小さいおうち

山田洋次監督の小さいおうち。



第143回直木賞を受賞した中島京子の小説を実写化したラブストーリー。




あらすじは…。（シネマトゥデイから引用）

健史（妻夫木聡）の親類であった、タキ（倍賞千恵子）が残した大学ノート。
それは晩年の彼女がつづっていた自叙伝であった。
昭和11年、田舎から出てきた若き日のタキ（黒木華）は、
東京の外れに赤い三角屋根の小さくてモダンな屋敷を構える平井家のお手伝いさんとして働く。
そこには、主人である雅樹（片岡孝太郎）と美しい年下の妻・時子（松たか子）、
二人の間に生まれた男の子が暮らしていた。穏やかな彼らの生活を見つめていたタキだが、
板倉（吉岡秀隆）という青年に時子の心が揺れていることに気付く。



奥様演じる松たか子さん、こんなに妖艶だったかしら。
育ちの良さ、可愛らしさが滲み出ていて
美しい所作に目を見張ります。
妻であり、母であり、でも女の一面も垣間見れて。
女性が魅かれる女の姿、だと思いました。



一方、黒木華さん扮する女中のタキ。
ただただひたむきで健気で、平井家に尽くす姿が
今の時代には新鮮でハッとさせられました。
戦前、戦中の上流階級の様子も興味深く
最後は目頭が熱くなり。



そして今日のニュース。
黒木華さんがベルリン映画祭で銀熊賞受賞だそうです。
なんてタイムリーな！！



胸がキュンキュンしちゃう映画でした。