心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

床に臥せっておりました、その間にマデシが・・・

2008-02-29 13:27:12 | ネパールでの生活
鬼の霍乱といいますか、
頭痛から始まって、嚥下困難(ここでカゼと判明)、声がでなくなり、
きのうは朝から発熱と一日中トイレへ通う水様の下痢が続きダウンしておりました(途上国では雑菌性の下痢が主なので、水分をたっぷりとって、下痢止め剤は使わないほうがよいようです・・・現在はジアルジアが疑われています)。
この2年で始めてかな・・・

今朝になってようやく軽快気味です。
ネパールにもっといたいと体が言ってるんだよなどとか、ニコチン不足を体が嫌がってるなどといわれていますが、あさって予定通り香港経由で成田へ向かいます。

さてさて、今朝の新聞には、大ニュースが・・・マデシと7政党が8項目の合意書にサインしたというのです。
南部タライで2週間のバンダを続けて、石油製品などのインドからの移送をストップさせ、ガソリン・ガス・重油・灯油などが手に入らずネパール人の生活を機能不全に陥れていたマデシ the United Madhesi Democratic Front が要求貫徹した!というところでしょうか。

4月選挙の平和裏の実施に協力するという1項があり、これで4月選挙は、たぶん、実施される公算が大きくなりました。
新聞論評は、政府が約束を守るかどうかが課題と述べていますが・・・

さて、今晩は、この部屋に出入りしていたJOCVたち主催の送別会。
会場は高級ネパール料理店だけど、財布は大丈夫なんだろうか・・・

ちなみに完全禁煙続いています・・・

今頃かとお思いでしょうが・・・

2008-02-27 15:15:24 | いろいろ
完全禁煙に入ります!

都合のよい合理化をして、禁煙努力中も、
街角で1本づつバラ売りのタバコを買ったり、
トレッキングの息抜きにはいいだろうとか、
もらいタバコはいいだろうなどと、やってきました。
禁煙努力開始39日目で、ニコレットは2個/日くらいです。

もうメンドウだから、止めます。

「止めるときはすっきり吸わないのがいいよ」というOさんの助言、
「また吸ってるの」というNさんの感想などなど・・
身に沁みます・・・

国際開発ジャーナル4月号から「援助する側の精神保健」連載

2008-02-26 12:37:05 | 国際協力・保健/リハ/心理学分野
国際開発ジャーナル4月号から3回、「援助する側の精神保健」という連載をする予定です。

1回目の締め切り原稿を送り、担当のTさんとの推敲が進んでいます。

この13年の途上国生活で関わった事例をもとに、タイプを分類して考察を加えました。
・始めての途上国で陥りやすい不適応
・途上国慣れしている経験者に見られる不適応
・そうならないための本人やプロジェクト形成側からの工夫は?
などの構成です。

関心ある方はどうぞ・・・

ネパール人Lさんの遅刻と言い訳

2008-02-24 04:51:05 | ネパールでの生活
近々、今回のネパール滞在を終えるので、気になっていたLさんを初めて我が家に呼んで食事をすることにしました。

10年来の付き合いで、彼はタメルでトレッキング用品店を経営しながら、夜間学校を続けたり、ガイド講習を受けたり勉強熱心で、村からカトマンズへ出てくる後輩たちの面倒見もよく、英語が流暢、彼の店でぼくは油を売ってチャをご馳走になったり、イベントの日には家に招かれたりしていました。

3週前に彼の都合も聞いてから日時を決めて、日本風の昼食を正午から一緒に取ることにしました。
3日前には、店に寄って覚えてる?と声をかけておきました。

約束の時間に現れません!
ネパール通のぼくとしては、あっさりとTelして、It's the time to come to my room. You need to come. と伝えます。
ちょうどの時刻に来ることはまず、ないことが多いからです。

Ok,OKと答えた彼は、しかし、現れません。
彼のところからは5分程度の距離です。
1時間後、ぼくは再度Tel.
I'm coming. というのが答えでした。
・・・・・・・・・・・
現れません・・・・・

大皿に盛られた手料理は既に冷たくなってしまっています。
日本風野菜の煮物・エビてんぷら・鳥のから揚げ・野菜炒め・トマトのサラダ・・・

1時間半後に現れた彼は、出身の村の教員給与に支援をしてくれているニュージーランド人が来たので遅くなってしまった・・・という言い訳をするのでした。

大食漢の彼が、料理への手も伸びません。
ビールを一口二口。
たとえNZ人と会っていたのは事実としても、食事をたっぷりと摂ってきたことは自明でした・・・

登山隊のコックから出発し、外人相手の店を長く持ち、外人との付き合い方を知っているはずの彼なのに・・・とても、ガッカリさせられました。

今回の郵送住所移動

2008-02-23 12:42:13 | ネパールでの生活
今回の定期購読郵便物の住所移動は、久々に日本へです。

「精神医療」
「臨床心理学研究」
「文化とこころ」
「心理臨床学研究」
「マンスリーJICA」
「シナジー」
「旅行人」

前の赴任地より、連絡の齟齬があったり会費の不払いなどで、減っていますね・・・

ジョムソム街道の終焉 -2年ぶりのタトパニ温泉トレッキング

2008-02-21 14:31:31 | トレッキング・釣り・テニス
同い年の協同組合研修ボランティアのOさんとタイでの障害児者地域ケアスタディツアーからの知り合いの障害児教育ボランティアのOさん、
そして幼児教育ボランティアの奥さんと一緒に滞在されているKさんとストリートチルドレンNGOボランティアのMさんたちを誘って出かけたタトパニ温泉トレッキングは、クルマ用の道路が延びていて、予想通り、ティプリヤンから広い車道をたった2時間歩いて到着してしまいました。

村の家々や畑の立ち退きもあったのでしょう、ここ約20年間に見慣れた風景が変わってしまっています。
長い釣り橋を渡って対岸へ行ったベニの街にはクルマ用の橋が新たに作られ、またジープとバスを乗り換えるために歩いたガレショールの街にもクルマ用の迂回路が作られていました。

白濁して豪快に流れるカリガンダキの河原にあるタトパニ温泉のすぐ上を、馬やロバの隊商、またバイクが行き来し、チャーターした4駆やバスまでが走っていくには驚きました。
ジョムソムから下ってきたトレッカーに拠ると、クルマが通れないのはガケ崩れ防止をしている1ヶ所だけということなので、その工事が終われば、ベニージョムソム間がクルマで行けることになるようです。

しかしながら、清潔に管理されていて、適温でたっぷりとした湯量がある温泉そのものは快適でした。
3泊したので、ゆっくりカブレ村手前の雄大な滝や、ラトパニの温泉にも足を伸ばして、近隣の村からやってくる老人ともつたないネパール語での会話を楽しみました。
毎晩のように、ダウラギリロッジのステーキを食し、ビールやアップル・ブランデー三昧の、ちょっと違うけど酒池肉林?の日々でした。
寒いカトマンズとは気温が約5度高く、うれしい暖かさでした。
早朝に挑戦した釣りは、当たりもなかったけど・・・まあいいか。

合流予定のイギリス人と韓国人のパーティは、ゴラパニからの1700m丸一日の降りで膝を悪くし、暗くなる頃の到着でした。それでも温泉で元気が出たようで、よかった、よかった・・・

これからのジョムソム街道は、トレッキングコースとしての役割りは終えて、ポカラでチャーターした4駆を利用すれば、歩かなくても、タトパニ温泉や、ツクチェやムクチナートなどのチベットの風景を楽しめる、万人向きの観光コースに変わっていくだろうと思いました。

石油不足のおかげで通行する車は早朝のように極端に少なく、バクタプールやアルニコ・ハイウェイのようにバンダの影響もなく、ポカラからカトマンズを休憩を除けば4時間台で走りぬきました。

これがぼくの今回約2年間のネパール滞在、最後のトレッキングです。
あと10日でカトマンズを離れます。

次にネパールヒマラヤの山々を歩くのはいつ頃かなあ・・・?

石油危機下の様子

2008-02-14 13:24:58 | ネパールの政治治安状況
気候が暖かくなってきたことが救いとは言え、停電の長さと、石油製品(ガソリン・重油・灯油)とプロパンガスの枯渇問題はネパールの一大問題となっています。

一日8時間の停電、ガソリンスタンドへは何ブロックも続く徹夜の長い車列。
そして街を走っている車は少なく、公共交通機関であるマイクロやテンプーは屋根にも入り口にも人を積み、タクシーを捕まえるのも困難になり、また政府系の機関でも自家発電のための燃料が手に入りにくくなっていると聞いています。

我が家では、電気のある時間帯と、ホテルが自家発電する時間を見定めて、それが深夜早朝でも起き出してPCに向かう日々が続いています。

今朝の Himalayan Times 紙によると、
ネパール国立石油公社は、あと2日分の備蓄しかないことを明らかにしたというのです。
インドからのタンクローリーは、マデシの人々によるバンダやタンクローリーへの襲撃などで荒れているネパール南部国境地帯のタライを通過できず、停まったままというわけです。

こうした中、供給相であるシアム・スンダル・グプタ大臣は、石油危機はどこにあるの?などと、まったく自らの責任を回避しているのだそうです。
またネパールの人々は、値上げには先月末に街頭行動を起こして阻止したのに、供給ストップには静かです。

政府には統治するということが求められていないということなのか・・・
理解に苦しみます・・・

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関係ないけど、またまたグッピーが増えています、2匹!

外出するので次の更新は20日の予定です。

送別会 52人参加!

2008-02-13 23:54:15 | 国際協力・一般
2人の駐在者が来週帰国するので、きょうは送別会でした。

驚いたのは、52人もそこに集まっていたこと!

蕎麦のおいしさはいつもどおり・・・

「やる気を出してやってきたんですが、不完全燃焼で戻ります。この国の○○は当面解決しないと思います」という挨拶が、国際協力のもうひとつの面を物語っています。

ネパールでもここ2日間のトップニュースです

2008-02-10 20:01:37 | ネパールでの生活
インドで貧困層だまし腎臓摘出、首謀者医師をネパールで逮捕(読売新聞)

 【ニューデリー=永田和男】インド・ニューデリー近郊で「いい仕事がある」などと言って貧しい労働者らをだましては監禁、腎臓を摘出していた組織の首謀者とされる医師が潜伏先のネパールで逮捕され、9日、インド側に引き渡された。

 逮捕された医師はアミット・クマール容疑者(40)。インド紙などによると、同容疑者はこれまでの調べで、インド国内の富裕層や欧米人の患者に過去10年あまりで約300件の腎移植手術をしたと認めており、警察当局は、国際的な臓器不法供給ルートの解明を進めている。

 事件は1月下旬、「腎臓を切り取られた」という被害者の通報をもとに、警察が看護師ら6人を逮捕して発覚した。クマール容疑者は逃走したが、2月7日にネパール南部で逮捕された。同容疑者は逮捕時、米ドルやユーロの現金計20万ドル(約2140万円)相当を所持し、別宅のあるカナダへの「高飛び」を企てていたとみられている。

 クマール容疑者らは、腎臓摘出の見返りに被害者1人につき2000ドル前後を渡していたが、移植を求める外国人らにその10倍の値で手術を行っていた。



[読売新聞社:2008年02月10日 18時36分]

自分の生活と仕事創り

2008-02-08 04:59:54 | 日本で・・・
13年ぶりに日本に戻って働こうと考えています。
残りの人生も手ごたえを得て生きたいです。
次のように考えています。

1.仕事
・心理臨床、地域精神保健
・大学か研究所での教育、研究
・開業
・年に2~3ヶ月休業

2.生活
・仲間とともに地域づくり
・ボランティア、国際協力、NGO
・海に面した河口
・近くに温泉がある
・ひとつは広い部屋、寝室と客間がある住まい
・ハイブリッドカー
・エネルギー消費を少なくする
・中古品をなるべく使う
・モノを極力持たない
・エコロジー生活
・そう遠くないうちにヨット遊び
・バンド復活

村の青年は外国語に関心

2008-02-08 03:46:23 | 国際協力・現地NGO分野
ネパール極西部のジュムラの山村から初めてカトマンズへ出てきたP青年19才は、
英語と日本語と中国語を勉強したいと言い、
父もそれを応援しにやってきました。

ぼくと彼との言語的な交流は、
ぼくはネパール語が不十分、彼は英語も日本語も不十分。
ようやく、間に立つ人を得て話し合いが成立しました。

予定の4月選挙が終わったら、トリブバン大に入学して英語を専攻したい、アルバイトはしたくない、というのが彼の意図でした。
今は、漢字を覚えるにはどうしたらよいかが、彼の関心事です。

ぼくは、言語は道具に過ぎないから、村の開発に役立てるように、農業や医学や工業などの実学を勧めましたが、彼の耳には入っていかなかったようです。


帰国日決定

2008-02-07 14:38:36 | ネパールでの生活
約3週後の3月2日深夜にカトマンズを出て、香港を経由し、3日午後に成田着と決まりました。

荷物のパッキングを始めています。
持ち帰る本のうち40Kgほどは、年末年始に来た娘たち家族の荷物重量に余裕があったので既に持ち帰ってもらいました。
こちらの色つき水道と土埃りで薄汚れて見える衣類の多くは、汚れ嫌いの日本では使えないので置いていくつもりでも、あれこれけっこうな量になります。
エベレストやアンナプルナなど、ヒマラヤのポスターも思い出深いです。

約2年間のネパール滞在でした。
これで当面のネパールとの縁が消えるかと思っていたら・・・予想外に、またまたやってくる可能性も・・・

さてダウンジャケットでモコモコだった生活から、ここ数日はフリースジャケットでいい気候になってきました。
春です!
このまま戻らないでほしいけど・・・
灯油が手に入らず、停電が1日8時間になった今年の冬のカトマンズ生活は、忍耐が必要です。

ぼくの仕事はまだ、メドが立ちません。
慰め含みでしょうが、「オーバー・クオリフィケーション」という指摘がありました。
確かにそういう面もあるかもしれない・・・

今はメイルを通して知人たちの力を借りながら、そして帰国したら自分でも直接行ったりして、気長に探す考えです。
キーワードは、「心理臨床・地域精神保健・国際協力・ボランティア・地域おこしなどの実践と教育・研究」かな・・・

スクワット・腕立て・ホットレモン・煎り大豆・ニコレット禁煙支援隊の応援メイル

2008-02-05 03:21:04 | いろいろ
喫煙行動パターンを変える工夫の具体策;

喫煙行動パターンの変化の対策には、A「スクワット・腕立て」、そしてB「ホットレモン」に追加して、
スーパーで買ってきたC「大豆を自分でフライパンで煎って」ボリボリというのが加わりました。

カトマンズの街角には、とうもろこしや数種の豆を煎って売っている豆屋さんのリヤカーがありますが、そこの豆は塩味が強いので、この方法を思いつきました。
大豆はイソフラボンを含んでいて高血圧にいいと聞くし。
まあ、毎日が節分という感じかな・・・

それと、D「ニコレット禁煙支援隊」のメイルにはずいぶん、支えられている感があります。アンケートも3回ありました。それに基づいた励ましなんでしょう。
10日目までは毎日で、次は14日目。
この次は20日目ということです。
このインターバルも、なかなか工夫されていると感じています。

A。スクワット・腕立て
B。ホットレモン
C。煎り大豆
D。「ニコレット禁煙支援隊」のメイル

ピンチのやけタバコー禁煙努力生活2週終了

2008-02-04 03:28:22 | いろいろ
ちょっとは予想していたけど、予想を覆すことがあって、きょうはヤケ酒と・・・いうことに。

そしてヤケ・タバコ・・・ということになってしまって、マルボロライト10本パックを買おうとしたら(20本入りパックしか)なかったので、(神の支援か?)1本売りを4本購入。

しかし・・・うまくない!
何とか、今度は続けられそうです・・・