約1年の山歩きで2回目かな。
うっすら雪が付いた富士山も相手してくれる、やった!
おでんを食べ、おにぎり、みかん、白湯に手を出した。

白馬像のある頂上は黒山の人(!)だかり。
東京だからしょうがないか、と自分をなだめる。

明王峠の茶店のテラスで大休憩。
過日、Sデパートの北海道展で購入した、本場・松尾ジンギスカンがきょうのメインデッシュ。
ガスコンロを組み立て、フライパンを出して暖めはじめたら、マトンのいい香りと再会。
タップリの肉汁を捨てるのはしのびがたく、おにぎりをほぐして雑炊にしてみた、これも美味。

トレイルランの個人やグループと次々に出会い(!)、狭いところもあって道を空けるのにも気を使う。

堂所山、影信山はまき道を歩いて頂上は踏まず、小仏峠で休憩。
展望のいい北側は人が一杯で座れず(!)、南側でようやく座ることができた。

ここは国道20号が整備された明治までは甲州街道で、駒木野病院の前を通って小仏関を越え、人々がここをあるいて往来していたと思うと感慨しきり。

高尾山頂も巻くつもりだったけど、気が変わって行ってみる。
なんと・・・新宿の歩行者天国どころではない(!)大混雑。
歩くのもたいへん、名物とろろそばには長蛇の列。
キリンの缶を口にして、早々に退散。

沢沿いの6号路を降りたけど、ここも大渋滞(!)だった・・・
始発の京王線が座れない(!)

こうして朝7時過ぎから午後4時まで、藤野駅から高尾山口駅までの陣場高尾大縦走が終了。

ひさびさの長い時間の行動で、
500ccのペットボトルの水と、同じ量のテルモスのお湯はほぼ消費。
おにぎりは2個ではなく、もう1個あってもよかったかな。
行動食のオレオは完食、黒砂糖漬け麩菓子の黒棒もほぼ終了。
ときどきトレッキング中に痛み出す両膝は、今回はサポーターのせいか、問題なかった。
ただ・・・特に左のアキレス腱周辺と両太ももに疲労感強い・・・
筋力、落ちてるなあ・・・

そして、この高尾山陵の人、人、人・・・
ぼくもその一人だったけど、尾瀬のように、オーバーユース状態は明らか。
NZのように、入山規制すべきか、あるいは・・・

人間が増えすぎている日本を考えてしまう日でもありました・・・

小菅村のエコセラピー

2009-09-07 07:41:49 | エコ・地域・環境
山梨県小菅村で9月5日6日開かれた、日本エコミュージアム研究会 第15回全国大会に顔を出してきた。

東京学芸大の木俣美喜男さんらによる環境教育公開講座つながり。

徐々にぼくは、「エコセラピー」なる動きに関心がでてきている。
自分の中の自然のなかでの活動への没頭と従事してきている心理臨床の、統合ないし止揚形態かも。
ユングの中高年期課題的だ・・・

小菅には5年目になる「小菅村エコセラピー研究会」があることを夏前に知った。
その中心メンバーのKさんとは挨拶だけは済ませていた。
ほかのSさんNさんを入れた3人で「森の癒し(森でほうれる)」という活動を、大会日程の一部として開いてくれた。
それに参加したかったので出かけた。

ちなみに、「ほうれる」とは地元で「本業としてではなく楽しみに、ワサビ田造りや狩猟などを戸外で行うこと」なのだと言う。
きっと「呆ける」に近いものがあるのだろう。

意外に近かった。
約60Km、鶴峠を経由して山道を走ったけど、地道でもクルマで2時間はかからなかった。

松姫峠1250mから「牛の寝」分水嶺を鶴寝山1368mまでの樹林をゆっくり歩き、リラクゼーションと呼吸法、ブナの大木を眺めたり、静かに死のポーズ、そして野点や簡単な野外食事などをするのが中心メニューのようだ。
ぼくにはヨガやニューカウンセリングなどとの類似性が連想されたし、食物を摂るという心理療法の禁異を簡単に越えているのも興味深かった。
問うと「やっているうちにこうなった」ということだった。

類似したものには「森林セラピー」や「セラピー基地」などという動きもあるようだけど、一線を画しているらしい。

付き合ってみたいと思った・・・
焚き火や静かな会話が気持ちよく一晩できた、研究会が委託運営する、癒しのキャンプ場・森林公園「ほうれん坊」を拠点にして。

**********
エコミュージアム大会のほうは、約50名の全国からの参加者を、地元からも約50名の方々が迎えてくれて、地域ぐるみの肩の凝らない盛り上がりを見せていた。

小菅村は人口850名、昭和30年頃が最大で2200名、65才以上の人口比率38.5%という、多摩川源流の村だ。

「伝承されてきた伝統的な知識体系を学習し、環境保全・創造する活動を通じて、持続可能な地域社会を形成する」
「自然に遊び、日本の伝統的生活文化に学び、豊かな人生を感じるために」
などという呼びかけは、この時代にますます重要性を持っている。

同宿になった、この動きに15年来かかわっているというIさんは、このプロセスが大事なんだと言う。
確かに・・・納得!

経済システムの動向を嘆いても、地域再生策の結果を求めても、また再生への手法や技術に頼るのも、短期的にはムリがある。
大きな渦の中でも夢を捨てないロマンチスト!?が集まっているのかもしれない。
魅力的な人たちの集まりだ。

来年は山形県朝日町が会場なんだそうだ。
蜜蝋キャンドル製作のAさんたち、ナチュラリストの諸君、がんばれ!